こんにちは、みちょるびんです。
結局、犯人は、わからず終いで、それは残念なのですが、みちょるびん的には、あれこれ、想像して、考えるのが楽しかったりします。
とは言え、それは結果論。特段の危害等もなく、何よりでした。
【午前2時半の電話(日記)】
夜、また、ソファで、うとうとしていた。
夜中の2時半頃、固定電話が鳴った。
誰だろうと思った。
眠りこけていたし、出るのが億劫だったが、大切な電話かもしれない。
泊まりに出かけている妹かも知れない。
重い体を起こして、電話に出た。
電話の向こうから「‘みちょる’ちゃん」と確かに、男の声がした。
1カ月近く前にも同様の電話があった。
その時は妹が出たが、「みちょるちゃん、一人?」と相手の男が言ったと、妹が話していた。
本当に私の名前を呼んだのか、私は、半信半疑でいたのだが、確かに、この電話の男は、「みちょるちゃん」と言った。
息が受話器にあたる音がして、一瞬、相手の男が笑ったようにも思えたが、その後は、無言だった。
「どなたですか?」と訊いてみたが、そのまま無言だった。
私は、しばらくして、電話を切った。
声には、聞き覚えがなかった。
知り合いの声にも、一瞬、似ているようにも思えたが、でも、もっと低いようだった。
一体誰だろう?
受話器を置いたものの、「誰かが私を監視しているのではないか」と思い、急に怖くなった。
窓は、全開にしており、「どこかのビルから、私の姿が丸見えなのでは?」と、急に不安にもなった。
しかし、ここは7階で、ソファに座っている分には、外から姿は見えないはずだ。
では、一体、誰が?
こういう時、日記は、いいね。
役に立つ。
前回の電話の時の、日記をチェックしてみたのだ。
前回の電話は、ちょうど3週間前。
1カ月位前かと思ったが、まだ、3週間くらいしか経っていなかった。
前回かかってきた時間は、1時半で、呼びかけも、「みちょるちゃん」ではなく「みちょる」だったようだ。
何故「みちょる」が、今回は「みちょるちゃん」に変わったのか?
「みちょる、一人?」は、ちょっと、気安い。
前回対応した妹の強い口調に、‘びびった’ため、今回は「みちょる‘ちゃん’」と媚びたのか?
でも、それに懲りてはいないようだ。
前回のときは、電話に出たのが私でなかったことに気づいたのか?
私が妹と一緒に住んでいるということを知らないのか? 知っているのか?
なぜ、電話をかけてくるのが、こんなに遅い時間なのか?
確実に、私がいる時間を狙っているのか?
寝ているかもしれないとは思わないのか?
別に、他人の迷惑なんて、どうだっていいのか?
何故、「みちょるびん(フルネーム)ちゃん」じゃなく、「みちょるちゃん」なのか?
私が「みちょるちゃん」と友人らに呼ばれていることを知っているのか?
それとも、そいつが勝手にそう呼んでいるのか?
しかし、‘親し気’であることには間違いない。
昔体験した、強盗の犯人捜しの時の心境に、ちょっと似ている。
誰だかつきとめたい。
それにしても、考えてみると、35歳にもなる、一般的には、‘おばはん’である私に、「みちょるちゃん」もないだろう。
どう考えても、私と同じ位か、私よりも年上の人物に相違ない。
年上の‘おばはん’相手に、「みちょるちゃん」なんて、若者が電話してこないよね。
やっぱり、犯人は、知り合いの中にいるのか??
【3週間前の日記】
電車の車両事故のため、最寄り駅までたどり着けず、タクシーを利用する羽目になった。
帰宅したのは、0時半くらいになっていた。
昨日遅かったので、早く帰宅したかっただけに、それも不愉快。
なんとも‘不愉快’の続く1日だった。
そして、最後の極めつけが、1時半くらいに掛かってきた、いたずら電話。
妹の話しでは、「みちょる・・・一人?」と相手の男が言ったらしい。
周囲の人で、私が妹と暮らしているということを知らない人はいないはずだし、赤の他人だと思うが、本当に「みちょる」なんて、気安く言ったのか?
そもそも、そんな風に呼ぶ人もいない!
クレジットカード等から引き出した情報なのか?
迷惑である。
しかも、こんな時間に。
もう、掛かってこなければいいのだが。
以上、みちょるびんでした!