こんにちは、みちょるびんです。
【ある日の日記】
このところジャポニスム関連の本を地道に読んでいるが、最近、ようやく読みやすくなってきた。
最初の頃は、ちんぷんかんぷんで、頭に入ってこないし、全然、何のことやらさっぱり・・・という具合だった。
今でもわかっているわけではないが、読んでいて、ずいぶん楽になった。
「宝石鑑別」(通信教育)の勉強ももちろん始めているし、指定された期間内に終わらせるつもりではあるが、何か、やっている勉強とは別に、本を読んで学んでいる感じが楽しい。
何かとても気分がいい。
読むほどに、別の興味が出て来て、とめどない感じ。
もう少し、読むのが早いと、良かったのになぁ。
【それから3日後の日記】
今日は、いつもより早く帰宅したので、駅前の本屋に立ち寄った。
そして今日は、いつもより、ちょっと興奮した。
日本と中国の文様について書かれている本で、例えば、江戸時代なのか、浮世絵でよく見かけるような着物の文様がたくさん記されていた。
馴染みの柄もあれば、見たことがない、驚きの文様もあった。
私は、ああいう幾何学模様とでも言うのか、昔のデザインが、結構好きらしい。
見ていて飽きなかった。
波の文様、((((の))))、など、面白いではないか。
パソコンでもできそうだよね。
他にも、その近くの棚にある美術系の本を手に取り、ぱらぱらめくった。
1時間以上は本屋にいた。
文様の本を、その場ですぐに買おうかとも思ったが、別の本屋だと割引が効くことを思い出し、はやる気持ちを抑えた。
3000円の10%オフなので、たかが300円とは言えど、‘ちりも積もれば・・・’、である。
家に帰ってから、また、妹と二人で布団に寝転がり、いろいろ雑談をした。
こういう時間も結構楽しい。
【それから約1カ月後の日記】
仕事帰りに、いつもの本屋に寄った。
最近読んだ、エミール・ガレについて書かれた本の著者が、「『別冊太陽』の『アール・ヌーボー・アール・デコ』が、解説もしっかりしていてお勧め」と、著書の中で言っていたので、「別冊太陽」をチェックしてみようと思ったのだ。
「別冊太陽」の本は、分厚く、写真も多いためだろう、1冊の値段が結構していた。
「アール・ヌーボー・アール・デコ」はシリーズで6、7巻が出版されているので、全部購入するとなると高い。
内容だけでも、どんなものかを確認できればありがたいのだが。
その他、「別冊太陽」には、京都のお店や、街並みのこととか書かれているものもあり、興味がわいた。
また、日本庭園の本も面白そうだと思った。
そして本屋では、「サロメ」に関する本を見つけてしまった。
先日、「サロメ」の舞台を鑑賞するにあたり、物語を予め読んでおこうと思って購入した、オスカー・ワイルド作「サロメ」。
それを読んだだけでは、内容がさっぱりわからなかったので、解説されている本がないかと思っていたのだ。
それに、その「サロメ」の挿絵が、オーブリー・ビアズリーとかいう人の絵が、また、魅力的だったのだ。
オーブリー・ピアズリーは、私がにらんだとおり、案の定、アール・ヌーボー期の作家だった。
27歳という若さで亡くなっている。
私は、そのピアズリーにも興味があり、彼の他の作品も観てみたいと思っていたのだ。
「サロメ」だけでは、あまりにも、ピアズリーの情報が少な過ぎる!
今日、本屋で見つけたその本では、聖書に載っているという「サロメ」の解説もしており、もちろん、オーブリー・ビアズリーのことについても触れてある。
少し高額だが、面白そうだと思った。
それにしても、自分の関心のあることについて書かれている本だと、所有したくなってしまう。
その手の本って、結構、値段が高いのだ・・・。
昔みてもらった占い師の言葉を思い出す。
「私は、本をたくさん買う」と言われていた。
現実になったわけだ。
基本的に、収集癖があり、気に入ると欲しくなるのだ。
本も同じである。
今は、買うことの方が多く、目を通していないものも多いが、決して興味を失ったわけではない。
興味の方向性が同じということもあるが、回り回って、繋がっているところが楽しい。
「サロメ」の本に載っている挿絵の1つは、どうやら、2001年に東京都美術館で開催された「アールヌーボー展」で実際に見たもののようだった。
今更ながら、くやしい。
もう一度、この目で見てみたい。
他方、‘当時のものを見た’という事実は、喜ばしくもある。
展覧会の図録を持っていたからこそ、確認できたこと。
高額で重いが、展覧会の図録を買っていて正解、ということだ。
読書することを考えると、いつも時間がないと思う。
そのくせ、家ではだらだらテレビを見たりするのだ。
しかも、実際に読んでも、読むのが遅い、と来る。
読むのが遅いって、同じ時間をかけても、それだけ、他人より入ってくる情報が少ないということなのだ。
‘速読’って、鍛えれば、マスターできるかね!?
図書館なども利用すべきなのだろうな。
少なくとも、駅前の本屋だけでは、視野が狭すぎるのではないか?
以上、みちょるびんでした!