こんにちは、みちょるびんです。
(前回までのあらすじ)
デッサン会の仲間と一緒に、1泊2日で、山中湖にスケッチ旅行に出かけました。この日は、よい天気で、富士山がとてもきれいでした。山中湖の波際を陣取り、富士山の絵に挑戦しました。12月で、すごく寒かったですが、時間とともに刻々と変化する富士山を楽しみながら、がんばって水彩画を仕上げました。
【12月中旬開催スケッチ旅行初日(日記)-つづき-】
夕食までに時間がたっぷりあったので、宿屋では、先に、先生に、絵の批評をしてもらった。
いつも描いている人物画とはまた、印象が違うものである。
いつもなら、どれが誰の作品かすぐにわかるのに、今回は、にわかにわからなかった。
私の富士山は、雄大で、私らしいと仲間の一人が言ってくださったのが、うれしい。
木々もがんばって描いたつもりだが、どうなんだろう。
やっぱり、大雑把すぎたかなぁ。
まぁ、あの短時間で仕上げたのだから、上等か。
夕飯の後は、男性陣の部屋で飲み直した。
先生は無口で、ずっとおとなしかった。
お疲れになったのだろうか?
私も睡眠不足のせいか、猛烈に眠気に襲われ、困った。
あんな寒い中にじーっと何時間も座っていたわけだから、体力を消耗し、皆、疲れたに違いない。
今夜はなんだか、時間が進むのが、とてもゆるやかだった。
私たちは、22時前には、会合をお開きにし、それぞれの部屋に戻った。
睡眠不足を解消すべく、22時半には布団に入ったが、久々に湯舟に浸り、興奮したのか、なかなか寝付けなかった。
肩が布団から出るのも気になり、結局、熟睡できなかった。
【スケッチ旅行2日目(日記)】
朝、また遅くなった。
やっぱり化粧に時間がかかるのだ。
完全に荷物をまとめないうちに、朝食に向かうことになった。
皆、朝から食欲旺盛だった。
私も少しのつもりが、おかわりもしてしまった。
今日は、誰も、絵を描くつもりはないようだった。
多少悩んでみたが、昨日のあの寒さを思い出すと、私も尻込みした。
それに今日は、大寒波のせいで、今年一番の冷え込みだと言うし、やっぱり、描いていられないと思い、素直に帰ることにした。
一部の人たちが、河口湖に寄ってから帰るというので、ジョインすることにした。
ところが、私が部屋で荷物とまとめている間に、彼らは、直に出発するバスに乗ると言って、先に宿屋を出発してしまった。
私は、皆から預かった宿代の精算もあったし、まだ荷物をまとめている人たちが残っていたので、彼らの後を追いかけるのはやめた。
「どうぞ、行ってください」と声をかけたものの、正直、あきれた。
その30分後にも、次のバスはあるわけで、それすら待てないというのか!?、まだ支度している仲間がいるというのに。
不愉快である。
残りの仲間と一緒に宿屋を出て、私はちょっと、‘ぷりぷり’しながら、坂道を下った。
外は、一段と寒くなっていた。
これではやはり、描いてはいられなかっただろう。
坂を下りて、富士山を見上げると、富士山は、昨日の表情と変わっていた。
雪の白が多くなっていた。
それに、地肌は、茶色になっていた。
昨日の時は、青かったのに。
不思議なものである。
こんなに富士山は大きかっただろうか・・・?
富士山を見ていると、腹立たしい気分も、どこかに飛んで行った。
先生たちに挨拶をして別れ、私は、もう一人の年配の女性と二人で、バスターミナルに向かった。
バスは、思いの外、混んでいたが、なんとか座ることができた。
途中、あまりにも眠くて、白目になりそうになったが、車中での彼女とのおしゃべりは楽しかった。
彼女が、私と同じように、アンティークジュエリー好きというのがわかったのも収穫。
「機会があれば、アンティークの催し物に一緒に出かけましょう」と約束して、彼女と別れた。
以上、みちょるびんでした!