こんにちは、みちょるびんです。
(前回までのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。
1.天職?
ダンス教室に通っていた頃、よくダンスの話しをしていたので、仲が良かった同僚に、「みちょるびんの天職はダンスだね」と言われたことがありました。
しかし、彼女は、みちょるびんの話しを聞くだけで、みちょるびんが実際に踊っている姿を一度も見たことがありませんでした。
だから、何を根拠に、そんな風に言うのか不思議に思い、訊いてみたことがありました。
そうしたら、「みちょるびんの話しはいつも面白く、実際に、この間の飲み会のときは盛り上がって楽しかったし、みちょるびんには人を楽しませる才能がある」と言われました。
そういえば、ダンス仲間からも、「みちょるびんは‘ビタミン剤’だ」と言われたことがありました。
また、友達にも「みちょるびんに、励まされた、元気をもらった」と言ってもらうことも多いです。
みちょるびんは、前世(!)でヒーラーだったらしいし、ある種のヒーリング効果があるのでしょうか!?!?
「ダンスは天職」。
みちょるびんは、ダンスを職業にはしてはいませんが、今も、勝手に踊ることは大好きです。
今でもたまに、普通に人と会話している時に、カクカクと変な動きが出てしまいます。
自分の得意なことで、人を楽しませたり、喜ばせたりすることができれば、最高ですよね!
昔の日記を読み返していて、みちょるびんはやっぱり、人を楽しませたり、喜ばせることが大好きなんだなぁと思います。
そして、それが、みちょるびんの喜びでもあります!!
さて、親日家の東南アジアの方々の集会に、参加する機会がありました。
もう、だいぶ前なので、どれくらいの規模であったか、記憶があやふやですが、おそらく、300名以上、もしかすると、もっと出席者はいたのかも知れません。
東南アジア諸国間の親睦を深めるためのもので、いろいろな楽しい催し物が用意された、面白いパーティーでした。
2.楽しかったASEANパーティー(日記)
シンガポール人の男性司会者も、声が良く、ウィットに富んでいて面白かった。
クイズやじゃんけん等、出席者も参加でき、とても楽しいプログラムになっていた。
きわめつけは、ダンス。
代表者6名にステージに上がってもらうというもので、私は、同じテーブルにいた人の勧めもあったし、ここは出番だと思い、真っ先に、舞台に上がった。
何をするのかと思ったら、司会者の教える振りを覚え、踊るというものだった。
一瞬、まずったかなと思ったが、いつもダンス教室でやっている振りよりは、断然簡単であり、ほっとした。
そのダンス発表の前に、順番に、司会者にステージ中央に呼ばれて、一人一人が自由演技をさせられた。
我々出場者6名の、ダンスレベルをチェックする、というのが狙いだったようだ。
私は、一番最後だった。
私の一つ手前の、ラオスの若い彼がふざけて、ブレイクダンスのような、かなり激しい踊りを披露し、観客を喜ばせた。
そうなると、次の番の私も、何かやらざるを得ないと思った。
この点、私は、負けず嫌いなのだ。
正統派でいっても(実力的に無理ではあるが)面白くないので、いきなり、‘盆踊り’の振りをしてみせた。
一瞬、観客はあっけにとられたというようにも思えたが、笑いが起こった。
ちょうど、このパーティーの催し物の一つとして、「盆踊り」が披露されており、また、出席者は皆、親日家なので、私が何をやっているのか、わかったはずである。
つかみは、上々。
そんなことをやったので、司会者の振付ダンスの発表本番は、私は、2番目に指名された。
1番目の人は、どう見ても、ダンス音痴という人だったので、私は、その次に、ランクされていたわけである。
だが、‘そうは問屋が卸さない’のだ。
ここで、本領を発揮。
でも、やっぱり、ウケは狙うことにした。
肩をシェイクする振りは、顔の表情をつけて、激しくやったのだ。
観客が笑っている。
気持ちがいい。
久々の感覚。
司会者は恐れ入ったと、大袈裟に、その場で土下座した。
私は、その横で、自慢げに、踊って見せ、やっぱり、観客は喜んでいた。
そういう感じで、ダンスタイムを盛り上げた。
皆に、口々に「上手」「ダンシング・クィーン」「エンターテイナー」などと褒められた。
ちょっとした人気者である。
ちやほやされるのは、小っ恥ずかしく、落ち着かないのだが、でも、皆が喜んでくれたことを知るのは、とても嬉しい。
初対面の多くの人たちが、皆、一様に笑顔で、話しかけて来てくれるのだ。
仕事だとか、肩書だとか一切関係なく、‘みちょるびんと’いう個人を受け入れてくれているのだ。
それまで、‘ぺいぺい’判定し、みちょるびんに対し、愛想がなかった人たちまで、笑顔で話しかけてくれた。
パーティーは、無事に終了した。
皆さん、お疲れ様でした。
いろいろと、ありがとう。
また会う日まで!
以上、みちょるびんでした!