こんにちは、みちょるびんです♪
つい、先日にあった出来事です。
みちょるびんは、自分の執務室で、同僚と仕事の話をしていました。
そんな時、部屋のどこからか、女の人のささやくような声が聞こえてきました・・・。
違和感を覚え、みちょるびんは、同僚との会話を中止、耳を澄ませました。
部屋にはその同僚と二人きり。
別の誰かの声が聞こえてくるはずはないのです。
オカルト好きのみちょるびんは日頃からよく、その手のyoutube動画を視聴しています。
怪談の時などでは、全く心当たりのない音声――例えば、女の声とか――が偶然入り込んでいるというようなことがあり、その場がちょっとしたパニックになる場面に遭遇することもあります。
不思議好きでもあるみちょるびんは、だからつい、そっち方面の連想をしてしまいがち。
一瞬、緊張が走りました。
静まりかえる執務室。
注意を払うと、音が鳴り止むだなんて、まさに怪奇現象・・・。
急に静止したみちょるびんに対し、一緒にいた同僚は当然、怪訝そうな顔をしました。
相手には聞こえていないらしい。
気のせいか・・・。
そう思い直し、改めて会話を始めたところ、今度は、音楽が鳴り出しました。
それは、携帯電話の着信音のようでした。
しかもその音は、みちょるびんのバッグの中から聞こえてくる・・・。
だが、まったく聞き覚えのない曲。
スマホを購入したばかりの時に、着信音の初期設定を別のものに変更するなどして遊んだことはありましたが、100%、こんなメロディーは選んでいないし、聞いたこともない。
自分が設定したものとは異なる着信音が携帯電話から勝手に流れている―――。
もう、これは、ホラーのなにものでもない!
戸惑っていると、隣の部屋から「みちょるびんさん、電話に出てあげてっ!」という声がしました。
ハッと我に返って、バッグを開けると、そこには見たことがない携帯電話がありました・・・。
ナニ、これ!?
いつの間に??
「早く、早く!」
早く、早くっつったって、受信ボタンを押すも反応なし。
隣室にいた若者が駆け寄ってきて、素早くボタンをスライドさせ、ようやく、応答することができました。
電話の声は、30分ほど前にみちょるびんが訪問していた別の部署の同僚ケイトさんでした。
どうやらその見知らぬ携帯電話は、ケイトさんのものだったらしい☆
直後に、周囲に笑いが起きました―――。
ええええっ?
こんなことって、あるぅ!?
何で、ヒトの携帯電話がみちょるびんのバッグの中にあるの!?
だがケイトさんが、みちょるびんのバッグに自分のものを潜ませるはずがない。
みちょるびん自身がヒトのを放り込んできたに違いない。
確かにケイトさんの携帯電話はみちょるびんのものと同系色ではあるのだけれど、識別できないくらい酷似している、とは言い難い。
しかもサイズも、一回りも大きいときている。
どう考えても「似ているから、間違っても仕方がない」なんて、同情票を買えるような代物ではない。
モノの色やデザインに人一倍こだわりがあって、特に色彩には敏感である——と密かに自負しているみちょるびんとしては、これは恥ずかしい不名誉な過ち。
それじゃぁナゼにみちょるびんは、そんなケイトさんの携帯電話を持ってきてしまったのか!?―――
ケイトさんを訪問した時、みちょるびんは仕事が立て込んでおり、早く、自席に戻って仕事しなきゃ!という焦りがありました。
バッグのそばに置いていた上着を羽織って、その場を去ろうという時、テーブルの上に置いていた自分のバッグを手にとると同時に、そのすぐ隣にあった携帯電話を無意識のうちに掴んでしまったのだろう・・・。
だってさぁ、まさか、みちょるびんの荷物のすぐ隣に、その部署のヒトの携帯電話が放置されてあるだなんて、思わないじゃない!?(- - ☆)
電話の向こうのケイトさんは、携帯電話が見つかったことに安堵し、これで紛失は3度目だと笑っていました。
一番ひどかったのは、習い事で隣の席になった人と、電話をスイッチしてしまった時なのだそうで、その後1週間、その事実に気がつかなかったんだって!
この携帯電話は、家出をするのが好きらしい☆
いずれにせよ、怪奇現象の謎が解けてよかった・・・。
その後すぐに、ケイトさんが迎えに来てくれ、家出電話は無事に持ち主の元に帰っていきました。
めでたし、めでたし♪
以上、みちょるびんでした!