こんにちは、みちょるびんです♪
冬休みを利用して、7泊9日で、アフリカの島国「モーリシャス」と、そのお隣のフランスの海外県「レユニオン」に行ってきました!
レユニオンでは、至れり尽くせりのモーリシャス旅行(「モーリシャス旅行♪」)とは対照的な一人旅。
アドベンチャーな旅となりました!(「レユニオン旅行♪」)
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サン・ドニの北端にある「バラショワ広場」からの帰り道は、別の道を通ることにし、ローラン・ギャロスの像も近かったヴィクトワール通りを南下することにしました。
みちょるびんは、19時の日没までには夕飯を終え、ホテルに帰りたいと考えていました。
だから、ホテルまでの道すがらは、よさげなレストランがないか、探しながら歩きました。
ヴィクトワール通りには、マクドナルドや日本料理店と思しきレストランが軒を連ねていましたが、その日本料理店はどうやら営業はしていないといった感じでした。
他に、テイクアウト専門らしいお寿司屋さんも見かけました。
ヒトが並んでいて、結構な人気店のようでした。
こんな小さな街に何軒もの日本料理店があったことを不思議に思いましたが、島国なので、新鮮な魚は豊富なのかも知れません。
とは言え、せっかくここまで来たのだから、レユニオンらしい食事がしたいという思いがみちょるびんにはありました。
だから、引き続き、他に店を探すことにしました。
ヴィクトワール通りでは、教会も見かけました。
建物の一面を工事用のカバーシートに覆われていたのですが、シートにその建物の絵と思しきものが印刷されていたので、教会であることがわかりました。
あとで確認したところ、その教会は「サン・ドニ大聖堂」(Cathédrale Saint-Denis de Saint-Denis de La Réunion)だったらしい。
サン・ドニ大聖堂は、サン・ドニ市の名前の由来にもなっている‘パリの聖ディオニジオ’に捧げられたカトリック教会。
1832年に建築完成、現在では歴史的記念物として登録されたとのこと。
名前の‘ディオニジオ’は、現在ではフランス語、英語で“Denis”と表記され、日本語では‘聖ドニ’‘サン・ドニ’と呼ばれることが多いそうです。
聖ドニは3世紀に実在していたパリの司教で、250年頃に殉教したとされており、フランスの守護聖人として、また十四救難聖人(en:Fourteen Holy Helpers)の一人として、はたまた、首なし(!)の聖人として知られているそうです。
興味深い伝説があり、聖ドニは斬首刑に処せられているのですが、首を斬り落とされた後、自分の首を拾い上げ、説教をしながら数キロメートルを歩いたという・・・ことです。
聖ドニが説教をやめて本当に死んでしまった場所に、小さな礼拝所が建てられ、それが後に、歴代フランス国王が埋葬される「サン=ドニ大聖堂」(パリ郊外所在)になったのだとか。
改修工事中のサン・ドニ大聖堂を横目に更に道を進むと、すぐにロータリーが現れました。
そしてそのロータリーの中央には、背の高いモニュメントがそびえ立っている―――。
第一次世界大戦の戦没者に捧げられた戦勝記念塔です。
「バラショワ広場」から歩いてきたこの道がビクトワール通りと称されるのはここまでで、このロータリーの先からは‘パリ通り’に名を変えることになります。
つまり、ヴィクトワール通りもパリ通りも1本の同じ道ということです。
パリ通りは、クレオール・ハウスが立ち並ぶことで知られています(「レユニオン旅行♪(7)」)。
このロータリーの一角に建つ市庁舎もクレオール・ハウス様式で有名ですが、またしても、ここにも工事用のカバーシートが張ってありました(- - ☆)。
みちょるびんは、戦勝記念塔の方にばかり気を取られ、カバーシートで覆われた建物には注意を払っていませんでした。
だから後で、黄色い壁色をした市庁舎の写真をネットで見てもピンとこなかったのは、無理もないことです☆
さて、みちょるびんは、SIMカードを購入したおかげで(「レユニオン旅行♪(11)」)、レストランの所在地を表示したマップをスマホで見れるようになっていました。
近くにレストランを見つけると、そこまで行ってみるわけですが、そもそもそのお店自体が存在していなかったり、あるいはあるにはあっても閉まっている・・・という散々な状況でした。
ようやく営業している店があった!と思ったら、テイクアウトのホットドッグ屋。
遅いランチに食べたのがキッシュだったので魅力を感じませんでした。
それまでに既に結構な距離を歩いて疲れていたし、だんだんと、次にお店が見つかる確証はない・・・という絶望的な気持ちにまで追いつめられていました。
でもそれでも、やっぱりホットドッグは食べたくなかった。
そうやって、何度も失望させられながら、ようやく見つけられたのがお寿司屋さんでした。
もう他にチョイスがないのだから仕方がない。
祈る思いで店に近づいて行き、営業していることが分かった時はうれしかった!
店内に入ってみると、びっしりと所狭しとテーブルが並べられていましたが、お客さんは誰もいませんでした。
お寿司を食べたいと言うと、よそ者を見るような、歓迎されていないムードを感じました。
が、とりあえず受け付けてもらえたので助かった。
ところが、その場でメニューを選らべと言う。
先に支払いを済ませるスタイルなのか?
奇妙に思ったものの、みちょるびんは歩き疲れていてすぐにでも座りたかったし、その上、疲れすぎていて、お腹が減っているのか、何を食べたいのかもよくわからないような感じでした。
悪いけど先に座らせてと頼むと、端っこの方のベンチを勧められ、ベンチに腰掛けて、手巻き寿司とお味噌汁、ビールを注文することにしました。
どうやら、みちょるびんはテイクアウトの客だと勘違いされていたようで、注文の後にようやく、席に通してもらえました。
お寿司も美味しかったし、温かい味噌汁が憑かれた体にしみわたるような感じがしました。
何故だかあんまり友好的な感じがしないお店ではありましたが、とにかく食事にありつけたので助かった。
そうやって何とか、日が暮れるまでに、みちょるびんは無事にホテルに帰ったのでした。
それにしても、インターネットを駆使してさえも、レストランを探すのに苦労したみちょるびんです。
SIMカードを入手していなかったら、一体どうなっていたんだろう・・・と、恐ろしく思ったのでした。
以上、みちょるびんでした!
ヴィクトール通り
改修工事中のサン・ドニ大聖堂
サン・ドニ大聖堂前の噴水
戦勝記念塔
よくみると改修工事中の市庁舎
国有公園近くのロータリー
パリ通り