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秋の芸術祭り4

投稿日:2020年10月13日 更新日:

 こんにちは、みちょるびんです。

 みちょるびんの趣味の一つの「映画鑑賞」。

 たまに、レディース・デイなどを利用して映画を観ていましたが、1日に3本も立て続けに映画を観たのは、この日が初めてだったのではないでしょうか。

 前回に引き続き、「第17回東京国際映画祭」のときの感想日記です。
 映画の紹介文ではないため、自己中心的な内容で、失礼します!

【砂の器】(1974年、野村芳太郎監督)

 今日は、結果的に映画を3本も観てしまった。

 当初は2本だけ観て、その後ダンスに行くつもりでいた。
 しかし、2本観たところで、やっぱり、もう1本観たくなったのだ。

   (1本目の感想省略)

 お次は「砂の器」。

 今年の早春に、SMAPの中居正広さんが主演でテレビドラマでやっていたものだったので、大変関心があった。

 妹の結婚披露宴で、余興のダンスに使おうかと考えた、あの暗い、ドラマティックな曲
「宿命」が、映画と同じ曲かどうか、ストーリー展開等の違いなど、興味があったのだ。

 映画では、刑事役は、丹波哲郎さんと森田健作さん。
 二人とも、油の乗っている時期だったのか、丹波哲郎さんなどは、特に格好良かった。
 さすがにスターだけある。

 テレビドラマの方は、中居さんが主役だったせいもあり、中居さんの役であったピアニストの視点から物語が展開していたが、映画では、ピアニストは、ほとんど影が薄かった。
 映画は、連続ドラマと違って、2、3時間で仕上げなければならないから、的を絞らないと、あっちもこっちもと、話が分散されてしまう恐れがあるからだろうか?
 それに、ドラマには登場していた新聞記者等の役もなかったりするなど、異なる点があった。

 それにしても、クライマックスは泣けた。
 ‘声なし’なのだが、それでもストーリーは読めたし、背景に流れていた曲がとてもいい効果となっていた。
 父子の深い絆も感じられ、それが一番涙を誘った。

 開演後、間もなく、あろうことか、画面のピントがぼやけ、開演がそれで15分位遅れるというアクシデントがあった。
 観客は、不満そうにしていたが、映画終了時は、ほとんどの人がそんなことは気にしていなかったように思う。

 森田健作さんご本人が来場していたのも驚いた。
 私のすぐ斜め後ろの席に座っており、思わず、声をあげて驚いてしまった。

 同作品は2年もかけて撮影したとのこと。
 Tシャツの切れ布を拾うシーンは、3日も天気・雲の晴れるのを待って、撮ったものらしい。
 昔は、CGで雲を消すなどということはできなかったのだ。
 だが、だからこそ、リアリティという説得力があるのではないか。
 当時で、3、4億円、松竹の社運をかけて作られたのだとか。

 そういう制作秘話を聞けるのも、映画祭の良いところである。

 私は、昔の日本映画の、あまりのすばらしさに驚き、感動したので、もう1本観ることにした。
 アクシデントで「砂の器」の始まりが遅くなったのと、森田健作さんの話しがあった関係で、想定していたよりも終了時間が遅くなり、そのおかげで、次の映画の開始時間と、タイミングが合ったのだ。

【幸福の黄色いハンカチ】(1977年、山田洋次監督)

「幸福の黄色いハンカチ」。

 以前、テレビで観たことがあったはずなのだが、一部だけしか観ていなかったのか、それとも、別の映画だったのか・・・。
 武田鉄矢さんと桃井かおりさんが出ていたとは知らなかった。

 とにかく、二人がいい味を出していた。
 二人のコミカルで軽快な演技が物語を引き立てていると思う。
 武田さんの博多弁には何度も笑わされた。

 渥美清さんも大変懐かしかった。
 彼は、それだけで、存在感があり、人を笑わせる何かがある。
 ‘寅さん’で有名だが、彼は、いい役者だったのだなぁと改めて思った。

 山田洋次監督は、このようにコミカルで、だけど、人をほろりとさせるのが上手なんだなぁと感心した。
 監督の人柄のような気がする。

 14時頃から22時近くまでほとんど座りっぱなしで映画を観ていたのだ。
 いい加減、お尻が痛くなった。

 昔の映画を見直した。
 最近のものよりも味がある。
 景色もいい。
 ファンになりそう!

                       以上、みちょるびんでした!

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