こんにちは、みちょるびんです。
【帰国してから3日後の日記】
夜は、妹と、再会を祝った。
お互いに、なかなか日程が合わなかったので、半ば強引に時間を作って会ったという感じだった。
今日は、妹は仕事で遅くなる予定であったので、とりあえず私が、妹の職場近くまで出かけて行った。
そもそも妹に、ロシアから戻って来てすぐにメールを送ったら、その返事が「生きていた!」だったのだ。
レストランで食事しながら、妹に、旅先で起こったいろいろな出来事を話して聞かせ、大量の写真を見せた。
妹がいいタイミングでお手洗いに立ったので、私は急いで、実家用に買ってきたマトリョーシカ人形の中の子たちを一つ一つ取り出して、全8個を横一列にテーブルの上に並べ、妹の帰りを待った。
妹は、全然気づかずに席の方に戻って来た。
そして、ようやく席に着こうとしたところで、テーブルの上の圧巻のマトリョーシカ人形たちに気づき、驚きの声を上げたのだった。
妹は、このギラギラした迫力のマトリョーシカが、自分用の土産ではないことに安心していたが。
今度は、私の、選りすぐりの美人さんキーホルダーとマグネットをテーブルに広げ、その中から1つ、妹にも好きな子を選んでもらった。
たくさんあるので、こんな風に、選ぶ楽しみもあるのだ。
悩んでいたので、私は、妹の子供時代の顔に似た子を勧め、妹も、その子に決めた。
話は尽きず、レストランが閉店の時間になったので、場所を移し、終電ギリギリまでおしゃべりをした。
【それから更に3日後の日記】
今日は、仕事の帰りに文房具屋に寄って、アルバムを買って帰った。
友子からも、たくさんの写真を送ってもらった。
うれしい!
やっぱり、友子のデジタルカメラで写した写真の方が、いい出来である。
「エカテリーナ宮殿」の「黄金の間」もきれいに、ばっちり。
友子が、私をたくさん写してくれていたから、それも、とてもいい記念になる。
友子からの報告によると、写真を見た、友子の友人曰く「お友達(私)は、本当に楽しそうだねぇ」。
確かに!
サンクトペテルブルクの5つ星ホテルのバスタブで写した写真は、自分でも笑える。
夏の暑い最中の、二夜連続シャワーなしの旅で、キジーからの帰りは、列車に遅れないようにと必死で歩き、汗だくにもなっていた。
写真は、ようやく、サンクトペテルブルクで、部屋にチェックインでき、そこでバスタブを見つけたときのものだ。
服のまま(空の)バスタブに浸かって、「ようやく風呂に入れる!」と、喜んでいる写真。
バカだなー(笑)。
そんなわけで、写真の整理に熱中。
’ロシア旅行’思い出のアルバムを完成した。
【あとがき】
この、日記の量!
いかに、毎日を、興奮して過ごしていたかが伝わってきます!!
「クレムリン」観光の後半戦以降の日記は、旅行から帰ってから書いたものでしたが、旅行中、「毎日が体力勝負」と言いながら、何ページにもわたって日記を書いていたのですから、自分でも驚いてしまいます。
久々に、読み返してみて、「そんなことがあったんだねー」と感心することも多いし、改めて、日記はいいなぁと思いました☆
日記に書ききれなかったことも、たくさんありました。
旅行出発前、忙しい露子とはなかなか連絡が取れず、現地の様子がわからなかったので、とにかく、ガイドブック「地球の歩き方」をバイブルのようにして、参考にしていました。
例えば、「旅の服装と道具」の中の「サブバッグを持って行くなら」という項目には、’スリの被害に遭わないためにも、現地に溶け込むことが肝要’ということが書かれてあり、「いわゆるレジ袋は目立たなくてよい」と、レジ袋使用が推奨されていました。
「実際、多くのロシア人は、ビニール袋を多用している」と。
みちょるびんは、ロシア旅行を楽しみにしている傍ら、やっぱり、治安が悪いということに不安を抱いていたし、特に、スリが多いとも聞いていたので、大切な’ぬいぐるみたん’を一緒に連れて行くか、家でお留守番させるか、出発間際まで、迷っていました。
不安だからこそ、お守り的存在のぬいぐるみたんに一緒についてきて欲しいし、旅行も一緒に楽しみたい。
しかし、万が一、ぬいぐるみたんの入ったバッグがひったくられたり、あるいはすられたりするかもしれないと思うと、安全のため、やっぱり連れて行かない方がいいのではないかと思ったりしたのです。
ですが、やっぱり、一緒に楽しみたかったので、ぬいぐるみたんは、連れて行きました。
以前にも、記事(「ぬいぐるみたん占い」2021.02.06)にしたことがありますが、みちょるびんは、ぬいぐるみたんの表情で、その日を占うということを密かに日課としています。
ロシア旅行中のぬいぐるみたんは、毎日が、満面の笑顔で、本当に、ぬいぐるみたんの予言通り、毎日が楽しい滞在となったのでした。
因みに、ビニール袋についても、念のため用意していましたが、結局旅先で、サブバッグとして使うことはありませんでした。
特に、サンクトペテルブルクでは、5つ星ホテルに滞在したということもあったのだと思いますが、その近辺で見かける人たちは、(外国人なのかも知れませんが)キャミソールなどで肌見せした、きれいなキラキラしたお姉さんが多く、カラフルでヒラヒラした格好をしていました。
だから、そんな中、ビニール袋なんかを下げてウロウロしていたら、逆に目立って恥ずかしかっただろうと、思ったのでした。
贅沢なことに、みちょるびんたちは、旅のほとんどが、現地の人と一緒に行動し、また、公共交通手段を利用する機会もなかったので、結果的に、そういった安全対策を講じる必要がなかったということなのだろうと思います。
だから、「全然、大丈夫!」と言う意味ではないので、その点は、ご注意ください。
「地球の歩き方」には、地下鉄で、危険な目に遭いそうになった等の報告も、事実、掲載されていました。
いずれにせよ、用心するに越したことはありません。
海外にお出かけになる際は、「外務省海外安全ホームページ」で、まずは、最新の海外安全情報を確認しましょう!
さて、ロシアに出かける前は、マトリョーシカは、「自分の好みではない」と、むしろソッポを向いてたみちょるびんですが、ロシアでたくさんのマトリョーシカに触れているうちに、友子と共に、すっかり大ファンになって、帰ってきました。
職場の女子にお土産を渡すとき、皆の喜ぶ姿を期待しながら、「かわいいでしょう、ジャーンッ!?」って感じで、選び抜いた、自慢の’美人さん’マトリョーシカ・キーホルダーをバーッと広げたのですが、皆の反応が薄くて、がっかりした記憶があります。
考えてみると、みちょるびん自身も、旅行に行く前は、そんな感じでした。
あれから15年以上が経ちますが、今でも、マトリョーシカの小物を街中で見つけると、うれしくなります。
友子とは、お互いに、見つけたマトリョーシカ小物を買って、贈り合うということをしていて、それも、二人の間の、密かな楽しみになっています。
最近は、日本でも、マトリョーシカが浸透し、マトリョーシカ柄のいろんな商品を見かけるようになりました。
でも、あの、オープン・マーケットでみちょるびんが買い渋った’マラカス’を見たのは、後にも先にも、あの時だけ。
本当に、幻のマラカスになってしまいました。
今更ながら、買っておけば良かった!と、悔やんでいるアイテムの一つです。
そうそう、幻と言えば、いくらの’ブリヌイ’もそうかも知れません。
「ブリヌイ」と言えば、自動的に、サワークリームといくらのものが出て来ると思っていたら、大間違いだったよう。
クレープにも、いろんなトッピングがあるのと同じように、ブリヌイにもいろいろあるようなのです。
だから、今のところ、あの時食べた、’いくらのブリヌイ’までたどり着けていません。
いつの日か、いくらのブリヌイにありつけることを、切に願っています!
以上、みちょるびんでした!