こんにちは、みちょるびんです。
一番、厄介だと思うのは、話が通じない相手、虫―――。
これまでも、解放していた家の窓からハエや蜂に侵入され困ったということは何度もありました。
蜂の場合、大抵はすぐにお引き取り願えるのですが、面倒なのはハエ。
食べ物の臭いに誘われてきているのは明白なので、臭いの元をすぐさまシャットアウトして「お前の気を引くようなものは、今や何もない」アピールをするのですが、一度迷い込むと、ヤツラは自ら外に脱出できないという愚かな習性を持っているらしい(「『ハエ取りびん』式。」)。
そのため、撃退に失敗してしまった場合は、ヤツとの共同生活を強いられることになる。
一度侵入を許すと、縦横無尽に部屋の中を行き来し、これ見よがしに視界を横切りやがる。
気が狂いそう!
作業には集中できないし、何より、怖い。
何をされるというわけではないことはわかっているのだが、気持ちが悪いという嫌悪感が、より、みちょるびんの恐怖を掻き立てるのだ。
だがそれも、数日間のがまん。
時間が経つと、大抵は静かになった。
それはどうやら、ヤツラの永眠を意味していたらしかった。
察するに、ヤツラの寿命はそう長くはないらしい。
ところが、である。
新たな敵は、どうも、うやむやに済まされる相手ではないらしい。
前述のヤツラと同じ展開を期待していたみちょるびんがバカだった。
今のやりようでは、長期戦を強いられることになりそうだ。
今夜、ヤツを殺ルしかない―――。
こんなことを言うと、物騒ですが、マジで、こんな心境。
今回のみちょるびん家の新たなる脅威は、「蚊」です。
これまで、屋外のレストラン等で食事をするなどしない限り、蚊の襲撃に遭うようなことはありませんでした。
多くの場合、みちょるびんよりも若くておいしい鮮血に群がってくれていたからなんじゃないかと思う☆
蚊は二酸化炭素に誘われてやってくると聞きますが、体温の高いヒトの方に集まりやすい。
あるいは、血液型のO型が好物という話も聞いたことがある。
みちょるびんが一緒に出掛ける相手にO型が多いのか、単に、体温高めなのか・・・。
アルコールが入ると、体温は上がりますしね。
いずれにせよ、これまで「蚊」に困ったことって、あまり記憶がないんですね。
ところが、です。
どうも、おひとり様(蚊)をお持ち帰りしてきてしまったようなのです―――。
みちょるびんの部屋は、マンションの3階。
通常は、健康維持のため階段を使うようにしているのですが、食料の買い出しの日などは荷物が重いので、ついついエレベーターの誘惑に負けてしまうことがある。
きっとその時に、一緒にエレベーターへの同乗を許し、そのままフワフワと部屋まで連れ帰ってきてしまったのだと思う・・・。
そうに違いない。
思い起こすと、1週間ほど前に一度、家の中で、蚊に食われたんです。
奇襲でした。
無防備でいたので、数カ所を負傷しました。
それからというもの、夜になると耳元でブーンという音がするようになりました。
宣戦布告です。
って、言うか静かに襲撃してくればいいのにね。
それは、ヤツラの流儀に反するのでしょうか?
敵の攻撃を知れば、こちらも対戦せざるを得ない。
みちょるびんの得意技‘お香を焚く’という奇策に出る。
みちょるびんは、もう何十年も前に、アロマにハマったことがあって、その時いろんな香りのするお香やアロマオイルを収集していました。
転勤族の割に、物持ちが良かったりするんで、あの頃のお香が未だに大量に残っていて。
それを1本焚いて、‘黙らせる’という作戦に出ます。
やっぱり、お香だって‘消費期限’っていうのがあるんでしょうね。
当時は、かぐわしい豊かな香りを漂わせていたものですが、現在は、ケミカルな不快な部分だけが残ってしまっている。
人間様にとっても苦行なのですが、ヤツを寄せつけないためには、他に手立てはない。
部屋を敢えて閉め切って、この具合が悪くなりそうな臭いを充満させるようにしています。
そうすると、ヤツの方もキツいらしく、どこかに身を潜めてしまうので、しばらくの間は安泰となる。
この方法で数日を乗り切れば、やがてヤツも息絶えるに違いないと期待していたのですが、相変わらず、夜になると宣戦布告してきやがる。
一昨日、またブーンと来たので、蚊よけスプレーが少しだけ残っていたことを思い出し、試しにシュッとやってみたんです。
少し、飛ぶ勢いが落ちた感じがしましたが、不覚にも姿を見失ってしまった。
このまま幕引きされることを願っていたわけですが、また、夜になるとブーン・・・。
それで気になって、ネットで調べてみたのですが、ヤツラの寿命って、案外長いんですね!
種類にもよるのでしょうが、成虫では1~2ヶ月という記事を見ました。
この攻防戦を繰り広げるには、さすがに2ヶ月は長すぎる!
それに、みちょるびんが戦に負けて流血してしまうということは、逆にヤツに生命力を与えてしまったことを意味するわけで、もうこれは、永遠に負のループから抜け出せないということになってしまう。
しかも、子孫繁栄されちゃった日には、新たな地獄の日々が始まることになる・・・。
当地ではだんだんと涼しくなってきていて、朝夕などは、ジャケットないと寒いくらい。
一方、みちょるびん家は、永遠の常春。
しかも、食べ物(みちょるびん)が完備されているというパラダイス。
みちょるびんはこれまで、できる限り殺生は行わないという基本的姿勢でやってきましたが、この食うか食われるかという危機的状況においては、やはりヤルしかないのだろうと考えているところです。
ヤツの生命力の高さを知ってしまった以上、もう、殺ルしかない。
以上、みちょるびんでした!