こんにちは、みちょるびんです♪
前の週の金曜日に急遽、翌1週間の夏休みをとることになったみちょるびん。幸運にも空きが出ていた寝台特急「サンライズ出雲」の寝台Aのチケットをゲット、それを発端に出雲旅行を計画した。結局は「サンライズ出雲」は運休となり乗れなかったが、代わりに飛行機に切り換え旅行を決行。当初の予定ではJR出雲市駅からその日宿泊予定の「日御碕灯台」までは、直通バスで移動することを考えていたが、バスは途中の「出雲大社」までしか行かず、2時間の空きを埋めるためにタクシーを利用した。そうして出かけた日御碕では存分に観光を満喫、翌日は急遽船を出してもらえることになり、日御碕湾遊覧とレジャーフィッシング客のお迎えを体験。「出雲大社」でのお詣りを終えて、迎えた3日目は「石見銀山」に移動。ワンコインガイドツアー「龍源寺間歩コース」に参加し、カフェでの休憩を挟んで大森の町並みを散策。ぎんざんカートで宿屋に戻ってからは、最終日の計画を立てた。旅行最終日は、「世界遺産・大久保間歩一般公開限定ツアー」に参加した。
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「大久保間歩」について記事を書くにあたり、もらったパンフレット類だけではわからないことも多くて、いろいろとネット情報を参考にした。
まず面白かったのは「石見銀山」における間歩数の変化。
「石見銀山」に間歩がどれくらいの数あるのか?ということはやっぱり気になるし、皆、一様に書きたくなるわけですよ。
「石見銀山とその文化的景観」が世界遺産登録された2007年7月以降、「大久保間歩」は銀山観光の目玉として位置づけられ、ガイド付きのツアー形式で2008年より一般公開が始まったそうだが、一般公開から約3年後の2011年3月にツアー参加した人のブログでは、間歩の数は500と紹介されていた。
そして、2017年8月の記事では600余り・・・と。
他で800ってのも見たし、直近の公式サイトではまだ900という記載のままのものもあった。
現在は1,000くらいと言われているから、この15年くらいで間歩の数が倍に膨れ上がったということになる。
つまりはそれだけ「石見銀山」では熱心に調査が続けられているということ!
それから、興味深かったのは、ツアー内容の変遷。
現在の「世界遺産・大久保間歩一般公開限定ツアー」のハイライトであるの「福石場」見学は、世界遺産登録10周年を迎えた際に新たに登場したメニューだが、それより以前は、ツアーの充実を図るためなのか、距離で勝負していたところがあったように見受けられた。
たぶん、ね?
石見銀山ガイドの会が主催するガイドツアーの中に、「仙ノ山コース」というのがあって、「石見銀山世界遺産センター」を起点にして「大久保間歩」を訪れるというのは今回のツアーと同じだが、「大久保間歩」から更に足を伸ばし、「釜屋間歩」→「岩盤遺構」→「露頭掘り跡」、そして折り返し地点となる最終地点は、標高537mと言われる仙ノ山の頂上付近にある「石銀」(いしがね)という濃厚な3時間コースとなっていた。
因みに「石銀」地区は、神屋寿禎が日本海沖から光る山を見つけたと言われている『発見伝説』の舞台となった場所なのだそうで(「出雲旅行!(41.道中)」)、戦国時代から江戸時代にかけて銀鉱石の採掘や製錬が盛んに行われた地なんだとか。
しかしこの「仙ノ山コース」は現在、石見銀山ガイドの会のHPでは、「好評のうちに終了しました」となっており、最後にこれが実施されたのは平成29年4月15日(土)だったと考えられる。
平成29年と言えば、「福石場」見学が登場した年(2017年)であり、現コースに取って代わられたということにはならんだろうか!?
とは言え、この年の10月に実施されたツアーで「釜屋間歩」に行ったという報告もあり、当時はかろうじて「釜屋間歩」まではツアーに含まれていたのかも知れない。
いつ頃から釜屋間歩がツアー行程から姿を消したのかは不明だが、面白そうな写真を見たみちょるびんは、行ってみたかったと思ったのであった。
だが、さすがに「石銀」までは無理だっ!
標高310mにある「大久保間歩」まで、原田駐車場からの高低差は90mと言われているが、山頂付近の「石銀」までともなるとざっと300mくらいということになり、これはもう立派な登山と言わざるを得ない。
最後に「大久保間歩」は、冬期は、坑道がコウモリの冬眠場所になるんだそう。
「石見銀山」HPで「坑道内では年間を通してコウモリが飛び回る姿を確認することができる」という記載を見つけたが、残念ながらみちょるびんたちはコウモリの姿を見ることはできなかった。
だが2月に訪れたというツアー参加者は、坑内の天井に無数にぶら下がるコウモリを写真に収めていたので、それはちょっと羨ましかったりする。
(つづく・・・)
以上、みちょるびんでした!