こんにちは、みちょるびんです♪
冬休みを利用して、7泊9日で、アフリカの島国「モーリシャス」と、そのお隣のフランスの海外県「レユニオン」に行ってきました!(「モーリシャス旅行♪」)
モーリシャスでは、友人の毛里さんのおかげで、至れり尽くせりのゴージャスな滞在となりました♪
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モーリシャスの産業は入植以来一貫してサトウキビのプランテーションで、1970年までは製糖業が唯一の産業だったそうです。
現在では、そのトップの座を他の繊維産業などに譲ってしまいましたが、しかし今やサトウキビ産業はイノベーションの代名詞になっているとのこと。
砂糖、ラム酒、バイオ肥料、グリーンエネルギー、動物飼料を生産するサトウキビは、循環経済モデルの中心に位置し、環境、農業、その他の産業で重要な役割を果たしているということです。
そんなサトウキビ産業の1つであるラム酒の蒸留所見学は、モーリシャス観光の中でも目玉の1つ!
と、言うわけで、ラム酒蒸留所「La Rhumerie de Chamarel」(ラ・リュメリー・ドゥ・シャマレル:シャマレルのラム酒屋)にも連れて行ってもらいました!!
実は、このラム酒蒸留所の設立は2008年なのだそうで、決して古い歴史があるというわけではありません。
ですが、モーリシャス観光の人気スポットである「7 Coloured Earth」ジオパークに近いという好立地に恵まれているということもあり、観光ツアーなどでもセットになって紹介されていることが多いようでした。
それに何より、ラム酒の製造方法にこだわりがある!
ラム酒は言わずもがな、サトウキビを原料に造られる蒸溜酒ですが、「ラ・リュメリー・ドゥ・シャマレル」では、現在も自社でサトウキビの栽培を行っており、それは珍しいことのようです。
蒸留所と同じ敷地には220ヘクタールにも及ぶサトウキビ畑があり、その畑ではシャマレル・ラム専用に、慎重に選んだサトウキビを栽培しているとのこと。
ネット情報によると、ラム酒の製造方法は、大きく3つあるそうです。
1つは「トラディショナル」と呼ばれるもので、サトウキビの搾り汁を濃縮し、砂糖を結晶して取り除いた後の糖蜜を原料とする方法。
糖蜜は冷蔵保存が可能なので、通年ラム製造ができ、世界90%のラムがこのタイプなのだとか。
2つ目は「アグリコール」と呼ばれるもので、サトウキビの搾り汁をそのまま原料とするもの。
サトウキビの搾り汁は経時劣化するので、収穫期にしか造れないという制約がありますが、華やかな風味が特徴とのこと。
ラム総生産量の5%程度でしかないとも言われています。
最後は「ハイテストモラセス」で、サトウキビの搾り汁を加熱濃縮しシロップ状にしたものを原料とする方法で、冷蔵保存が可能でありながら、サトウキビの風味が感じられるという、「トラディショナル」と「アグリコール」両方の良いとこ取りの製法なのだとか。
ここ「ラ・リュメリー・ドゥ・シャマレル」では、2つめの製法「アグリコール」を採用しているのだそうです。
サトウキビは収穫後、2日を過ぎると急速に落下速度が増すらしいので、アグリコール製法でラム酒をつくる場合には、サトウキビを刈り取ってすぐに搾れるかどうかが生命線になる。
従って、蒸留所のすぐ近くにサトウキビ畑を所有しているということは、大変な強みになります。
また、サトウキビの収穫方法1つを取ってみても、こだわりがあることがわかる。
実は、サトウキビで糖分を含むのは茎だけらしく、糖分抽出に不要な葉や穂先は、サトウキビの刈り取り直前に火を放い、焼いて取り除く農園もあるのだそう。
しかし、この蒸留所の農園では火入れは行わず、また、機械も使わないとのこと。
太さが4~6cmにまで達するサトウキビの茎は、一般的な鎌を使うと刃が折れてしまうほど硬いそうだから、手作業による刈り入れは重労働なんです。
すごいこだわりようです!
この収穫作業は7月から12月まで続くのだそうです。
日本だと、糖度が増す冬に収穫するそうですが、モーリシャスは南半球だから、日本とは季節が逆。
また、乾季に糖度が増すということも言われているようなので、7月から12月にサトウキビを収穫するというのは説明がつくことです。
実はみちょるびん、密かに、モーリシャスで2mから5mにもなると言われる背丈の高いサトウキビ畑を見ることを楽しみにしていました。
が、車窓から見えるサトウキビ畑はどこも背が低く―――。
みちょるびんがモーリシャスを訪問したのは12月下旬だったので、サトウキビはもうとっくに刈り取られた後だったんだね・・・。
残念っ!
(つづく・・・)
以上、みちょるびんでした!
【参考】
Homepage – La Rhumerie de Chamarel
ラム酒蒸留所「La Rhumerie de Chamarel」の表札
雰囲気のある施設の入り口
趣のあるオブジェ
豊かな自然
ステキな庭園
車窓からの景色(山とサトウキビ畑)
車窓からの景色(背丈の低いサトウキビ)
車窓からの景色(明らかに刈り取られた後のサトウキビ畑)