ダンス! 第一次仕事イヤイヤ期

第一次仕事イヤイヤ期(その66:「本当にしたいこと?」編)

投稿日:2020年11月5日 更新日:

こんにちは、みちょるびんです。

(前回までのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。

【ある日のダンス日記】

 久し振りにダンス教室に行った。
 新しい曲に変わっていた。

 初めて聴いたその曲の第一印象は、‘ゾンビ’だった。
 それで、即興ダンスでは、‘ゾンビ’をやったのだが、変化を求められ、‘お姫様’もすることになった。

 「ゾンビ」と「姫」。
 楽しめた。

 やっぱり、即興で踊っている時が楽しい。

 子供の頃、「ルパン三世」のアニメが好きで、自分がルパンになったつもりで、冒険をするなどして遊んでいた。
 私は、昔から、何かに扮して、その気持ちになって行動するのが好きらしい。
 それが今は、ダンスという一つの表現になっているのかも知れない。

 先生に、「表情がすごかった」と言われた。
 先生は「うまく言えないけれど」と前置きし、「雰囲気、それ以上の何かを出している」と言われた。

 なりきっているからね。
 何かを出しているのだと思う。
 自分でも。

 それから、「人と絡む時、‘その人’を引き出すのがうまく、さすがですね」と言われた。

 その人らしさが引き出せているのかどうかは、踊っている当事者の私にはわからないが、人と絡んで踊ることは、それはそれで、楽しい。
 ヒトと感情のキャッチボールをするのが、楽しいのかな。

 レッスンの後、いつものカフェで、先生や皆と一緒に、軽く食事をした。
 その際に、先生に、仕事のことを訊かれた。

 そして、先生が「先日の(先生主宰の)ライブをふり返って思ったのは、いろんな背景を持つ参加者が多く、幅があって面白い」とおっしゃった。
 「全然違う仕事をしているのに、ダンスしているから、面白いのではないか」と。

 私は少し、反論したくなった。

 「私はダンスが好きで、子供の頃、本当はバレエを習いたかったのだ」と。
 「もし、ダンスを習っていたなら、人生が大きく変わっていたに違いない。仕事で、ダンスに携わっていたはず」と。

 ちょっと、これは、言い過ぎだったか。
 そして、ちょっと、うぬぼれた発言であったかも知れない。

 最後に「‘ダンス’というものは、何でも、あらゆることが‘ダンス’になり得ると思う。だから、自由であっていいし、その曲、雰囲気に身を任せるのが好きなのだ」と話した。

 先生に、「そんなにはっきり、ダンスのことを語れる人はいないです」と言われた。

 ダンスのプロである先生に向かって、ちょっと、生意気だったか。

 私は、「先生に出会えてよかった」と伝えた。
 「幸せだ」と。
 これは、本心である。

 私は、先生のダンス教室に通うようになり、随分、‘封印していた自分’を解き放つことができるようになったのだ。
 押し殺していたものを、少しずつリハビリして、今は、だいぶん、オリジナリティを出すことができるようになった。
 感謝である。

 職場の知人が、偶然に私を、ダンス教室の近くで見かけたらしく、「オーラがあって、光って見えた」と話していたらしい。
 本当なのだろうか・・・。

 時々、「太陽みたいに明るい」と言われることがある。
 何か発しているのだろうか・・・?

 だとしたら、やっぱり、ダンスのおかげなのだと思うのである。
 私はダンスも好きだし、絵を描くことも好きだ。
 こうやって、好きなことがあるって、もしかすると、とても幸せなことなのではないだろうか。

 お金持ちになれる要素の一つに、「好きなことをやる」ということがあるらしい。

 好きなことであれば、‘苦’に感じずに、一生懸命に打ち込むことができるからなのだそうだ。
 最も、その目的は、「自己利益の追求」ではなく、「純粋に、人様のため」ということがポイントになってくるらしいが。

 私がこれまで、演劇やダンスの発表をする際に、他の人たちの理解や支援が得られたのは、私が一生懸命だったせいではないか。
 ベストを尽くし、いいものを作りたいと純粋に思った。
 それが、皆を動かしたのかもしれない。

 だとしたら、既に、素質はあるのではないか。
 あとは、好きなものに、集中するだけだ。

 見つけなきゃ。
 自分が本当にしたいことを。

                       以上、みちょるびんでした!

-ダンス!, 第一次仕事イヤイヤ期

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