こんにちは、みちょるびんです。
1.今日は七夕ですよ!
今日は、七夕ですね!
日本には、せっかく、美しい四季があり、そして四季ごとに歳時・年中行事という豊かな文化があるというのに、日々の忙しい生活に追われて、つい、忘れがちになってしまいます。気づくと、あ、昨日が、七夕だった!というようなことが何度もあったように思います。
ちょっと面白かったので、10年以上続けていた日記帳を開き、それぞれの年の七夕の日に、みちょるびんが何をしていたか、見てみました。初めの頃は、七夕のことを意識していて、必ず日記にその話題が登場していました。夜空を眺めたいとか、キャンドルを灯して静かに過ごしたいと思いながら、大抵は、仕事で疲れてしまい、そのまま眠ってしまっていたというパターンが多く、ひどいときは、仕事で徹夜したという年もありました。しかし、5、6年くらい経つと、次第に、その話題にすら触れることがなくなっていました。今、こうして日記を見てみて、実は昔は、七夕という日にすごい思い入れがあり、自分なりに、いい時間を過ごそうとしていたことを思い出しました。最近では、そう努めていたということすらすっかり忘れてしまっていて、「ずっと昔から、七夕祭りについては、特に気にも留めていない」というような感覚で、ここ数年、その日を過ごしていたようです。
「人間は、忘れる生き物だから、生きていけるのだ」と聞きます。悲しみや怒りなど、つらいネガティブな感情をいつまでも忘れられずにいたら、苦しみに耐えられない、だから、忘れることで自分を守るのだそうです。でも、一方で、楽しい思い出も、いつの間にか、上書きされて、忘れてしまっていることもあるんですよね、寂しいですが。そういった、楽しい思い出や、感動などを忘れないために、みちょるびんは、日記を始めたのでした。
こうやって、昔の日記を眺めてみて、改めて、書いて記録していてよかったと思いました。だって、七夕に抱いていた大切な思いが、少しずつ薄れて行っていたということに気づけたのですから。
2.七夕の思い出
みちょるびんには、一つ、七夕の忘れられない大切な思い出があります。
まだ、実家暮らしをしていた頃で、東京暮らしを夢見ていた頃のことです。
みちょるびんには、お守りのように大切にしているぬいぐるみがいて、今も、そばにいてくれるのですが、その子と一緒に夜空を見上げながら、「来年は一緒に、東京に行こうね」って、お星さまにお願いしたのです。そして、その翌年の春、みちょるびんは、その子と一緒に、就職のため上京することになったのでした。何も、特別なことをしたわけではなく、ただ、その子を抱きしめながら、一緒に星空に向かってお祈りしただけの七夕でした。でも、上京するという夢がかなったのは、あのときの願いが、聞き入れられたからなのだと、みちょるびんは感じるところがあります。あるいは、もしかすると、横で一緒にお願いしてくれた、この子も手助けしてくれたのかなと、思っているところもあります。
いずれにせよ、みちょるびんにとって、あの年の七夕は、このぬいぐるみちんとの、大切な思い出になりました。
実際、東京進出は、みちょるびんの人生の中で、一番大きな節目となる出来事でした。いわゆる転機というやつです。それがなくして、その後の人生はありえないというほどの、大きい変化になりました。
上京を両親に大反対されて、人生で初めて胃が痛くなる思いをしたほど悩んで、一時は挫折しそうにもなりましたが、いろいろな人に支えられ、導かれ、この一つの夢を叶えました。
もし、あのとき、夢をあきらめていたら・・・。
たまに、そんなことを考えてみます。
今のみちょるびんは、確実にいませんね、うん。
本当に、あのとき、両親に守られたあの世界から、一歩外に足を踏み出した、若き日のみちょるびんに、感謝です。
ですからこんな風に、みちょるびんにとって’ミラクルな転機となった願いを叶えてくれた七夕’は、もう七夕祭りそのものが、ミラクルな行事として感じずにはいられないのです。
考えてみると、七夕は、いわばみちょるびんにとって、記念日でもあるわけで、これからは、感謝しながら、大切にこの日を過ごせたらいいなと思います。
さて今日は、早速、祝杯だ!
以上、みちょるびんでした!