旅行

出雲旅行!(7.次なる一手)

投稿日:2025年6月23日 更新日:

 こんにちは、みちょるびんです♪

 前の週の金曜日に急遽、翌1週間の夏休みをとることになったみちょるびん。ナンの計画もなかったが、幸運なことに、空きが出ていた寝台特急「サンライズ出雲」の寝台Aのチケットをゲット。翌日の列車の出発に合わせ、それから急いで計画を練り、出雲旅行の旅程を立てたのであった。しかし憧れの「サンライズ出雲」は運休となり、代わりに飛行機で出かけることに。計画では、JR出雲市駅からその日宿泊予定の「日御碕灯台」まで、バスで直行するはずだったのだが、バスは途中の「出雲大社」までしか行かず、2時間の空き時間ができたてしまったのだった。

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 「出雲大社」行きのバスに揺られながら、なんだかとても遠くまで来たような気分になっていた。

 JR出雲市駅から「出雲大社」までは30分くらいだと事前に調べていたが、街中から離れ、辺りには田んぼが広がっていた。
 こんなところをバスで走ったかしら?と、みちょるびんは6年前の記憶を手繰り寄せようと試みたが、思い出せなかった。
 運転手さんにも確認し「出雲大社」行きに乗っていることに間違いないのだから、そのまま信じるしかなかった。

 「正門前」というバス停で観光客が降りたが、バスの運転手さんにもう1つ先だと止められ、終点の「出雲大社バスターミナル」で降りた。
 バスターミナルと謳う割には、こじんまりとしたのどかな雰囲気のある停留所だった。

 時刻は13時になろうとしていた。
 「日御碕灯台」行きのバスの発車時刻は15:10。

 これから2時間、どう過ごそうか・・・。
 この辺でランチして、「出雲大社」のお参りを先に済ませるか・・・?
 まだ、決めかねていた。

 それに、2時間で戻って来れるものなのかという疑問もあった。
 東京からはるばるやって来たのに、急ぎ足で回りたくはない(- - ☆)。

 建物があったので、そっちの方に行ってみようとキャリーバッグを抱えて砂利道を歩いていたら、途中にロッカーを見つけた。
 表面にサビができたレトロ感満載な感じ。
 本当に使えるのかと不安に感じたし、この暑い中、このロッカーに荷物を預ける気にはならなかった。
 建物の中には土産物屋や食堂が入っていたようだったが、物色する気にもなれず、日陰のベンチに腰掛け、ただただ途方に暮れた。

 ふと、向かいの空き地の方に目をやると、黒い車が1台停まっていた。
 確証は持てなかったが、タクシーのように見えた。
 休憩中なのか、待機中なのかの判別もつかなかったが、ふらふらと車に歩み寄ると、中から女性の運転手さんが出てきた。
 営業の意志はあるらしい。

 恐る恐る「日御碕灯台」までの料金を訊いてみた。
 だいたい4千円とのこと。
 ちょっと高い・・・(- - ☆)。

 タクシーに乗るんだったら、なにもわざわざJR出雲駅を経由せずに、リムジンバスも「出雲大社」行きのがあったのだから(「出雲旅行!(6.バス!)」)、直接ここに来ていれば交通費も少しは節約できたんじゃないか・・・。
 そんな風に思うと、料金がますます高く感じられた。

 だが、JR出雲駅からの直行バスがないということは予知できなかったことであり、仕方がないことだったのだ。
 気だるい暑さだし、心情としては早く、この煮え切らない状況から脱出したかった。
 せっかくなら早く現地入りして、観光を始めた方がいいではないか!?
 そう、自分に言い聞かせ、ホテルまでお願いした。

 途中で「稲佐の浜」を通った。
 ネットで見た通りの景観だったから、間違いないだろう。
 縁起が良さそうな場所だった。
 今回の旅では、是非とも行ってみたいものだ。

 車内では専ら、運転手さんから情報収集を行った。
 同じ女性であるから参考にしやすい。
 例えば、灯台付近のおすすめレストランとか。

 おいしいウニ丼のお店があるのだそうなので、ランチはそこに行ってみようと思った。
 「石見銀山」の近くにある「温泉津温泉」も情緒があっていいらしいので、時間があるようなら足を伸ばすことも検討したい。

 ホテルに到着してみると、「日御碕灯台」とは目と鼻の先で、とてもいい立地にあった。

 タクシーの降り際にふと、日没の時刻が気になった。
 事前にホテルから夕飯の時間を提示され、17:30か19:30のいずれかを選択するよう求められていた。
 旅行中は特に昼食が遅くなる傾向にあるので、19:30の希望を伝えていたが、それに対する返答がなかったため、17:30に回される恐れもある・・・。

 せっかく夕陽がきれいと名高い「日御碕灯台」近辺に宿泊するわけだし、夕日鑑賞は外せない。
 それで、夕飯の時間と日没時刻がバッティングしないか、ホテルとの夕飯時間の交渉を前に確認しておこうと思い立った。

 入口の前でスマホで調べていたら、ホテルの人に声をかけられ、中に連行された。

 日没は19:30頃らしく、日没を楽しんでから食事会場に来てもらって良いと言われたので、夕飯はそのまま19:30にしてもらった。

 周辺マップが掲載されたリーフレットをもらえたのはありがたかった。
 ネットではわからない情報も多いのだ。

 おすすめのレストランを訊いてみると、タクシーの運転手さんと同様の回答。
 リーフレットを見ると、全国からファンが押し寄せる店として紹介されていた。
 期待が高まったが、なんと水曜日のその日は定休日だったことが判明。
 うーっ、残念っっ!

 明朝のホテルの朝ごはんの時間を早くして、悩んでいた帰りのバスの時間も9:07発ではなく12:30発にして、ウニ丼ランチを堪能してから出雲市内に帰ることを計画してみようと思った。

 時刻はまだ13:30。

 チェックインの時間にはまだ早かったので荷物を預け、早速観光に出かけることにした。
(つづく・・・)

                             以上、みちょるびんでした!

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