こんにちは、みちょるびんです♪
前の週の金曜日に急遽、翌1週間の夏休みをとることになったみちょるびん。幸運にも空きが出ていた寝台特急「サンライズ出雲」の寝台Aのチケットをゲット、それを発端に出雲旅行を計画した。結局は「サンライズ出雲」は運休となり乗れなかったが、代わりに飛行機に切り換え旅行を決行。当初の予定ではJR出雲市駅からその日宿泊予定の「日御碕灯台」までは、直通バスで移動することを考えていたが、バスは途中の「出雲大社」までしか行かず、2時間の空きを埋めるためにタクシーを利用した。そうして出かけた日御碕では存分に観光を満喫、翌日は急遽船を出してもらえることになり、日御碕湾遊覧とレジャーフィッシング客のお迎えを体験。出雲市に戻ったあとは、「出雲大社」でお詣りをした。そして3日目は「石見銀山」に移動し、そこで急遽、ワンコインガイドツアー「龍源寺間歩コース」に参加した。カフェでゆっくり休憩したあとは、大森の町並み散策に繰り出した。
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大森銀山地区は、かつて江戸幕府直轄地4万8千石、約150カ村の中心の町であったのだそうだ。
銀山川沿いの谷間に延びる2.8kmの町並みの中でも、武家・町屋ゾーンと呼ばれるエリアには、地役人が住む武家屋敷と、商人や職人などが住む町家とが軒を接していたのだとか。
当時の面影が、現在でも色濃く残されていると言われているだけあって、カフェのあったエリアはタイムスリップしたような懐かしい雰囲気があった。
瓶にメダカが飼われていたり、面白い形の瓦が軒先に陳列してあったり、朝顔が植えられていたりするなど、のどかな優しい心地良さに癒された。
代官所ゾーンにさしかかったところで、高台に続く階段を見つけた。
何やら歴史的な建築物がありそうな雰囲気があったので、上がってみると、何やら古びたお寺があった。
あとで調べたら観世音寺(かんぜおんじ)と言うらしかった。
江戸時代には大森代官所が銀山隆盛を祈願するための祈願寺とされていたらしい。
そのお寺は実は岩の上に建っていたのだそうで、階段も岩盤を刻んだ石段だったようだ。
お寺はひっそりと静まりかえっていて、一人でいるのはちょっと怖い感じがしたので、軽く会釈するにとどめ、高台からの町並みの景色を拝ませてもらった。
特徴的な赤茶色の屋根瓦が一望できた。
そう言えばガワンコインガイドツアーのガイドさんから、石州瓦(せきしゅうがわら)の説明を受けたことを思い出した。
石州瓦は、島根県の石見地方で生産されている粘土瓦のことで、三州瓦、淡路瓦と並ぶ日本三大瓦の一つと言われている。
この赤瓦に代表される石州瓦の歴史は古く、今から約400年前となる江戸時代の初期に島根県西部石見藩の浜田城天守閣にいぶし瓦が葺かれたことが、石州瓦の始まりとされているらしい。
その後、江戸時代後期に、現在の来待釉薬を使った赤い陶器瓦である石州瓦が誕生、今も当時の姿をそのまま残しているとのこと。
良質な粘土が広くこの石見地方に分布していたことが、石州瓦に凍てに強く耐久性の高い品質をもたらしているのだそうだ。
階段を降りてすぐのところには、街並みに溶け込んだデザインの郵便局があった。
ポストも昔ならではの丸い形。
旅行に来てから現金による支払いが多くて、現金の待ち合わせがあまりなかったため(「出雲旅行!(20.帰港)」)、立ち寄って現金を補充した。
「石見銀山」の歴史を詳しく紹介しているという「いも代官ミュージアム(石見銀山資料館)」に行きたいと思っていたが、ぎんざんカートの最終便の時間まで残り30分くらいしかなかったので見学を断念した。
その代わり最後に、町並み地区の端に位置する「城上神社」でお詣りすることにした。
その神社では賽銭箱が階段の上に設置されていて、靴を脱がなきゃならない仕組みになっていた。
疲れていたし面倒だったが、せっかく来たし、きっとその場所が出雲旅行における最後のお詣りスポットになるだろうと思ったので、靴を脱いで上がることにした。
階段を上がり、何気に顔をあげたところで息を飲んだ。
拝殿の鏡天井に、大きな龍の姿絵が現れたからだ。
驚いた。
何かのPRサイトで見た絵だった。
横着せずにきちんと靴を脱いで上がって良かったと思った。
みちょるびんは、ぎんざんカートの時間が気になってのでお詣りしてすぐに退散してしまったが、あとでちゃんと調べてみたところ、部屋の中央に進み、手をたたいていたら面白い体験ができたはずだった。
文化15年(1818年)に三瓶山麓の絵師梶谷円林斉守休(かじたにえんりんさいもりやす)によって描かれたというこの極彩色の天井画は、「鳴き龍」と呼ばれているそうで、絵の真下に立って手をたたくと、天井がリンリンと鳴り響くのだそう。
くーっ、どんな音か聞いてみたかった!
残念っ!!
(つづく・・・)
以上、みちょるびんでした!











