こんにちは、みちょるびんです♪
前の週の金曜日に急遽、翌1週間の夏休みをとることになったみちょるびん。幸運にも空きが出ていた寝台特急「サンライズ出雲」の寝台Aのチケットをゲット、それを発端に出雲旅行を計画した。結局は「サンライズ出雲」は運休となり乗れなかったが、代わりに飛行機に切り換え旅行を決行。当初の予定ではJR出雲市駅からその日宿泊予定の「日御碕灯台」までは、直通バスで移動することを考えていたが、バスは途中の「出雲大社」までしか行かないことが判明。2時間の空き時間ができてしまったため、タクシーを利用したのだった。「日御碕神社」や「日御碕灯台」などの観光を満喫したあとは、ホテルにチェックイン。「出雲遊覧」の船長に電話すると、改めて翌朝に電話するよう言われたのであった。
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19:30はお楽しみの夕飯。
会食会場に出向くと、おひとり様用の小さなテーブルが用意されていた。
飲み物リストを見ると、日本酒のペアリングが用意されていた。
食事に合う島根のおいしい日本酒が用意されているとのことだったので、迷わずそれをチョイスした。
いつもなら腹が苦しくてはち切れそうなくらいに腹一杯になるのだが、適度な満腹度合いだったので良かった。
器も料理も美しく、目でも楽しめ、舌でも楽しめ、大満足の夕食だった。
そのホテルでは面白いことに、スタッフによる島根の伝統芸能「石見神楽」(いわみかぐら)披露が用意されていた。
「石見神楽」は、日本神話などを題材とし、演劇性・エンターテインメント性を強めた大衆的な芸能として発展したものなのだとか。
一般的な神楽のイメージとは一線を画し、「軽快かつ激しい囃子と舞い」が特徴とのこと。
舞手は金糸銀糸を用いた絢爛な舞衣と神楽面を着用し、武器・扇・幣といった採物を手に持って、物語に応じた口上も交えながら舞うのだそうだ。
最近では、木彫りの面ではなく石州和紙の張子面を使用することも多いらしいが、和紙製の面が割れにくく軽量とはいえ、重い衣装をまとった上で「石見神楽」特有の激しい舞いが求められるため、全編通して面をつけて舞うのは体力的にもかなりの重労働とのことである。
さて、ホテルで上演された演目は、神話「国譲り」を題材にした大迫力の舞だった。
物語は次のとおり。
経津主神(ふつぬしのかみ)と武甕槌神(たけみかつち)は、出雲国を治める大国主命(おおくにぬしのみこと)と国譲りの交渉を行い、大国主命とその第一子事代主命(ことしろぬしのかみ)は承諾する。
しかし第二子の建御名方命(たけみなかた)は不服を唱え、経津主神に力比べを挑むが降参して国を譲るというもの。
その舞台となったのは、「稲佐の浜」なんだとか。
なお、大国主命は国を譲る条件として、自分を高天原に届くような壮大な宮殿に祀ることを提案したそうで、そうして建立されたのが「出雲大社」とのこと。
この「国譲り」は「石見神楽」としては珍しく、神同士が格闘を行う演目となっており、この格闘は、相撲の起源とも言われているのだそう。
「石見神楽」だなんて珍しいし、みちょるびんは1番前の正面の席を陣取って鑑賞した。
お面が珍しかった。
また、お面が大きいから、体のバランスが6頭身くらいに見え、なんだか親しみが感じられた。
舞の動きがダイナミックで、なかなか面白かった。
演者の皆さんはまだ若く、美男美女揃い。
本物の役者さんだったりして!?
お堅いホテルマンとしての仕事もしながら、日頃の稽古の成果を発表する場がある・・・となると最高じゃん!?
なんて、勝手なことを想像したりした。
部屋に戻ってソファに横になっていたら、いつの間にか眠ってしまっていた。
気がつくと夜中の1時過ぎ。
部屋にチェックインしたあと、冷蔵庫に入っていたピッチャーの水を大量に飲んでしまい、残りはあと僅かだった。
朝起き抜けには水を飲みたいし、お風呂にも入る予定だから、寝る前に水を補充していた方がいいと思った。
チェックイン時にホテルから給水場は2ヶ所あるという説明を受けていた。
1カ所は共有スペースということだったので、行ってみることにした。
吹き抜けの場所から受付が見えたが、さすがにその時間は誰もいなかった。
ホテルの履き物がヒタヒタと音が鳴るのを気にしながら、できるだけ静かに移動した。
だがあいにく、その部屋のどこにウォーターサーバーが設置されているのかわからなかった・・・(- - ☆)。
残り1カ所はお風呂場だった。
確かに脱衣場に観た記憶はあるが、他人が裸になっているところに水をもらいに行くのは気まずいものである。
この時間はさすがに誰も風呂には入っていないが、電気が消えた真っ暗なお風呂場に侵入するには勇気がいる。
仕方なくそのまま、すごすごと部屋に戻ったのだった。
因みに翌日、共有スペースのウォーターサーバーは発見された。
脱衣所にあった白色とは異なり、隣にあった暗い色のコーヒーメーカーと酷似していたので気がつかなかった・・・というのがコトの真相。
思い込みって怖いね☆
みちょるびんが泊まった部屋は4人部屋で、本当にベッドが4つあった。
2部屋に分かれており、どのベッドで寝るか迷った。
一人じゃホント、もったいない部屋だった。
(つづく・・・)
以上、みちょるびんでした!



