こんにちは、みちょるびんです。
(前回までのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。
1.いい流れ
即興で踊るにあたり、まず、テーマを決めることを求められました。生徒さんの中には、事前に決めて来るという人もいましたが、みちょるびんは、いつも、その場で思い浮かんだものをテーマに選んでいました。いくら予めテーマを用意してきても、いざ踊る段階で、その気分にならないこともあるし、また、直前まで何にも縛られたくないという思いがありました。その場で急に決めて踊ることは、自分でもどういう感情や表現が飛び出すかわからないので、チャレンジングで、スリリングで、楽しいものでした。
日記によると、みちょるびんが設けたテーマは、例えば、「桜」「浅草サンバカーニバル」「いそぎんちゃく」「ラジオ」「何日か前に体験した“世の中狭いもんだね”」など様々で、季節感があるものからもみてとれるように、本当に、その場の思い付きといった感じ。‘世の中狭いもんだね’に至っては、意味不明で、でもそれだけ、自由でした。
日記に、「ヤング・みちょるびんの古い日記の出現以来、新境地という感じで、ダンスが自由になってきた感じがする」と、記していました。「演劇講座」受講を皮切りに、ダンス開始→お水取り→日記開始→希望先への異動と続き、なんだかいい流れに乗っている感じがありました。それに伴い、少しずつ、即興ダンスも、自然に、内側から出てきたものを表現できるようになっていたように思います。
2.もれなくジェスチャーがついてくる!
そのうち、ある変化に気が付きました。
職場で、同僚と会話するとき、月曜日はやたらとジェスチャー付きになり、しかも素振りが大きいということです。
ダンス教室の参加は、毎週日曜日の夜で、いつも帰りは終電間際になっていました。帰宅が遅いので、帰ったらすぐに寝て、翌月曜日は、起きたらすぐ出勤というルーティーンになっていました。
月曜日のジェスチャー出現率が高いのは、どうも、前日のダンス教室と関係があるようでした。即興ダンスで、思い切り自分を解放して、興奮冷めやらぬみちょるびんは、その翌日にまで、その熱量をキープ、発散していたのではないかと推察します。
仕事は大変でしたが、楽しかったですし、経験を積んで、少しずつ、自分に自信が持てるようになっていました。負い目を感じていた職場の‘かしこ集団’(=かしこそうな集団)の中で、ずっと委縮していたみちょるびんも、臆せず、自分の意見を述べることができるようにもなっていました。
そんな自信も手伝ってか、みちょるびん本来の明るい性格が、ジェスチャーとともに、職場でも出せるようになってきていたと思います。
ようやく、本来の自分を取り戻したいプロジェクト「目覚めよ、自分!」が、軌道に乗ってきた感じが出てきました!
以上、みちょるびんでした!