こんにちは、みちょるびんです。
ホールンからメデムブリックまで、蒸気機関車で行く約1時間20分の旅。
途中で停車したウォグナム駅では、幸運なことに、みちょるびんは運転室を見学させてもらいました(「春爛漫♪ オランダ旅行!(14)」)。
これで勢いづいたみちょるびんは、後半は、ますます写真撮影に拍車がかかりました。
それまではおとなしく、自分の席に張り付いていたみちょるびんでしたが、外のデッキにまで遠征して行きました。
客車同士を連結する部分には、狭いですが、オープンデッキがあったのです。
カメラ好きの他のお客さんと、デッキで何度もバッティングしました。
日本人女性と見られる人とも、よく会いました。
単に、写真が好きなのか――あるいは、普段はツアーガイドをしていて、向学のために写真を撮っているといった向きもありました。
いや、ブロガーさんってことも考えられるかな?
なかなかの気合の入りようでした。
まぁ、みちょるびんも負けてませんでしたが!
デッキでは、風を直接浴びることになり、時期的にもまだ寒かったのですが、しかしその分、迫力がある。
時々、白い煙が前方の客車の横を流れていく姿が見えました。
蒸気機関車ならではの光景。
癒されました。
一度、始めてしまうと、もう、何度でも、デッキに行きたくなって、出たり入ったりを繰り返していました。
もちろん、カーブの時に、先頭の機関車を写真に収めたいという願望もありましたが、でもやっぱり、一番のお目当てはチューリップ。
せっかく春にオランダを訪れたからには、一面のチューリップ畑を見てみたい!と願うのは、みちょるびんだけではないはず。
そもそも、‘チューリップ畑を疾走する蒸気機関車’っていう、魅力的な文句に惹かれてこのツアーに申し込んだのです。
あ、いや、‘エセ乗り鉄’的には、そうでなくても‘蒸気機関車’は、パワーワードでしたけど☆
ネットでこのツアーを紹介していたブログのほとんどは、左の窓から撮影したチューリップ畑の写真を掲載していて、だからみちょるびんも期待して、左側の座席を陣取っていたわけですが―――。
このみちょるびんが、チューリップ畑を見逃すはずがない!
だからもしかすると、ほんの少し、時期が早かったのかも知れないなぁ・・・。
ところどころ、遠くに、黄色やピンク色をした‘帯’を見ることがありましたが、全面がチューリップで覆われているという景色には、残念ながら遭遇しませんでした。
こればっかりは、タイミングだから、仕方がないね。
終点のメデムブリックまでの間には、トウィスク(TWISK)とオッペルドゥース(OPPERDOES)という2つの駅を通過しました。
この駅では下車しないということもあってか、実はこの2つの駅に触れる記事はあまり見られない。
ましてや、駅名をカタカナ表記しているものはほとんどありませんでした!
トウィスク駅では、駅の庭でくつろぐ地元の人々が手を振ってくれるという、ほのぼのした演出がありました。
オッペルドゥース駅では――あれは、駅長さんという設定なのかなぁ?――赤い帽子をかぶったブレザー姿のおじさんが、何やらパフォーマンスを披露してくれました。
列車が駅に入構してきてから、次に出発するまでの間の、駅員さんが行う一連の流れを、昔ならではの方法でやって見せてくれている・・・といった感じ。
その間、列車は一時停止。
奇しくも、そのおじさんの様子がみちょるびんたちの客車の窓からよく見えました。
気づくと、みちょるびんたちの客車の外のデッキには、他の客車からやってきたと見られるお客さんたちで混雑していました。
どうやら、あのおじさんのパフォーマンスは名物らしい。
それを写真に収めようと、彼らはわざわざ後方の車両まで出かけてきたのだ。
こういったパフォーマンスが行われるということ、そして、どの車両が狙い目かという情報を事前に入手していたということだから、なかなかの‘通’です。
おじさんが、駅舎の中に入って、何かの機器を操作している様子が見えたのですが、その動作は、大正時代に使われていたハンドル式の電話機を連想させました。
機器の横についているハンドルを縦にくるくると回していたのです。
発車を知らせるベルを鳴らしているような感じもありました。
クイズ番組でたまに、〇とか✕とか書かれた札が使用されているのを見かけますが、最後に、それにそっくりな柄の長い「●」の札を持って、駅長さんが駅舎の外に出て来ました。
安全確認を行ったあと、それ使って、列車に乗っている乗務員に安全を知らせるのでしょう。
みちょるびんが座っていた席は、結構な後ろの方の車両ではありましたが、案外、ベストポジションだったのかも知れません♪
オッペルドゥース駅を発って、間もなくすると、クラシックな大きな風車が1つ見えてきました。
この蒸気機関車の旅の終わりを告げていました。
終着駅のメデムブリックに到着です。
以上、みちょるびんでした!