ハプニング

出会い♪

投稿日:2025年4月15日 更新日:

 こんにちは、みちょるびんです♪

 週末は、いい気になって、また買い物に出かけました(「白いTシャツ。」)。
 今度は神楽坂。

 お気に入りの雑貨屋さんがあるのでたまに遊びに行くのですが、今回はやる気に満ちていたので、新しいお店を開拓してみたくなりました。
 事前にネットで調べてから出かけるという熱の入れよう。
 最後のお店は食事ができるらしかったので、夜ご飯はそこで食べることを計画していました。

 みちょるびんが海外赴任する10年以上前は、神楽坂にあった安くて美味しいビストロフレンチがお気に入りで、何度となく訪れたものでした。
 しかしその店は閉店してしまい、それからのみちょるびんはレストラン難民になっていました。
 だから、みちょるびんにとって気軽に食事ができる場所というのは大変貴重で、気に入れば、今後はその店に通うことになるだろうという予感を秘めていました。

 しかし、ネットで調べた時は20時までとなっていた営業時間が、神楽坂に降り立って改めてチェックすると19時までとなっている。
 あと15分!
 今回は、そこでの夜ご飯は諦めざるを得ないが、せっかく近くまで迫っていたので、場所だけでも確認してから食事に移行することにしました。

 当てが外れたので、他のレストランを探さなきゃならない。
 予約していないから、混み出す前に入店した方がいいだろう・・・。

 そんなことを考えていると、ふと、脇道に逸れたところに、温かい灯りが見えました。
 行ってみると良さげなイタリアン。
 外から覗いた感じ、まだ席は空いていそうでした。
 よし、ここにしよう!
 一気にイタリアンな気分になりました。

 それから最後の雑貨屋さんの場所を確認、すぐにUターンして目星をつけていた店を目指しました。
 あの角を曲がればイタリアン! と、いうところで、声をかけられました。

 外国人の男の子で、高校生くらいか?
 自転車を引いていました。

 「ここはどこですか?」 

 みちょるびんは、自分がいるのは神楽坂だと信じていたので、それ以外に何か細かい区分があるのかと思い、ちょっと焦りました。
 確か近くに地下鉄の入り口を見たと思い出し、駆け寄って駅名を確認しようとしましたが、自転車を引いている人には無意味な行動だとすぐに悟りました。

 訊くと、大久保まで行きたいのだが、友達とはぐれて、迷子になってしまったとのこと。
 なんと、御台場からの帰りなんだって!
 お台場から神楽坂までどれくらいで来られるものなのか、後になって訊いときゃよかったと思いましたが後の祭り。
 その時は彼の問いかけに応えるので必死でした。

 みちょるびんは地理に弱いし、Googleマップを表示して、携帯電話を彼に貸してあげました。
 目的地の入力など彼が操作する方が早いに決まっている。

 我々がいた道をほぼ道なりに北上したら良さそう。
 でも途中にY字路があるので、そこが第一難関。
 またその後、公園を斜めに突っ切るルートになるようなので、そこも注意が必要だろう。

 彼も、経路の要所要所を念入りに確認し、頭に入れようとしていました。
 そして、途中でわからなくなったらまた誰かに訊いてみる、とのこと。

 その日は日中は暖かかったけど、暗くなると風が出てきて肌寒くなっていました。
 彼は半袖。
 寒くないの?と思わず訊いてしまいました。
 あるいは自転車をこいでいると大丈夫なものなのか。

 気をつけてね!と言って別れました。

 みちょるびんはそれからすぐに、狙っていたイタリアンに移動しましたが、時すでに遅し。
 満席でした。
 人助け――いい行いをしたのだ・・・。
 自分に言い聞かせました。

 気分は既にイタリアンになっている。
 それから駅の方に向かいながら、目についたお店を攻めるのですが、ことごとく撃沈。
 あのチャリンコ少年とのやりとりで出遅れてしまった感があり、少し恨めしい気持ちになりました・・・。

 滅多に来ない場所だし、せっかくなら神楽坂でご飯を食べて帰りたい!
 おひとり様すら受けつけてもらえないだなんて、どんだけ混んでるんだ!?

 お店を探しているうちに、帰りの駅がもうそこというところまで来ていました。
 もう諦めるしかないのかなあ。
 足も棒のよう・・・。

 期待は薄いが、もう一本だけ道を折れ、小道に入ってみることにしました。
 そうした中、一軒の小さなお店が目に止まりました。
 ダメ元で訊いてみたら、なんとOKと言う。
 ありがたい!

 その店はカウンター席が6つあるだけの、ホントに小さなイタリアンレストランでした。
 奥にあるお手洗いを借りる時なんか、カニ歩きしないと移動できないほどの狭さ。
 食後だったら、お腹がつっかえて通れなかったかも!?
 ウェイターのお姉さんはとてもスリムでしたが、この店で働く条件には、体形も重視されそう!?

 みちょるびんと入れ替わりに店を出た男性が「とてもおいしかったです!」と力強く感謝の言葉を述べていたのが印象的でした。
 こういうシチュエーションで「とても」を使うケースはあまり見ない。
 となると、これは彼の心からの賛辞なんだろうし、その店の料理への期待が一気に高まりました。

 あの男性の言葉通り、ホントに美味しかった!
 久しぶりに、美味さに感動した気がする!!

 お店はオープンしてちょうど2年になるんだとか。
 お店の方々も明るくてとても感じがいい。
 何よりとても美味しいし、みちょるびんもとても気に入りました。

 この素敵なお店に巡り会えたことは大きな収穫。
 あのチャリンコ少年に出会っていなければ、この店にはたどり着けなかったことだろう。

 やっぱり、いい行いをすれば、いいことが返ってくるのだっ!

 この店に、常連客と認めてもらえるよう、神楽坂に来た時はこの店を利用しようと心に誓ったみちょるびんです♪

                             以上、みちょるびんでした!

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