こんにちは、みちょるびんです。
【最新の日記】
今日の夜は、仕事関係者との食事会があった。
せっかくの機会であったので、先日、「ブラックフライデー」セールで購入したブラウスをおろした。
仕事用にと買ったものであり、もったいながって、いつまでも出番を窺っているようではいけない。
ここは、思い切りが大切なのだ。
仕事の服装は、正直なところ、数枚のシャツを、似たようなコーディネイトで回しているという感じ。
職場における空調が一定であるので、猛暑、極寒の日を除いては、1年中、ほぼ同じ格好をしている状況である。
週に1度は着て、そのたびに洗濯するわけだから、生地の消耗も激しい。
だから、シャツ類は特に、代えの数が多い方がいいわけで、新規参入は歓迎なのだ。
実際、あの洋服屋に引っかかったのも、ディスプレイのマネキンが、職場に着て行けそうな綿のシャツを着ていたから。
そうやって物色したお店では、いくつか収穫があった。
汗等の吸水性がよい綿のシャツにこだわるあまり、意外に、レパートリーを増やせないという悩みがあるので、幸運だった。
それに、今回は、セールということも手伝って、財布の紐が緩み、いつもと少し違ったタイプのブラウスも調達した。
テロテロしたやつ。
私にしては珍しい。
そんな新しいブラウスを着て、今日は出かけた。
新調したばかりの服を着ている時は、ちょっと、気持ちが浮つく。
いつも代り映えしない格好をしており、それに見飽きている同僚たちも、きっと気づくのではないか。
何か、指摘されるのではないかと身構えていたが、誰からも声がかからなかった。
新しいブラウスだということに、本当に、誰も気づいていないのか。
あるいは、「イカす」と思っているのは、自分だけなのか・・・。
ちょっと、残念に思いながら、1日を過ごした。
新しいブラウスは、エレガントな印象があった。
実際に着てみて気づいたのは、袖に結構なボリュームがあるということ。
漫画「ベルサイユのバラ」のオスカルが着ていたようなやつ。
調べてみたところ、バルーンスリーブと言うらしい。
いつもは、腕にピタッと沿ったシャツばかりなので、こんなフワフワした袖は初めてかもしれない。
パソコンを打ちながら、袖が机に触れていることに気づいた。
これでは、消しゴムカスなどで汚れた机を掃除する’モップ’である。
もしかすると、仕事向きではなかったのかも知れない。
こんなところまで考えが及ばなかった。
次回からは、要注意である。
さて、夜は、そのまま食事会に出かけた。
出席者の間に、距離があった方がいいという上司の提案で、広い円卓を使う「中華」だった。
スープは一人一人が注文し、大皿の料理を皆でシェアした。
食事の途中で、ブラウスの左の脇腹の方に、何かシミが出来ていることに気づいた。
食べこぼしなどをすれば、体の正面に出来るので、脇のあたりというのが不思議だった。
そう言えば、なみなみと注がれたスープが運ばれて来たのが、私の左手だったから、ウェイトレスがその時に、スープをこぼしたのかも知れないと思った。
おろしたてのブラウスにシミなんか作りたくないが、仕方がない。
そして、食事会もそろそろ終わろうとしていた頃。
今度は、左の手首の下の方の袖に、違和感があった。
見てみると、底の部分にシミが出来ていて、カピカピに干からびていた。
そうか!
料理を取り分ける際に、袖が、自分の皿の上の料理に触れていたのかも知れない!
円卓の中央に置かれた料理に意識が向かい、袖への注意がおろそかになっていた。
普段、腕にピタッと沿ったシャツスリーブばかり着ており、この新しいバルーンスリーブ・タイプには馴染みがない。
車で言うところの、’車幅感覚’がつかめていなかったことによる事故である。
これまで見たことがない左脇のシミも、ウェイトレスの仕業だと思っていたが、どうやら、自分のバルーンスリーブが、吸い上げたスープを、左脇まで運んたことにより出来たものらしかった。
気づかずに、「美味い、美味い」と言って、スープをたいらげていた。
’消しゴムカスを掃除した袖’が浸ったものだというのに・・・。
それにしても、当地が、乾燥する気候であって良かった。
帰る頃には、袖も脇もすっかり乾いてくれていたお陰で、コートの裏地にスープが付着するという二次被害を食い止めることが出来たのだった。
今回の食事会で学んだこと。
「エレガントなバルーンスリーブは、中華向きではない」。
以上、みちょるびんでした!