こんにちは、みちょるびんです♪
前の週の金曜日に急遽、翌1週間の夏休みをとることになったみちょるびん。幸運にも空きが出ていた寝台特急「サンライズ出雲」の寝台Aのチケットをゲット、それを発端に出雲旅行を計画した。結局は「サンライズ出雲」は運休となり乗れなかったが、代わりに飛行機に切り換え旅行を決行。当初の予定ではJR出雲市駅からその日宿泊予定の「日御碕灯台」までは、直通バスで移動することを考えていたが、バスは途中の「出雲大社」までしか行かず、2時間の空きを埋めるためにタクシーを利用した。そうして出かけた日御碕では存分に観光を満喫、翌日は急遽船を出してもらえることになり、日御碕湾遊覧とレジャーフィッシング客のお迎えを体験。出雲市に戻ったあとは、「出雲大社」でお詣りをした。そして3日目は「石見銀山」に移動し、そこで急遽、ワンコインガイドツアー「龍源寺間歩コース」に参加した。カフェでゆっくり休憩したあとは、大森の町並みを散策した。
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ぎんざんカートの最終便の発車時刻が気になったので、「城上神社」をお詣りした後は、カート乗り場に移動した。
ぎんざんカートは、レンタサイクル河村前から出発するということだったが、無人のカートが停まっているのが見えたので、すぐにわかった。
カートに近づくと「お客さんですか?」と、若いお兄さんに声をかけられた。
「あと数分もすれば出発するので、もうしばらくお待ちを」とも。
建物の壁に沿って横一列に椅子が並べられてあり、冷風機が冷たい風を送っていたので、冷風機に近い椅子に座らせてもらった。
カートの利用は無料だとばかり思っていたが、町並みエリアの乗車は運賃が必要なのだそうで、100円を徴収された。
「もう他に客は来ないから、片付けをしてもいいか?」と訊かれたので、みちょるびんが立ちあがろうとすると、「そのままどうぞ」と言ってくれ、その他の椅子が片付けられた。
お兄さんの言葉に甘え、みちょるびんはそのまま送風機の前で涼ませてもらった。
カフェでの長い滞在により(「出雲旅行!(31.トラップ)」)、疲労は多少回復していたが、それでも疲れていたことに変わりはなかった。
「龍源寺間歩」までの道のりを徒歩で往復していたし、町並み地区の散策も入れると、トータルで6kmは歩いているはずなのだ。
普段パソコンの前にばかり張り付いているみちょるびんにはかなりの運動量である!
最終便の発車時刻――16:25になり、その若者の運転でぎんざんカートが走り出した。
時速20km。
ゆっくりと風を切った。
訊くと、若者は大森出身なんだとか。
こんな風に若い人が地元に残って、地元の産業を盛り上げているっていうのは素晴らしいことである。
みちょるびんが歩いて来た道をぎんざんカートでゆっくりと巡りながら、お兄さんに歴史的な建造物などを紹介してもらった。
その日は7月の初めで、本格的に夏休みが始まる前だったから、まだ空いているのだろうと訊いてみたところ、ゴールデンウィークが超絶混んでいたという話をしてくれた。
観光客に人気のレンタサイクル100台が、あっと言う間に貸し出されてしまったのだとか。
レンタサイクルのレンタル時間は2時間だそうなので、つまり、次に借りられるのは2時間後。
このぎんざんカートも当時は2時間待ちだったそうだから、レンタサイクルのレンタルが早いか、ぎんざんカートへの乗車が早いか・・・という微妙な状況だったらしい。
そうなると「龍源寺間歩」には徒歩で向かった方が早い、ということになりかねない。
ワンコインガイドツアーのガイドさんと歩いた往路の道は遊歩道だったが、復路はレンタサイクルも走れる道で、自転車が走り去る場面に何度か遭遇した。
あのさほど広くもない道を100台もの自転車が行き交うことを想像するとゾッとする。
ガイドさんによると、誤って川に突っ込んだ観光客もいたのだそうで、その後、事故防止のために柵を設けたのだという話を聞いたことを思い出した。
5月なら気候はいいだろうが、カフェだって混むだろうし、その時期の来訪は敬遠したくなる・・・。
みちょるびんが訪れた時期がまだシーズンオフで、ゆっくり回れて良かったと思った。
お兄さんには「石見銀山公園」の近くに宿をとっていること、だが、観光案内所付近のロッカーに荷物を預けており、引き取りに行く必要があるため、その近くで降ろして欲しい旨伝えていた。
お兄さんは、カートの停留所があったわけではなかったが、観光案内所への道の分岐でみちょるびんを降ろしてくれた。
ありがとうございました!
みちょるびんはロッカーからキャリーバッグを取り出して、また先ほどの分岐まで引き返し、すぐ近くにある宿屋に向かった。
もうあと数歩で到着という時に、宿屋の裏手から女の人が出てきたのが見えた。
みちょるびんのところに申し訳なさそうに急ぎ足でまっすぐ近づいて来て、朝の不在を詫びてくれた(「出雲旅行!(25.救世主)」)。
みちょるびんは、ロッカーに荷物を預けることができたので問題なかったことを伝え、そのスタッフを安心させた。
実際、あの事件(?)がなかったら、観光案内所に戻ってワンコインガイドツアーに参加しようなんて展開にはならなかっただろう。
みちょるびんは端から、歩くつもりはなかったのだ!
でもそのお陰で、いい運動になったし、「石見銀山」に関する知識を得ることができた(「出雲旅行!(26.ワンコインガイドツアー)」「出雲旅行!(27.吹石法)」「出雲旅行!(28.ガイドツアーあれこれ)」「出雲旅行!(29.龍源寺間歩)」「出雲旅行!(30.銀ショップ)」)。
ぎんざんカートのお兄さんも親切で説明はしてくれたが、その場所に足を運んで見学できたのは良かったと思うし、歩いてみないと得られない経験だった。
だからある意味、宿屋の人には感謝しているのだ!
(つづく・・・)
以上、みちょるびんでした!


