こんにちは、みちょるびんです。
地下鉄に乗って、ロッテルダムまでたどり着いたみちょるびん。
その前までいたデン・ハーグ中央駅で教わったのは、「そこから鉄道でアムステルダムに一旦出て、ホールン行の電車に乗り換える」というものでした(「春爛漫♪ オランダ旅行!(9)」)。
ロッテルダム中央駅の改札内コンコースに、インフォメーション・ボックスを発見。
’電車の乗り換え’確認と、’電車の発車時刻’及び’その乗り場’の照会のために、立ち寄ることにしました。
みちょるびんの前にも訊ねている人がいたので、その後ろに並んだのですが、係員が見ているモニター画面が、ちょうどこちらからも見てとれました。
みちょるびんは、次はアムステルダムに行くように指示されていたものの、頭の中は、最終目的地である‘ホールン’でいっぱい。
無意識のうちに‘ホールン’をその画面の中に探していました。
そうしたら「Hoorn」という文字が!
みちょるびんが訊ねる番になった時には、質問は「ホールンに行くには、ホールン行の直通電車に乗ればいいんですよね?」という、へんてこりんなものに変わっていました。
だって、まさかロッテルダムから、ホールン行の直通列車が出ているとは夢にも思わないじゃないですか!?
第一、「アムステルダムに一旦出る必要がある」という説明を駅員から受けていたわけで、「他にもホールンっていう名の場所があるのかな?」って、疑ってみたくなるじゃない!?
でも、確かに画面には「Hoorn」とある。
係員には怪訝な顔をされましたが、乗り場を教わり、ホールン行の電車に乗り込むことができました♪
移動中は、みちょるびんは相変わらず、翌日と翌々日用のブログの記事の作成に熱中。
ホールンは終着駅。
到着予定時刻は把握していたし、逃すはずがない―――。
ところが、電車のホールン到着があまりにも静かで、それに気がつかなかった。
車内にあった電光掲示板の文字が、まさに‘Amsterdam’に変わったところを目撃。
それは、電車が終着駅に到達したからこその、行先変更に違いない・・・。
このままグズグズしていては、折り返し、アムステルダムに連れて行かれる!
慌てて降車しました。
それでも心配になり、改札に向かう群れの一人のおじさんに「ここはホールンですか?」と質問。
「そうだよ」という返事に、ようやく胸をなでおろしました。
ようやく、ホールンに到着!
時刻はもうすぐ19時。
あのデン・ハーグ中央駅の係員の言いなりになって、アムステルダムまで行かなくて良かった!!
もらっていた’乗り換え案内’の到着予定時刻19:30よりも、30分も早くホールンに到着していました。
いや、しかし、元々それ自体に、30分のズレがあったわけだから、真の予定時刻より1時間も早く来れたということになる!!!
デン・ハーグ中央駅を出発してから、そろそろ2時間半。
長い道のりでした・・・。
さすがに疲れた・・・。
初めての土地でのホテル探しは、これまでスムーズにいった試しがない―――。
少しだけウロウロしてしまいましたが、それも10分程度のこと。
駅に近いホテルにしておいて、本当に良かった!と心から思いました。
みちょるびんが利用したホテル予約サイトでは、実はもう1軒が候補として挙げられていました。
そのホテルは、街の中心部に所在し、評判が良く、ランクも駅近ホテルよりも上。
ラグジュアリーなホテルでゆっくりくつろぎたい願望があったみちょるびんは(「春爛漫♪ オランダ旅行!(5)」)、そちらへの宿泊に魅力を感じ、とても迷いました。
しかし、預け荷物の引き取りのために駅とホテルの間を往復しなきゃならないことを考えると、そりゃぁ駅近の方が便利に決まっている。
かなり古そうだとは思いましたが、駅に近いホテルの方を選択したという経緯があったのでした。
携帯電話がインターネットに繋がらない状況の中(「春爛漫♪ オランダ旅行!」)、石畳のガタガタ道をキャリーバッグを引きずりながら放浪するのはやっぱり、ツライ。
駅近を選択した過去の自分に、感謝しました。
ホテルと書かれたドアをくぐると、ちょうど女性がコートを脱いでいるところで、レストランのクロークルームに紛れ込んでしまったのかと驚きました。
「ホテルはこの奥よ」と教えてもらい、半信半疑でそのドアを開けてみると、そこには、細長い部屋。
背の高いテーブルとイスが並んでいて、バーといった雰囲気でした。
こんなところにホテルがあるのかと思いながら、更にその奥に進もうとしたところ、バーカウンターにいた男性に呼び止められました。
そこがホテルの受付でした。
ホテルの宿泊客だと伝えると、その男性は、手際よく宿泊手続きをしてくれました。
そして、ホールンの街の地図を出してくれ、駅やホテルなど主要な場所の位置を示してくれました。
そうです、そうでなくっちゃ!!(「春爛漫♪ オランダ旅行!(3)」)
みちょるびんは、この信頼のおける男性に、翌日の電車のことを訊いてみました。
アムステルダムまでの直通列車は、頻繁に出ているから問題ない!という即答。
しかし「メンテナンスのため、明日は直通列車がない旨、駅で告げられた」ことを伝えると、すぐにネットで調べてくれ「確かにその通りだね」という返答・・・。
どこかで電車を乗り換えしないといけないということは間違いないようでした。
ショックを受けていると、駅前からバスが出ているという新情報!
バスなら、そのまま乗り換えなしでアムステルダムに行けるとのこと。
そりゃぁ断然、そっちの方が楽だし、安心というもの。
一瞬、‘切符の入手’という新たな不安要素が浮上しましたが、訊いてみたところ、銀行カードをかざすだけで乗降が可能と言う。
その手法は、ローマでも一度経験していたことでもあり(「もたついちゃってごめんね! Part Ⅶ」)、それだったら安心!
みちょるびんは、ホールンからアムステルダムまでの移動は、バスを利用することに決めました。
手続きを待っている間、改めて周りを見てみると、そのバーは、地元の人と思われる多くのお客さんで賑わっていました。
テーブルの上には、赤ワインとステーキ。
みちょるびんが手続きを待っている間にも、ジューッと音を立てながら、ステーキがテーブルに運ばれていました。
ステーキはここの看板メニューなのかも知れない。
おいしそう!
長旅で疲れており、もらったばかりの地図を片手に、これから、知らない街を散策するような気にはなれない。
ここで夜ご飯にするのもいいではないか!
みちょるびんはがぜん、聴覚的にも視覚的にも魅力的なそのステーキに、気持ちが傾いていました。
以上、みちょるびんでした!