旅行

モーリシャス旅行♪(31)

投稿日:

 こんにちは、みちょるびんです♪

 冬休みを利用して、7泊9日で、アフリカの島国「モーリシャス」と、そのお隣のフランスの海外県「レユニオン」に行ってきました!(「モーリシャス旅行♪」)

 モーリシャスでは、友人の毛里さんのおかげで、至れり尽くせりのゴージャスな滞在となりました♪

〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆

 モーリシャス島は、フランス海外県レユニオン島からセイシェル諸島に連なるマスカリーン海嶺上に噴き出した火山からできた、古い火山島です。
 そのせいなのか、島にある山はゴツゴツと角張った特徴的な形をしたものが多く見られ、みちょるびんは移動中の車窓などから眺める山の景色が好きでした。

 例えば、島の西側に位置する「Casela nature parks」(カゼラ自然公園)やその周辺では、雄大で美しい「レンパート山」(Rempart mountain)の姿が臨め、人生初の「サファリパーク」の時なんかは、「レンパート山」がさらに気分をアゲてくれました(「モーリシャス旅行♪(9)」)。

 山は見る位置によって姿を変えるため、なかなかどれがナンの山なのかを特定して名前を覚えるのが難しかったのですが、だけどその中で、おそらく誰もが印象に残って、識別が簡単という山が1つありました。

 その名は「Pieter Both」(ピーター・ボス)―――。

 ピーター・ボスは、高さ820mで、モーリシャスで 2番目に高い山です。
 一番高い山である「Piton de la Petite Rivière Noire」(ピトン・ド・ラ・プティ・リヴィエール・ノワール)との差は、わずか8mなのだそう。

 この山の特徴は、なんと言っても、頂上にある人の頭のような巨大な岩石。
 岩の直径は約9m、上部は平らで直径約2mなのだそうで、その岩の上に上がることも可能なんだとか。
 とても面白い形をしているので、みちょるびんは移動の車の中から何度もカメラのシャッターを切りました♪

 さて、この山の名前は、オランダ領東インドの初代総督ピーター・ボスにちなんで命名されたと言われています。
 しかし実は「その名前がつけられるのはおかしい」「間違いじゃないか?」という議論が生じているそうです。

 山の名前の由来となったピーター・ボスは、1610年12月から1614年11月までの間、オランダ領東インドの初代総督として、東インド諸島においてティモール、ジャカルタ(バタビア)などの国を統治した人物です。
 その地位を別の者に譲ったあと、4隻の船でオランダに帰る途中に、モーリシャスを訪問することにしたピーター・ボスでしたが、あいにくモーリシャス西海岸で荒天に遭ってしまい、1615年2月に亡くなったのだそう。

 長い間、船が沈没したのは「Tombeau Bay」(トンボー湾)(首都ポートルイスの少し北のあたり)だと考えられていたそうですが、1970年に難破船が発見されたことで、その説が覆されることになり、実際は「sea of Flic-en-Flac」(フリック・アン・フラック海)(「Casela nature parks」(カゼラ自然公園)に近い西側)だったのではないかと考えられるようになったそうです。
 そのため、ピーター・ボスが亡くなった場所や距離を念頭に考えると、そもそもピーター・ボスは、現在「ピーター・ボス山」と呼ばれている特徴的なその山を見てはいなかったのではないか?という推測が成り立つということのようなのです。

 ある学者によると、ピーター・ボスが亡くなったフリック・アン・フラック海から臨める唯一の山は「レンパート山」(!)であるため、学者は、ピーター・ボスが見た山は「ピーター・ボス山」ではなく「レンパート山」だったと考えられる、と。

 「レンパート山」も「ピーター・ボス山」と同様に急峻な頂上を持つ特徴ある山であることは確かですが、それにしてもそんな勘違いが起こるものでしょうか!?
 いや、さすがに山頂にあるあの岩を見誤るなんてこと、考えられない!

 難破船が見つかったのがフリック・アン・フラック海だったとしても、沈没してから300年以上もの長い時間が経過しており、海流だとかの影響で船が流されて、当初の場所から位置から変わってしまった・・・ということはないのだろうか・・・!?
 あるいは、昔は視界を遮るような高い建物はなかっただろうから、当時であればモーリシャスで2番目に高い「ピーター・ボス山」も、フリック・アン・フラック海から見ることができた・・・、とか!?

 そんなこと、素人のみちょるびんに言われなくとも、専門家はあらゆる可能性を検証しているのだろうけどね。

 真実はまだ、謎に包まれたままのようです☆

                             以上、みちょるびんでした!

   サファリパークから臨む「レンパート山」

   車窓から見た「ピーター・ボス」

   ブラックリバー渓谷公園から見える「ピーター・ボス」

   拡大写真

   高級リゾート地から見えた「ピーター・ボス」

   拡大写真

   同じく高級リゾート地から拡大

   車窓から

   車窓から

   車窓から(別角度)

   車窓から(手ブレアップ)

   ブラックリバー渓谷公園から見た
   一番高い「ピトン・ド・ラ・プティ・リヴィエール・ノワール」?

   ブラックリバー渓谷公園の看板

-旅行
-, , , , , , , , , , , , , , , , , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

ただいま、充電中!(22)

 こんにちは、みちょるびんです♪  現在、日本に一時帰国しているみちょるびんです。 そして、予定の合間を縫って、実家に帰省していました!  以下は、みちょるびんが母・マミーに酷評された記事で(「ただい …

冬休み、帰省中♪(7)

 こんにちは、みちょるびんです♪  念願叶い、2泊3日で、母・マミーと2人で、嬉野温泉に行きました(「冬休み、帰省中♪(6)))。  滞在先は、評価も高い老舗旅館。 館内には小洒落たモダンなロビーや売 …

しばし待たれよ! Part3-134

 こんにちは、みちょるびんです♪  2024年10月11日から伊丹市立ミュージアムで開催中のホラー漫画家・伊藤潤二先生の初の大規模個展「伊藤潤二展 誘惑」で購入した書籍「増補新版『伊藤潤二大研究』」( …

パテック・フィリップ

こんにちは、みちょるびんです。 みちょるびんのある日の日記:記憶の糸  昨夜、ひょっとあることを思い出して、過去の日記を読み返してみた。  (この前のスイス旅行で)ジュネーブにある「パテック・フィリッ …

結局そこに立ち返る。

 こんにちは、みちょるびんです。  今日は、遅いスタートです。 いつもなら、もう、記事をとっくに書き上げて、アップしている時間―――。  今日は1日休みをもらっています。  みちょるびんは外国に住んで …