こんにちは、みちょるびんです。
(前回までのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。
1.あれもこれも
当時、みちょるびんは、週一で「ダンス教室」に通い、そのほか、和尚さんの「易教室」と「デッサン会」にも月一ペースで通っていました。
それ以外にも、「宝石鑑別」の通信教育を受講していました。
ただ、「宝石鑑別」の勉強は、課題の後半になるまで、多忙を言い訳に、あまり、本腰を入れて取り組んではいませんでした。
いくつかに分かれていた「課題コース」の受講期限を延長したり、その次のコースの受講まで、1年くらい間を空けるということもありました。
なので、結構、長い間、だらだらと受講していたような格好で、‘集中するとき’と、‘そうでないとき’の落差が激しいところがありました。
そんな感じだったので、「宝石鑑別」の勉強は、他の3つの習い事と時期がかぶってはいたものの、普段の専らの関心は、ダンスの方にありました。
実のところ、興味本位で、CMのオーディションを受験したこともありましたし、振付師という職業にも憧れていました。
しかし、ダンスの世界は、そんな簡単なものではないということも、ダンス仲間の話しを聞いて、理解していたのだと思います。
みちょるびんは、振付師への憧れと、堅実な実生活との間を、夢見がちに、行ったり来たりしながら、たまに、より現実的と思われる宝石業界への道に焦がれる、ということを繰り返していたように思います。
2.先輩からの鋭い指摘
日記に、「デッサン会」の大先輩と、ランチに出かけたときのことが書かれていました。先輩から、鋭い指摘があり、若みちょるびんは、一瞬、ひるんでいました。
そして、その時に、若みちょるびんが想っていたのは、ダンスではなく、宝石のことでした。
ちょうど、「宝石鑑別」の勉強に動きがあった頃だったので、宝石への情熱が湧き上がっていたのかも知れませんが、当時は、ウォーキング効果もあいまって、ダンスに意欲的だった時期でもあったはずなので、現みちょるびんは、ちょと意外な感じがしています。
【大先輩とのとあるランチの日記】
今日、「デッサン会」仲間の大先輩Iさんと、ランチに行った。
そのときIさんに、「今はいろいろやっているのを知っているが、20代では何をやっていたのか」と訊かれ、一瞬、言葉につまった。
よく考えると、20代は、上京してから2、3年で環境が大きく変化し、その変化や仕事についていくのに精いっぱいという感じだった。
それでも、宝石やアンティークに出会って夢中になり、油絵を習ったこともあった。P様(イタリアの一流ブランド)にもはまったし、映画鑑賞のため映画館通いもしていた。
まぁ、趣味にとどまっているが(今もそうだが)、現在のベースになっていることは間違いないか。こうやって振り返ってみると、20代も何かしらに熱中していたということになりそうだ。
Iさんから、「あれもこれもで、気が多い」と言われた。
自分ではそういう自覚はあまりなかったが、結局、絞り切れずに、どれも好きということは、やっぱりそうなのだろう。
また、「どれも、中途半端になるだろう」とも言われた。
確かに、他の「デッサン会」メンバーのM氏たちみたいに、一つ(絵)のことに全力を注ぐことはできないので、そういう意味では中途半端ということになるのか。
でも、それぞれの出来、クオリティーが良ければいいのでは? なんて、ちょっと、うぬぼれ過ぎか。
でも、私は、一つ、決めている。宝石のプロになろうと。
宝石のプロになら、なれそうな気がするのだ。
あーじゃーやっぱり、勉強、がんばらないといけないね。
テレビをだらだら見たりせずに!
以上、みちょるびんでした!