こんにちは、みちょるびんです。
【小旅行日記 in 逗子
「現代日本画の巨星 片岡球子展-100歳を記念して-」】
ようやく、「神奈川県立近代美術館・葉山」に到着したのは、12時だった。
気を取り直し、展示コーナーへ。
さほど人がいなかったので、じっくり観て回った。
昼食時というのも良かったのかも知れない。
片岡球子は、最初の頃は、‘落選の女王’(?)とか言われていたほどで、うだつがあがらなかったらしい。
確かに、初期の頃の作品は、ちょっと、おとなしい印象である。
だた、色使いは、後の球子の鮮やかな配色を予感させるものがあると思った。
女性の着物の柄が、なんともステキなのだ。
球子は、着物の柄が好きなのか。
とても、細かく、個性的で、色がきれいだった。
富士山も面白かった。
やっぱり、色がきれい。
彼女の代表的な作品、富士山と花の組み合わせは、富士山を敬う気持ちから、花をお供えしようと始めたことらしい。
そういう感覚が面白い。
人柄もチャーミングで親しみも湧く。
そういった人間性みたいなものも、絵に出るのかも知れない。
「面構え」シリーズも興味深い。
やはり、着物の柄がすごかった。
色使いも、ホント、ほれぼれするのだ。
浮世絵師等、元となる絵があって描いているとのことなので、着物の柄も浮世絵の柄になるのだろうが。
私は、自分が球子の絵が好きなのは、一つは、浮世絵が好きだからなのだと自覚した。
日本画はステキである。
日本画を描くのもいいのではないか。
今回は、この展覧会のために出かけてきたというのもあり、いつも以上に時間をかけて観て回った。
1時間半も展示場にいたのは、初めてではないか?
しかし、さすがに、足が棒になった。
当初は、鎌倉でランチすることを計画していたが、美術館のカフェですませることにした。
鎌倉まで出ていると、昼飯が遅くなり、空腹に耐えられないと思ったのだ。
海が見渡せる景色のよいレストランだった。
少々お高くついたが、葉山ビールもバーガーも満足のいくものだった。
ミュージアムショップでは、風呂敷を買った。
球子の富士山の絵で、粋だった。
今回のような機会でないと、片岡球子の図柄の風呂敷なんて手に入らないだろう。
サイズも悩んだが、やはり、気に入った絵柄で決めた。
大きいサイズなので、少々高かったが、シルクであり、やはり、粋だと思うので、いいことにしよう。
家まで持ち歩くのに重いが、図録もゲット。
これは、是非購入したいと思っていたのだ。
珍しいことだ。迷わずに欲しい!と思うのは。
鎌倉に着いたのは、16時頃。
北大路魯山人の美術館にも行ってみたいと考えていたが、疲れていたのでやめた。
はちみつだけ買って、うろうろし、ケーキなどを食べた。
やっぱり疲れたので、早々に切り上げることにした。
夕飯も、腹いっぱいで入らないと思ったので。
鎌倉駅がすごい人だったので、逗子駅まで戻り、始発の電車で座って帰った。
でも、思ったほど、電車は混まなかった。
なぜだろう?
逗子までの小旅行。
私はリフレッシュできただろうか?
ちょっと、移動が疲れたかな。
でも、「片岡球子展」は行って良かった。
これは、絶対。