こんにちは、みちょるびんです♪
【きままにSD!とは】
当「ぷぷっ・ピィ・DO」では、「1日1記事」を目標に、記事の毎日投稿を行っているところです。
しかしここ数ヶ月、投稿に遅れが出るという由々しき事態に直面しています(- - ☆)。
そんなわけで、たまには気軽に「ショート・ダイアリー」をお届け♪
「ショート・ダイアリー」(Short Diary)、略して、SDです!
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電車に乗って、何気なく隣の吊り革に目をやったら、輪っかに絡みついた1本の髪の毛があった。
黒くて細く、長いものだった。
一瞬、女の人のかとも思ったが、最近は男の人だって長い人がいる。
自分の毛なのか、それとも自分のコートなどに付着していた他人のものなのか。
ご丁寧に二重に巻きつかれていたので、毛が落ちないようにと細工されたことが伺える。
つまり、偶然の産物ではないということだ。
何の目的で?
ちょっとしたイタズラのつもりなのか?
吊り革を握った人を驚かせようという?
趣味が悪いとしか言いようがない。
それにしても、周囲にヒトがいる状況で、髪の毛をどうやって巻きつけたんだろう?
輪っかを両手で持つヒトなんてあまりいないし、その不自然な体勢は周囲の目を引きそうである。
それとも電車が混雑していれば気づかれずに済むものなのか。
仮に片手でやっていたとしても、さりげなく周囲の目を盗んで実行することにスリルを味わったりしていたのか。
片手では難しそうである分、強い意思が感じられる。
あまりコシがなさそうな髪だったから、案外従順に巻きついてくれたのかも知れないけど、それでも失敗して落としてしまったら回収は不可能だし、一発勝負。
電車も揺れるし、成功した暁には歓びもひとしおだろうね。
人知れず密かに苦労してやってのけたとなると、今度はヒトの反応を見たくならないだろうか?
もしかすると、少し離れたところから観察されていた!?―――
そんな奇妙な出来事を、電車の座席に座って、携帯電話に打ち込んでいたらさ、光沢のある茶色い糸のようなものが、膝の上に抱えたバッグの上に落下してきたのが視界に入った。
確かに見えたよね?って思って、注意深く探すと、20cmくらいの茶色い髪の毛だった。
すごい偶然!
こんなことってある!?
そのまま抱えているのも気色悪いので、気持ち悪かったけどつまんで床に捨てた。
みちょるびんの前に立っていたのは短髪の男性。
横に座っていたの女性だったけど、髪を束ねていたり、あるいはロングのウエイビーヘアだったりしていて、その毛の持ち主とは到底思えなかった。
そうなるとますます不可解。
誰かのコートに付着していたものが吹き飛ばされてきたってことなんだろうか!?
吊り革に絡みついていたあの黒い髪の毛とは髪質も異なるし、同一人物のものでないことは間違いなく、だからここにはホラー要素はないと思うが、なかなか宙を舞って落ちてくる髪の毛を目撃するなんてことないよね。
吊り革に巻きついた毛を見たのも初めてだったけどさ。
以上、みちょるびんでした!