こんにちは、みちょるびんです。
昔、夏に、ヨーロッパに住んでいた友達Eちゃんを訪ねて、親友のKちゃんと遊びに行ったことがありました。
Eちゃんが車で、いろんなところを案内してくれ、おかげでとてもいい旅行となりました。
中でも、印象に残っているのは、シャトーホテルへの滞在。
シャトーホテルとは、その名のとおり、古いお城を宿泊施設として開放しているところです。
ヨーロッパの古城に泊まれるなんて、ロマンがあり、夢のようです!
このシャトーホテルへの宿泊は、その旅のハイライトの一つでした。
【シャトーホテル滞在(日記)】
いよいよ、お次は、シャトーホテルである。
場所は、案外すぐに探し出すことができた。
しかし、シャトーホテルの案内板が現れてからも、随分長く、車を走らせた。
‘お城’であるので、街中にあるのではなく、人里離れた場所なのだろう。
わくわくした。
シャトーホテルの門の前に、ようやく、車が到着した。
門は自然と、開かれた。
敷地内も広く、美しい自然の庭が展開していた。
枝が茂って、地についてしまった木のトンネルを抜けて、シャトーに到着した。
中庭に車を停めると、すかさず男の人が出て来て、荷物を運んでくれた。
当初、私たちは、一部屋を3人でシェアする予定だったのだが、客が少ないのか、ホテルの厚意で、二部屋を用意してくれていた。
Eちゃんは、運転で疲れているので、一人部屋とし、私とKちゃんとで、もう一部屋をシェアすることにした。
考えてみると、当然なのだろうが、建物の中は古かった。
部屋も全体的に色が抜け落ちた感じ。
装飾のかわいさに喜んではみたものの、ハエが多いことに気づき、ブルーになった。
食事までに時間があったので、しばらくの間、ベッドに横になっていたのだが、ハエが顔にたかってくるのだ。
最初は、2匹くらいと思い、Kちゃんがハエを窓から逃がしてくれたので、安心していたのだが、それでもハエがたかってきたので、その数の多さに驚き、悲鳴を上げてしまった。
一体何匹のハエがこの部屋に生息しているのだ!?
ハエはこの部屋で生まれているのか?
ハエは増える一方ではないか??
ハエが、部屋の中の物にとまるので、気色が悪くなってきた。
Kちゃんに訴えると、Kちゃんは果敢に、部屋の備え付けの雑誌を丸めて、ハエを退治してくれた。
すばらしい!
Kちゃんは、「スカッとする」と言い、更なる獲物を求めていた。
私は、‘殺った’後の始末を考えると、ユーツなので、参戦はしなかった。
Kちゃんの功績は大きい。
Eちゃんの部屋はもっと、悲惨に見えた。
私たちの部屋よりも、ハエが、もっと機敏で、狙い打ちには‘腕’が必要そうだった。
Kちゃんは「殺ろうか」と申し出たが、Eちゃんは、あまり気にしないという風だった。
Eちゃんの脱いだ靴には、4、5匹のハエがたかっていた。
恐ろしい光景だった。
消灯後、どうなるのか、考えるとぞっとする。
私はとても安眠できそうにない。
【追伸】
Kちゃんのハエ退治のおかげで、その夜は、安眠できました。
以上、みちょるびんでした!