こんにちは、みちょるびんです。
【ある日の日記】
今日は健康診断の日。
毎年、緊張のあまり、必ず、’お呼び’がかかる。
予め用を足してから臨んでも、である。
採血や胃の検査を思うと、どうしても、緊張は避けられないのだ。
我ながら、肝の小ささにはがっかりさせられる。
そもそも、今回、受付の段階から待たされた。
それでも、今年は、椅子が用意されていただけマシではあったが。
何度か腹痛に襲われながら、順番まで耐えた。
その代わり、受付終了後、速攻、再びトイレに駆け込んだのであった。
さて、身長測定はいつも適当だが、今年は、頭に当たっている棒が少々きついとクレームしてみたところ、160.3cmになっていた。
たまに、160cmを切ることもあるのだが、やはり、微妙な加減で、数値が違ってくるものらしい。
なんとなく、160cmは欲しいところなので、言ってみて良かった。
この10日ばかり、さほどタイトではないが、ダイエットを試みていた。
そして、ずっとさぼっていたストレッチも、復活させていた。
その成果の表れか、体重は満足のいく数字をたたき出していた。
家で、体重計に乗る時は、裸同然であり、そちらの方が、本来は正確なのだろうが、ここでは、服の重さを多めに勘案してくれているのだろう。
結果的に、家の時よりも、1kg以上軽いという快挙となった。
血圧は、「低め」と自己申告したが、至って正常だったよう。
今日という日のために、普段は、食べていない朝食を、ちゃんと取るようにしていた。
朝飯を食べ続けた甲斐があったということか。
問題のメタボチェック―――。
この10日間のダイエットの真の目的は、この胴囲測定対策だったわけだが、予想以上に好成績を残すことができて、安堵した。
関心の焦点は、どこを測定するかということだった。
一番出っ張っているところ――へそ下3cmくらいのところ――なのかと、恐れていたわけだが、測定者にへその場所を訊かれ、その周囲が測定された。
その間は、当然、いつも以上に、姿勢が良くなり、腹回りは、多少の緊張が保たれた。
お陰で、私が「この値ではまずい」と考えていた数値よりも、はるか10cmも少ない、驚きの数値であった。
今日は、脱ぎ着がしやすいようにと、Tシャツを着て臨んでいた。
ウエストのところに切り返しの入った黒のTシャツ。
デザイン的に、とても平たく、痩せて見えるというもの。
だから、測定者の目くらましとなり、きっと、疑念は抱かれないはず。
最大の難関、胃の検査。
炭酸と水を最初に手渡され、すぐに飲み込めず、閉口した。
吐き出しそうになったが、何とか口を押さえて、のどの奥に押し込んだ。
今回は、これで終わりなのかと安心したのも束の間、バリウムを勧められた。
やっぱりな・・・。
「バリウムを飲まなくて済むようになった」という医学の進歩は、まだ聞こえてこない。
バリウムを細切れに飲んで、ようやく飲み干し、次のステップに進んだ。
ラストスパート、胃の撮影である。
検査台に張り付いて、今回はいつになく、あれこれ体を回転させられた・・・と思ったら、バリウムが十二指腸のところまで下りて来ないから、もう一回、写真を撮る必要があると言われた。
私は思わず「えーっ」と声を上げた。
また日を改めて、同じ行程を繰り返すのかと思ったからだ。
だが、そうではなく、次の受検者を先に撮影し、その間、十二指腸までバリウムが下りてくるのを待つという寸法とのこと。
良かった・・・。
私は、一旦、検査室の外に出て、お腹の辺りをもぞもぞ、手で’円’を描いた。
そうやったら、胃が活性化するとのこと。
「まだ胃が起きていないのねー」と言われたが、測定環境や条件は、去年と同じのはず。
大丈夫か、我が胃よ。
これから先、こんな心許ない感じでは困るのだが。
そうやって、とりあえず、何とか無事に健康診断を終了させた。
いつもより、出かけて来たのが少し早かったせいか、あるいは、単に、受診者が少なかったのか、いつもよりも早く解放されたので良かった。
渡された下剤は思っていた以上に強力で、再び、頻繁に、’呼び出し’を食らった。
おかげでお尻が痛くなった。
以上、みちょるびんでした!