こんにちは、みちょるびんです。
みちょるびんにとっての、宜保愛子さんの思い出動画を、たくさんアップされているYouTubeから探している中で、面白いものを見つけました。
1991年の大みそかに、東京タワーの特別展望台から、生中継で放映されたテレビ番組「幸せをよぶテレビ」の一場面です。
1.いない人も、いる
霊能者・宜保愛子さんが、これから新年を迎えるにあたり、お茶の間のみなさんに、「幸せになるためのアドバイス」を届けるという内容でした。司会の徳光和夫さんのお話しから推察するに、当時、宜保さんは休養中で、しばらくテレビ番組には出演されていなかったようでした。しかし、その番組の出演は、休養に入る前のお約束だったからとして、特別に出演されたとのことでした。
こういったところにも、宜保さんの義理堅さや人情に厚いところが垣間見え、好感が持てます。
さて、そこで宜保さんは、守護霊なるものを説明し、その人の、亡くなった身近な方-例えばおじいちゃんおばあちゃんなどの家族や親しい友人-が守護霊になる場合が多いということでした。そして、我々が生活するうえで、自分が努力することも大切ではありますが、この霊の力が働いて、私たちを助けてくれたなら、今よりも、もっと幸せな時を過ごすことができるだろうとおっしゃいました。
宜保さんはそれまで、数々のテレビ番組の中で、共演する多くの芸能人を霊視し、守護霊の話しをされていました。だから守護霊は、誰にでもついているものと錯覚しそうでしたが、宜保さんの話しでは、実は、いない人もいるということでした。しかし、守護霊がいない人も、一生懸命念じることによって、守護霊がつくようになるという希望が持てるお話しでした。また、既にいる人は、念じることで、もっと守護霊の力が大きくなることもあるとおっしゃっていました。
2.一緒に念じましょう
それでこの後、いよいよ、宜保さんによる「幸せになるためのアドバイス」が発表されるのですが、それがとても斬新でした。
‘これから宜保さんが念じるので、お茶の間のみなさんも、自分の守護霊になってほしい大好きな人を頭の中で思い浮かべ、一緒に念じてほしい’というのです。
大晦日や新年は、家族と一緒に過ごすことが多いですし、そういう時にこそ視聴率を獲得すべく、各局とも‘しのぎ’を削るのだと思いますが、テレビ局が総力を挙げて力を注ぐと考えられるその大晦日の番組に、‘霊能力者’という人が出演し、「守護霊を持とう!」と呼びかけるって、冷静に考えてみると、すごいことではありませんか?
そして、これからあと1分半くらいで日付が変わるという緊張の時間に、宜保さんの真剣に念じられている様子が約30秒間、画面に映し出されました。ずっと宜保さんのお顔のアップだけというわけではなく、‘引き’で東京タワー特別展望台が映されて、宜保さんと重なり合うというような、ドラマティックな演出も施されおり、ちょっとNHKの「行く年、来る年」にも似たような、静寂の時間でした。
カウントダウン直前のクライマックスに、この念じるシーンを持ってくるのですから、感服です。それだけ、皆が一様に、宜保さんの能力を信じ、受け入れていた、古き良き時代であったということを物語っていると思います。
3.気軽にできる供養の仕方
因みに、お世話になる守護霊、まぁ、おそらく、亡くなられた方全般に当てはまるのだと思いますが、宜保さんは、供養の仕方も合わせて教えてくださいました。もしかすると、こちらの方が、宜保さん的には、最も伝えたかったことのように、みちょるびんには感じられました。守護霊に、こちらのお願い事ばかりをするっていうのも、勝手な話ですし、やはり、感謝の気持ちが大切ということなのでしょう。
宜保さんが誰にでもできる簡単な方法として紹介していたのは、皆が食卓を囲むときに、故人が好物だったものを、少しでよいので、別の皿にとりわけ、同じテーブルの上に供えるというものでした。故人を思い浮かべながら、故人に向かって「おばあちゃん」と声をかけてあげると、なお良いというお話しでした。なんだか、心温まる方法だと思いますし、これなら、日常生活の中でも苦なく実行できそうですね。
4.新たな不安要素
さて、みちょるびんは、興味津々で、番組を見ていたわけですが、まさか、これから「守護霊になってほしい人に呼びかけましょう(念じましょう)」という展開になるとは思ってもみなかったので、ちょっと慌てました。
急に言われて、パッと思い浮かぶ人が、‘適任者’ということなのかもしれませんが、みちょるびんは、欲張って、‘一緒に住んでいた・ばあちゃん’と、父・パピーの二人をとっさに選びました。
そして「どうぞ、みなさん、自分の大好きな、この人に守護霊になってもらいたい、そう思う方のことを頭の中に、しっかりと置いてみてくださいませんか。そして、今、一緒に念じましょう。では、始めます」という宜保さんの掛け声に合わせ、みちょるびんも、真剣に念じました。そのうち、年が明けたことを告げる花火が上がり始め、宜保さんの「幸せになるためのアドバイス」のコーナーはそのままフェイドアウト、終了しました。
みちょるびんも、一通り念じ終え、「面白い体験だった」と思いながら、しばらく余韻に浸っていた、の、ですが、しかし、すぐに、「しまった!」と思いました。
みちょるびんの亡くなった父・パピーは、安全・安定を好む、とても用心深い人でした。だから今、みちょるびんの「仕事辞めたい病」が再発したことを苦々しく思っているでしょうし、ブログなんぞを始めたと知ると、猛反対してきそうです。
全力で、阻止してきたらどうしよう・・・。急に不安になるみちょるびんなのでした。
以上、みちょるびんでした!