こんにちは、みちょるびんです。
みちょるびんの趣味の一つに、「映画鑑賞」があります。
映画を観た日は、大抵、日記にその感想を書いていました。
ちょっと、面白かったので、今回は、映画館でみちょるびんが観た、(みちょるびんにとって)おそらく初の‘古い日本映画’の感想をご紹介します。
いろんな感想があって、いいのです!
【東海道四谷怪談】(1959年、中川信夫監督)
今日から「第17回東京国際映画祭」が始まった。
「東海道四谷怪談」が古い映画で、ホラーだからなのか、誘っても、誰も食いついてくる人がおらず、一人で出かけた。
だが、私は、興味があったのだ。
「四谷怪談」のストーリーを確認したかったし、最近、元気だと言われる「‘Jホラー(ジャパニーズホラー)’の元祖」などと紹介されると、興味が湧くじゃないか。
私が以前、テレビで観たことのあった映画「四谷怪談」はおそらく第1作目で、今回上映されるのは、カラー映画になって初のもの。
本作はDVDになっているそうだが、最近では、「‘今のホラー’よりもむしろ怖い」として、品切れ状態なのだとか。
そんなわけで、大変期待して観に行ったわけだが、とても興味深かった。
お岩さんの生まれが巳年ということで、それを理由に「ヘビを殺さないで!」と劇中にお岩さんが言うのだが、それには微妙にウケた。
当時は、CGなぞないので、撮影は全て人力で行われていたが、そのせいか、‘怖い’というより、むしろ、笑えた。
私は、ホラー映画を観ていても、時々、笑ってしまうところがあるのだが、これって、
「ホラー」と「コメディ」は、紙一重だからなんじゃないかと思う。
いずれにせよ、畳サイズくらいの板の両面に、それぞれ縛り付けられたお岩さんと‘あんま師’が、代わる代わる水中から浮上して登場するのも、ちょっと面白かったし、それを、悪い男‘伊右衛門’が手で押さえて水に沈めるのも、なんか、楽しかった。
おそらく、うまいテンポだから、そんな風に感じられたのだろう。
面白い。
お岩さんが、おどろおどろしく画面を横切るシーンなんかは、今のテレビのお笑いやコメディなどでやっているような‘間’とでも言うか、タイミングで、本来は怖いシーンのはずなのだろうが、やっぱり、それが面白いのだった。
お岩さんは、とても‘しっとりした’女の人で、だからこそ、彼女の言葉遣いなどは、少し気味が悪く聞こえるのかもしれない。
しかし、「うらめしや」は、現代には不釣り合いだし、違和感があるから、怖くもない。
いずれにせよ、いろんな意味で、「東海道四谷怪談」は、面白かった。
とにかく、私は、大満足したのだった。
観てよかったと思った。
昔の映画は面白い!
以上、みちょるびんでした!