こんにちは、みちょるびんです♪
【きままにSD!とは】
当「ぷぷっ・ピィ・DO」では、「1日1記事」を目標に、記事の毎日投稿を行っているところです。
しかしここ数ヶ月、投稿に遅れが出るという由々しき事態に直面しています(- - ☆)。
そんなわけで、たまには気軽に「ショート・ダイアリー」をお届け♪
「ショート・ダイアリー」(Short Diary)、略して、SDです!
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残業して、もう暗くなった帰り道。
屋外に出てすぐに、路上に水玉模様ができ始めていることに気がついた。
ポツリポツリと、雨が降り出したのだった。
仕方がないので傘を差して駅に向かっていると、暗いアスファルトの上に黒い影を見つけた。
地底から歩道上に浮き出て来たような、そんな感覚があった。
一瞬、ヒトの裸足の跡のようにも見えたが、いや、そんなわけないっ!と見つめながら頭の中で否定したら、靴底の形に変形した・・・と、思う・・・。
おそらく、それは男の人の革靴。
少し先の尖った角ばった靴の形がクッキリと、まるでスタンプを押したように黒く、続いていた。
足跡を追うようにして同じ進行方向に進んだが、10歩くらいですぐに途絶えた。
そう言えば、以前、かわいらしい肉球の犬の足跡は見たことがある。
水たまりを歩いた犬がつけたもので、足跡は少しずつかすれていって消えたのだった。
表面のざらついたアスファルトの上に人間の靴跡だなんて見たことがない。
第一、こんなにきれいなクッキリとした輪郭ができるものなのか。
歩みを早めながらなんだったんだろう?と考える。
目の錯覚?
いや、確かにあった。
気になったが、雨の中をわざわざ戻って確かめる気にはなれなかった。
数分も歩くと、道路はすっかり雨で濡れてしまった。
あの足跡は雨にかき消されてしまっただろうか―――?
なんだか奇妙な違和感だけが残った。
以上、みちょるびんでした!