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思い出の相撲

投稿日:2020年11月2日 更新日:

こんにちは、みちょるびんです。

1.相撲の記憶

 みちょるびんが、父・パピーのことを思い出すとき、‘相撲ファン’だったとまでは、思わないのですが、しかし、パピーがよく、テレビで相撲を観ていたという記憶はあります。

 仕事を終えて家に帰ってくる時間に、ちょうどテレビで相撲をやっていて、パピーは帰宅すると、必ず、牛乳とアンパンをお供に、相撲を観ていました。

 みちょるびんは、相撲には関心がなかったし、そのせいなのかも知れませんが、パピーと相撲の話しをした記憶は、ほとんどありません。
 だから、パピーのことを、‘相撲ファン’認定できないのだと思いますが、とは言え、スポーツの中で、パピーが唯一、観ていたのは、相撲であったことは間違いありません。

 だから、‘相撲’と言ったら、‘パピーがよくテレビで観ていたな’という風に思い出します。

 さて、そんな‘相撲’ですが、ずいぶん前になりますが、一度だけ、みちょるびんは、相撲観戦に行ったことがありました。
 また、相撲の稽古部屋を訪問する機会がありました。

 パピーにこのことを自慢したかどうかは、覚えていませんが、なかなか、珍しい体験であったことは確かです。
 そのときの、日記をご紹介します。

2.大相撲観戦(日記)

 今日は、待ちに待った、大相撲の観戦日。

 最近、仲良くなった友達が誘ってくれたのだ。
 彼氏さんと、その同僚の外国人男性も一緒だった。

 同僚の方は、身長が190cmあるらしく、130cm四方の升席では、4人でとても窮屈だった。
 ずっと座っていると、体操座りでさえも、腰が痛くなってくる始末。

 それにしても、思いの他、相撲は楽しかった。
 これまで、全然興味はなかったのに。
 観てみるもの、だ。

 高見盛関のことは、テレビで知っていた。
 角会のロボコップという愛称で、親しまれていた。

 何だろう、彼は、本当に人を惹きつける魅力があるのか。
 これが、カリスマというものなのか?

 それまで、あまり気に留めていなかったのだが、高見盛関が入場してくるとき、なぜか、彼の姿を瞬時にとらえたのだ。

 足を怪我しているのか、少し引きずるように、ひょこひょこ歩く感じ。
 その動きが、大勢の人を背景にしていても、目を引いたのかもしれないが。

 本当に人気があって、彼が入場したら、拍手が沸き起こった。
 土俵の上でも、注目の的だった。

 彼は、取組のとき、二度もフライングをした。
 そのたびに彼の闘志は燃えるのか、テレビで観たことのある、パシパシと体をたたく音が大きくなっていった。
 思わず、応援したくなる。

 結果は、黒星だったが、十分楽しめた。
 また、ひょこひょこしながら、帰って行った。

 人気があるせいか、横綱等の力士に次いで、懸賞金が多かったのも印象的。

 たまたま、家でテレビをつけたら、相撲をやっていて、高見盛関が出ていた。

 テレビでは、フライングのところはカットされていた。
 当然か。

 しかし、茶の間では、このようなドラマがあったとは、知らないのだ。
 ちょっと、愉快。

 行って実際に観てみるとね、相撲ファンになるよ、これは。
 とても楽しかった。

3.稽古部屋見学(日記)

 今日は、5時半起きだった。
 相撲部屋を訪問するのだ。

 相撲部屋の玄関を入ると、すぐに畳があり、畳の上に上がると、右手に、小さい土俵が設けられていた。

 既に、若い力士が汗をかいていた。
 白熱しており、真剣な気持ちが直ぐに伝わってきた。

 見学者は、さすがに誰もおしゃべりしたりはせず、緊張した面持ちで、皆、稽古の様子に見入っていた。

 私も、その一人。

 真剣にぶつかり合う姿は、音だけでもその激しさがわかり、何か、美しかった。
 先日、本場所を観に行って、少し、相撲を見直した私だが、以前は、その1分も行われない‘マッチ’が、何だか、簡単に見えていたのだ。
 しかし、今回、生で、間近に稽古を見て、そう容易なことではないのだということを理解した。

 当然、横綱や大関・・・等、上位の力士も彼らと同じ道を歩んできたのだ。

 彼らの真摯な姿は、すがすがしく、そこに感動があった。
 正面からぶつかっていき、まっすぐに、正々堂々と戦っているところが、そのように思わせるのだろうか?

 親方の叱る様子や、真摯にアドバイスを受け入れる力士たち、その緊迫した空気。
 そこは神聖な場所であり、いい加減な気持ちでいてはならないという感じがした。

 面白い、貴重な体験だった。
 贅沢を言ってはならないが、幕内の稽古が見られなかったのは、少し、残念。

                       以上、みちょるびんでした!

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