和尚通い 第一次仕事イヤイヤ期

第一次仕事イヤイヤ期(その93:「霊夢?」編)

投稿日:2020年12月26日 更新日:

こんにちは、みちょるびんです。

(前回までのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。

1.ある日の夢日記

 朝、目覚めると、熱は下がっていたが、相変わらず喉が痛かった。
 悩んだが、まだ少しくらくらするので、今日一日休むことにした。

 明け方、夢を見た。

 親しかった、亡くなった友達が出てきた。
 そして、顔は全くわからないのだが、別に、もう一人現れた。

 友達は、その不明の人物の肩に腕を回しながら、私を覗き込むように「みちょるちゃん」と一言だけ言った。
 友達が、何か言いたげだったので、私はその次の言葉を待った。
 だがそこで、目が覚めたのだ。
 変な夢。

 久々に友達が夢に出てきた。
 友達が亡くなってから、2年が経っていた。
 友達からのメッセージなのか?

 夢の中の光景から推察するに、友達が肩に腕を回していたのは、私が片思いしている‘彼’だと思う。
 もう一人の人物は、顔が真っ白で、誰だか分らなかったのだけど。

 肩に腕を回していたということは、友好的に‘彼’のことを思ってくれているのか?
 「みちょるちゃん」とこちらを覗き込む友達の表情からは、悪い感情は感じられなかったが、その他の感情は読み取れなかった。

 「みちょるちゃん・・・」、なんだろう?
 友達もこの恋を応援してくれているのか?

 それだったら心強いし、嬉しいのだが。
 でも、あんまり、自分の都合のいいように考えない方がいいかな。

2.和尚さんの見解(日記)

 今日は、肩の治療で和尚さんを訪問した。

 和尚さんにお加持をしていただいている間、今日は、和尚さんに、先日の亡くなった友達の夢のことを訊ねてみた。
 亡くなった人が夢に出てきたら、それは何かのメッセージがあるのかというようなことを。

 和尚さんは、夢には、2パターンあると教えてくださった。

 1つは、こちらが作り出しているもの。
 そして、もう一つは「霊夢」。

 霊夢では、亡くなった本人は、はっきりと姿を現さなかったりするのだとか。
 夢の内容を伝えたところ、霊夢だろうとのことだった。
 霊夢の場合、言葉が続かないらしいのだ。
 だから、「みちょるちゃん」と一言だけしか言わなかったということが、霊夢であろうという判断となったらしい。

 「その‘彼’と仲良くしなさいという意味ではないか」と和尚さんもおっしゃった。
 夢の内容からすると、そう感じるよねぇ・・・。

 やっぱり、友達が出て来てくれたんだ。
 きっと、それは間違いない。

 でも、もう一人の人物の姿は、ぼんやりとして、はっきりしなかったのだ。
 それが‘彼’だったという確証はなく、ただ、夢の中の状況から察して、きっとそうに違いないと思っているだけ。

 私が不器用だから、友達は、心配してくれているんだね。
 ありがとう、友よ。

3.霊能者さんの見解(日記)

 今日は朝からドキドキしていた。
 霊能者さんに会いに行ったのだ。

 霊能者さんに、相談し、いろいろと見てもらう中で、先日、夢に出て来てくれた、亡くなった友達のことを訊ねてみた。

 霊能者さんによると、私が友達のことを訊ねる前に、友達は、ふわっと姿を現したということだった。
 霊能者さんが説明する、生前の友達の状況や特徴等が当たっていたので、驚いた。
 霊能者さんが今、話しているのは、‘あの’友達のことに違いないと確信した。

 先日の夢のことが気になっていたので、その真意を友達に訊いてもらった。
 霊能者さん曰く、「自分は、生きている人のことは評価できないと話している」とのことだった。

 なんだ、‘彼’とのことを、応援してくれていると思ったのにな・・・。
 違ったのか、残念。

4.みちょるびんの見解

 みちょるびんは、和尚さんがおっしゃったように、あの夢は、「霊夢」だったのだろうと信じます。
 そして、あのメッセージは、「‘彼’と仲良くしな」ということだったのだろうということも。

 単純に、「友人としての良好な関係の保持」を勧めるもので、あの時は、思い悩んでいたみちょるびんが勝手に、期待して、深読みしてしまったんだと思います。
 霊能者さんを通して聞いた友達からのメッセージに、みちょるびんは、期待が外れてしまい、残念に思ってしまいました。
 でも、それもこれも、全ては、みちょるびんの身勝手な思い込みから派生したものでした。

 亡くなった友達が、みちょるびんにとって、大切な友達だったことは事実だし、みちょるびんのことを心配して、友達が夢に現れたことも、間違いなかったろうと思います。

 つまり、和尚さんと霊能者さんがおっしゃったことは、両方とも正しいのだと、信じます!

                       以上、みちょるびんでした!

-和尚通い, 第一次仕事イヤイヤ期

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

第一次仕事イヤイヤ期(その106:「パール養殖」編)

こんにちは、みちょるびんです。 (前回までのあらすじ)入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制してい …

アシカ

ツルリ。

 こんにちは、みちょるびんです。  昨日は、久しぶりに昔の日記を登場させました(「第一次仕事イヤイヤ期(その159:『霊感美容院』編)」)。  一時期、熱心に昔書いた日記をブログに載せていたことがあっ …

第一次仕事イヤイヤ期(その8:「ある変化」編)

こんにちは、みちょるびんです。 (前回までのあらすじ) 入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制して …

第一次仕事イヤイヤ期(その97:「オーディションへGO!」後編)

こんにちは、みちょるびんです。 (前回までのあらすじ)みちょるびんが通っているダンス教室で、CMのオーディションのお知らせがあった。応募するにあたり、履歴書の提出が求められ、躊躇はあったものの、意を決 …

トリと会話するモニュメント

第一次仕事イヤイヤ期(その153:「即席即興バトル!」その10編)

こんにちは、みちょるびんです。 (前回までのあらすじ)入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制してい …