ハプニング

拝啓、〇〇様。(後編)

投稿日:2025年5月4日 更新日:

 こんにちは、みちょるびんです♪

 みちょるびんがブログ活動を開始してから1年が経過した2021年10月、みちょるびんは自己出版を扱う印刷会社が主催したエッセイコンテストに応募しました。
 お題は1,000文字程度で「拝啓、〇〇様」というもの。
 入賞の通知を受け、素直にうれしかった!
 自信がなかった自分の文章が、「本」を作るプロに評価してもらえたのだっ!!(「拝啓、〇〇様。(前編)」)。

~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・☆~

 印刷会社から正式に校正の依頼があったのは、それから更に2ヶ月近くあと。

 主催者は小さな会社のようだし、受賞者50名に対して少人数で対応しているのではないか!?
 それにHPには、次回のエッセイコンテスト募集も開始されていたし、作品集の制作とコンテスト企画の両方が同時進行しているのだとしたら、そりゃあ時間もかかるだろう!

 印刷会社から送られてきた原稿では、みちょるびんの名前が‘みちょるぴん’になっていたので修正し、気になった読点の数も少し減らしました。
 みちょるびんは心の中で声を出しながら文章を書いているところがあり、どうも句点が多くなる傾向にある。
 だけどそんな作業も、作家気分を味わうことができて楽しいものでした♪

 印刷会社からのメールには、作品集に関する連絡もありました。
 完成は2ヶ月後を予定しているということ、受賞賞品として1冊が贈呈されるが、2冊以上を希望する場合は販売するので、郵送先や冊数などを明記するようにとありました。

 当時のみちょるびんは外国暮らし。
 そのため実家に送付してもらうことを考えていましたが、他にも、複数の場所への送付が可能かどうかを問い合わせました。
 友達にも本を送りつけて、びっくりさせてやろうと企んだのです。

 ところがそのみちょるびんの問いに対する印刷会社からの返答はなく、みちょるびんもそのうち忘れてしまい、結局、受賞賞品1冊だけが実家に送られてきた格好となったのでした。
 しかも予告されていた時期よりも2ヶ月も遅れて!

 それじゃあ、印刷会社のHPから注文しよう!と思い、その後何度もHPを覗きに行ったのですが、一向にその本が売りに出されない・・・。
 前回のコンテストの作品集まではちゃんと掲載されているのに!
 なぜだ!?

 入賞の知らせを受けてから作品集が本になって送られてくるまでに7カ月もかかっていたし、何かしらトラブルがあったんだろうか!?
 印刷会社の財政難?
 まさかね!
 だって新規コンテストの募集も行っているわけだしね・・・。

 となると、受賞作品の中に規定違反が見つかったのか!?
 盗作が発覚したとか!?!?
 だから、一般には販売することはせず、関係者だけに配布する部数しか刷らなかった!?!?!? 
 いずれにせよ、それについては謎なんですわ・・・。

 結局「本」は一般に売り出されなかったし、「本」を通して当『ぷぷっ・ピィ・DO』のアクセス数が激増するというみちょるびんの目論みは露と化したのでした・・・(- - ☆)。

 それから更に1年後。
 日本に一時帰国した時にみちょるびんは、ようやく出来上がった本を受け取ることができたのでした。

 これがまた、思っていたよりも薄っぺらくてね・・・。
 ハードカバーの立派なやつを想像していただけに拍子抜け。
 「本」っていうよりも「冊子」っていう感じ。
 期待していただけに、ちょっぴりがっかりしました☆

 まぁでも、考えてみると、受賞者は50名だけであり、作品の文字数は1人につき1000文字なわけだから、そんなに分厚くなるはずがないのよね・・・。

 その後しばらく、その印刷会社のHPを覗きに行っては、作品集が販売されていないかチェックしていましたが、そのうちそれもやめてしまいました。
 先日久しぶりに確認してみましたが、やっぱりナシ。

 そのかわりと言うか、依然として過去の回の作品集は掲載――売れ残っていました。
 もしかすると最初は印刷会社も、入選した関係者が購入してくれることを見越して多めに印刷してしたのかも知れないが、その後当てが外れ、みちょるびんが応募した回から、注文部数しか作らないという方式に変更したのかも知れないね・・・。

 因みに、「拝啓、〇〇様」というお題で、みちょるびんが宛てた主は、夏目漱石大先生。

 夏目漱石ファンのみちょるびんは、寝る前に毎晩「お力をお分けたまえーっ!」と、夏目漱石先生に図々しく拝むということを日課にしている。
 そんな話を面白おかしくエッセイにしたのでした。

 実家にいる母・マミーから、本が届いたという知らせのメールが届きましたが、その中に、作品集の感想も綴られていました。

 他の受賞者は、家族のこと、自分のこと、先生のことなどを書いているのに、みちょるびんのように‘全然知らないヒト’のことが書かれた作品はなかったみたい。
 お母さんは、よくわからん。
 とね。

 みちょるびんも読みましたが、別に、みちょるびん一人だけというわけじゃなかったけどね・・・―――。

 まぁ、そういうちょっと変わり種も入れて、バラエティに富んだ内容にしないと、作品集としては成り立たんのじゃないかと思うのよ?、うん。

 いや、待てよ!?
 だとしたらそれって、純粋に、文章が褒められたわけではないってことにならんか!?(完)

                             以上、みちょるびんでした!

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