ハプニング

休日の夕暮れ時の怪

投稿日:2020年9月18日 更新日:

こんにちは、みちょるびんです。

【ある日曜日の日記】

 夕方、リビングでテレビを見ていた時、玄関の方で音がした。

 一瞬、妹が帰ってきたのかとも思ったのだが、鍵を差し込んでドアを開ける音とは少し違っていた。
 すると、カタンと何かが落ちる音がした。

 玄関に行ってみると、ドアノブの下に、長傘が落ちていた。
 昨日、雨の中を帰宅し、濡れた傘を、レバーハンドルのドアノブにかけたままにしていたことを思い出した。
 カタンというさっきの音は、どうやら、傘がレバーからすり落ちた時のものらしかった。

 恐る恐る、ドアの覗き穴から外の様子をうかがったが、人影は確認されなかった。
 しかし、エレベーターが動いている音が聞こえた。
 下に降りて行っているのだろうか。
 怖かった。

 いろいろと考えてみた。

 傘が落ちたのは、事実である。
 だが、それは重力によるものではないと思う。

 傘は、さほど重くはないし、傘をレバーハンドルにかけてから既に18時間近くがたっているのだ。
 レバーが重さに耐えられなくなったとしても、時間がかかりすぎではないか。
 それに、傘がレバーに掛けることができたということは、昨夜の時点では、レバーは、水平であったはずである。

 しかし、目の前のレバーは、少し斜めに傾いていた。
 これは、ハンドルがゆっくり動かされた表れではないか。
 それに、傘が落ちる前には、何か、音を聞いていた。
 ハンドルに手をかけた音?

 勢いよくハンドルをつかんで、押し下げた場合、それだけレバーも勢いよく元の水平に戻るというものだ。
 しかし、ゆっくり、ハンドルを動かした場合は、少し抵抗があるため、完全には、戻らず、傾いたままになるのだ。

 これは、どういう意味か。

 少なくとも、勢いよく、ドアを開ける意思はなかったわけだ―――。

 では、なぜ、ゆっくり開けようとしたのか?
 自宅の玄関で、そんなことをするだろうか? 

 そもそも、各階のフロアは、壁や床の色がそれぞれ異なっており、部屋を間違う確率は低いだろう。
 鍵を差し込む音がしなかったということは、鍵がかけられていないことが期待されていたのだろうか。
 また、ドアを開けるにあたり、そんなに、ゆっくり(あるいは静かに)レバーを下げるだろうか。

 どう考えてもヘンだ。

 「小さい子供」説も考えてみた。
 誤って、小さい子供がレバーに手をかけたという説だ。
 だが、子供の声は聞かなかった。それに、一緒にいる大人が制するなどして、声を出すはずである。

 だけど、人の気配すらしなかった。

 子供でなければ、大人。

 大人だとしたら、ますます不自然ではないか。
 やはり、誰かがこの部屋に入ってこようとしたのか?
 一体、何のために? 

 15時頃だったか、一度電話があった。
 親だと思い、面倒だったから電話には出なかった。

 だけど、それが犯人だったとしたら? 
 部屋に誰も人がいないことを確認するために、予め、電話していたとしたら? 

 しかし、平日の日中は、ほとんどの場合、留守しており、部屋への侵入は、防ぎようがないのが、現実である。
 それに、むしろ、休日に入り込もうとしていたのだとしたら、大胆ではないか?
 でも、それも、留守を前提としたものであるからか?

 ‘ぬいぐるみたーん’、守ってくらはーい。

                       以上、みちょるびんでした!

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