こんにちは、みちょるびんです♪
前の週の金曜日に急遽、翌1週間の夏休みをとることになったみちょるびん。幸運にも空きが出ていた寝台特急「サンライズ出雲」の寝台Aのチケットをゲット、それを発端に出雲旅行を計画した。結局は「サンライズ出雲」は運休となり乗れなかったが、代わりに飛行機に切り換え旅行を決行。当初の予定ではJR出雲市駅からその日宿泊予定の「日御碕灯台」までは、直通バスで移動することを考えていたが、バスは途中の「出雲大社」までしか行かず、2時間の空きを埋めるためにタクシーを利用した。そうして出かけた日御碕では存分に観光を満喫、翌日は急遽船を出してもらえることになり、日御碕湾遊覧とレジャーフィッシング客のお迎えを体験。「出雲大社」でのお詣りを終えて、迎えた3日目は「石見銀山」に移動。ワンコインガイドツアー「龍源寺間歩コース」に参加し、カフェでの休憩を挟んで大森の町並みを散策。ぎんざんカートで宿屋に戻ってからは、最終日の計画を立てた。旅行最終日は、「世界遺産・大久保間歩一般公開限定ツアー」に参加することになった。
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「本谷口番所跡」を過ぎてからは200mほど砂利道を登った。
案外、砂利道の方がズルッと滑ってバランスを崩しそうになることがあったので、要注意だった。
山道に入る手前くらいの場所に「金生坑」という標識が立った場所あった。
「大久保間歩」の下にある全長約800mの坑道で、江戸時代に水抜きのために掘られたものなんだとか。
明治時代には鉱石を運ぶトロッコ道として使われたらしい。
見ると、穴が空いているのを確認できるのがやっとで、周囲には草がぼうぼうと生い茂っていた。
ネットで草に覆われていない時期の写真を見ると、坑口から外に向かって傾斜がついた溝のようになっており、その形状から水抜きのために使われていたということが理解できた。
ガイドさんは移動している時も決して手を抜かず、ところどころで立ち止まってはフリップを取り出して詳しい説明をしてくれた。
「石見銀山」を発見したのは、博多の商人である神屋寿禎(かみやじゅてい)で、1527(大永7)年に神屋寿禎が出雲国に銅を仕入れに赴く途中で、日本海沖から光る山を見つけたことに始まると言われているそうだ。
当時は、質の良い銀鉱石がたくさんあったという見方がある一方で、この話をしてくれたガイドさんのように、銀は空気に触れると黒く酸化してしまうものなので、そもそも光るはずがないという冷静に分析している人もいるらしかった。
みちょるびんも、この意見に一票!
まあおそらく、一時は世界の銀の1/3の産出を誇った天下の「石見銀山」であり、その歴史的な発見にふさわしい伝説として、話が盛って伝えられているのだろうということであった☆
因みにネットによると銀を産出する仙ノ山は標高537mなのだそうで、山頂の東側に位置する「福石鉱床」の1つである「大久保間歩」は、標高310mあたり。
これは、移動バスの中から見た銀が採掘されたと言われる岩肌が山の上の方にあったことを裏付けるものである。
なお、この「世界遺産・大久保間歩一般公開限定ツアー」の行程には山登りも含まれるが、バスを降りた原田駐車場からは片道およそ550mの道のりで、高低差は90mということだった。
ガイドさんの説明には、前日に「龍源寺間歩」を案内してもらったワンコインツアーガイドのガイドさんから教わった話と重複しているところもあり、復習にもなった。
ガイドさんが「龍源寺間歩」に行った人いるか?と訊ね、挙手したのはみちょるびん一人だけで、歩いて行ったということもあり、ちょっぴりそれが自慢だった。
「金生坑」から更に今度は山道を200mくらい登ったところでガイドさんに「もうすぐ400年前の風を感じることができるよ」と言われた。
すると不意に冷たい冷気が流れてきたのを感じた。
「大久保間歩」がもう間近であるという合図であった。
ワイルドな石段を上り切ると、奥の方に「大久保間歩」が口を黒く開けているのが見えた。
「大久保間歩」のすぐ近くに「大久保間歩管理棟」と呼ばれる小さな小屋があった。
2、3人の人が待機していて、備品の貸し出しなどの対応をしてくれた。
長靴に履き替えるよう指示され、ダンボール製の中敷を手渡された。
ツルツル面とギザギザ面のどちらを上にすべきか迷ったが、別にどちらでもいいそうで、みちょるびんはギザギザ面を上にし足の裏にくるようにした。
ツルツルが上だとなんとなく靴の中で足が滑りそうな気がしたからだ。
ギザギザが不快ということは一切なく、履いてしまえば何も気にならなかった。
ヘッドライト付のヘルメットと、不織布のキャップを受け取った。
テレビドラマなどのオペシーンで看護師などがかぶっているナイトキャップみたいなやつである。
それを頭に被って、その上にヘルメットを装着した。
坑内に入る前にヘッドライトを点灯するよう指示があったが、スイッチがどこにあるか分からず頭に被ったままの状態で探した。
ようやくライトの上だったかにペコペコしているものを見つけ、それがスイッチということがわかった。
同様に手こずっている人がいたので、手を持って誘導し教えてあげた。
おそらく、坑内では自分でできた方がいいのだ。
準備OK、いよいよ入坑である!
(つづく・・・)
以上、みちょるびんでした!



