こんにちは、みちょるびんです。
たまにはいいでしょ?
能面よりかはね!
(前回までのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。
【ある日の整合性(日記)】
作業をしてくれていたアルバイトさんが、「同じ人物のはずなのに、写っている2つの写真が、まるで別人のようだ」と言うので、私は横から、どんなものか覗いてみた。
確かに、2つの写真の人物は、与える印象が異なり、同一人物のようには見えなかった。
1つは現像した写真で、もう一つは、写真の‘写し’だった。
それで私は、アルバイトさんに、写真も、その‘写し’と同じように、一旦、複写してみることを提案してみた。
今時のコピー機は、性能がいいので、私が期待したような‘粗い’感じは出なかったが、出来たコピーを、手元にあったもう1つの‘写し’の方に似せて、頭の形をカットしてみた。
その結果、随分、‘写し’に近づき、オリジナルの写真の人物と、‘写し’の人物が、同一人物であることが証明できた。
なんだか、それが、とてもおかしくて、久しぶりに大笑いした。
【ある日のご参照(日記)】
職場で、執務参考用として、「手紙の例文集」が紹介されていた。
私は、作文するにあたり、表現に自信がなかったので、少し、参考にしてみることにした。
いろんなシチュエーションがあり、「愛情」とか、「求愛」とかいう種類の例もあり、明子と隆のやりとりが面白かった。
携帯電話などがない時代の設定で、まだまだ、男女交際が不自由だったのだろう。
二人とも、抑圧されているものだから、結構、過激だった。
その手紙が、好きでもない男からのものだとしたら、普通に、気色の悪い内容であった。
だが、明子は、隆の熱い想いに、同じ気持ちだと応えていた。
家族紹介の手紙も、個人情報満載なところがウケた。
因みに、「拒絶レター」なるものもあり、それは、容赦のないものだった。
かなりの辛口。
ロマンチックな送り主は、完全に撃沈だ。
ま、そういう楽しみ方もあるね、この殺伐としたオフィスも。
【それから10日後くらいの収穫(日記)】
今日、何かの話しで、同僚に、メッセージを書くのがうまいと褒められた。
先日の‘作文’である。
ハートに訴える内容にして作ってみたが、書類が戻ってきたら、ビジネスライクなものに修正されていて、がっかりしたのだった。
だが、同僚にほめられただけでも、良しとしよう。
「手紙の例文集」も、少しは役に立ったかな?
なんか、とてもうれしい。
以上、みちょるびんでした!