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モーリシャス旅行♪(25)

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 こんにちは、みちょるびんです♪

 冬休みを利用して、7泊9日で、アフリカの島国「モーリシャス」と、そのお隣のフランスの海外県「レユニオン」に行ってきました!(「モーリシャス旅行♪」)

 モーリシャスでは、友人の毛里さんのおかげで、至れり尽くせりのゴージャスな滞在となりました♪

〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆

 今回のモーリシャスの旅の目的は、友人の毛里さんを訪ねるということでした。
 しかし、せっかく人生初の南半球、そしてアフリカを攻めるのです。
 せっかくなら、モーリシャスでしか体験できないことをしてみたい!

 毛里さんが事前に、モーリシャスで何をしたいかと訊ねてくれた時に、みちょるびんは「7 Coloured Earth」(7色の大地)ジオパークをリクエストしました。
 ネットで見た時に、凸凹とコブのようになった地表が、ピンクや紫などの色をしているのが印象的で、不思議だったのです。
 「宝石鑑別」のディプロマを持つみちょるびんとしては、外せない場所だ!と思ったのでした。

 「7 Coloured Earth」ジオパークは、Chamare(シャマレル)という場所にあり、モーリシャス島の南西部に位置しています。

 ちょうど、「Grand Bassin」(グラン・バサン)(「モーリシャス旅行♪(22)」)や「Black River Gorges National Park」(ブラックリバー渓谷国立公園)(「モーリシャス旅行♪(23)」)と同じエリアであったので、3つまとめて訪問した形となりました。

 ジオパークと同じ敷地内には「Tortoise Park」(カメ公園)もあり、甲羅が1mを超えるようなアルダブラゾウガメを間近でみることができたので、こちらも大満足のみちょるびんでした♪(「モーリシャス旅行♪(24)」)

 モーリシャス島は、フランス海外県レユニオン島からセイシェル諸島に連なるマスカリーン海嶺上に噴き出した火山からできた、古い火山島です。
 「7 Coloured Earth」(7色の大地)は正に、350万年から190万年前にモーリシャス島が火山活動で生まれたことを証明するものなのだそうです。

 時間が経つにつれて、モーリシャスの高温多湿な気候がこの地域の玄武岩質岩を侵食し、表面に‘サプロライト’として知られる化学風化した多孔質の岩石を残しました。
 その結果、ジオパークで見られる多彩で波打ったような美しい尾根の起伏――砂丘が形成されました。

 砂丘と言っても、鳥取砂丘などのようなサラサラした砂でできているわけではない。
 植物が成長するために必要な栄養素が奪われたこの一帯は、草木が生えていない地表むき出しの状態で、ゴツゴツとした独特な外観をしています☆
 砂丘の厚さは最大15mにもなるのだそう。

 「7 Coloured Earth」の独特な色――赤、茶色、紫、緑、青、紫、黄色――は、長い時間をかけて火山灰からミネラルが溶け出すことによって生じたものだそうで、砂丘に残された鉄と酸化アルミニウムの堆積物が原因なのだとか。
 酸化第二鉄は赤から茶色までの色合いを、酸化アルミニウムは青から青紫の色合いを生じさせ、さらにマグネシウムと銅の存在が緑を、鉄、硫黄、カルシウムの存在が黄色やピンク色をもたらしているのだそうです。

 なお、鉄とアルミニウムの粒子は互いに反発し合うため、砂丘の色が混ざり合うことはないのだそう。
 異なる7色の砂をいくつか取り出して、それらを混ぜ合わせてみても、最終的には層状のスペクトルに分離する(!)と言われています。

 売店では、7色の土を詰めた小さな試験管を販売しているので、お土産に最適。
 みちょるびんももちろん、自分のお土産にゲットしました♪

 現在は木の柵で保護されており、訪問者が丘を登ることはできませんが、柵に沿って設置された観測所からユニークな景色を眺めることができます。
 世界には、中国のレインボー・マウンテン、イエローストーン国立公園のグランド プリズマティック・スプリング・・・など、カラフルな色を呈する場所があるそうですが、モーリシャスの「7 Coloured Earth」ほどの多色は珍しいようです。

 なるほど、確かに「7 Coloured Earth」は興味深かったです!

 日によって、その色の出方が変わるという話もあるようですが、晴れた日だと色がよく見えやすいと言われているようです。

 地表には草木は生えていないということでしたが、端っこの方に、新しい葉っぱが生えてきているのを見つけました。
 それに、白い管のようなものが大地を貫通していて、それはどうやら、木の根っこのようでした。

 モーリシャスは元々は、生物など存在しない火山島―――。

 そう考えると、この自然豊かなモーリシャスの現在の姿はミラクルとしか言わざるを得ないし、こうやって「7 Coloured Earth」の地表に芽吹いてきた葉っぱを見ていると、モーリシャスに生きる動植物たちの生命力の強さ感じずにはいられません。

                             以上、みちょるびんでした!

【参考】
 Geopark in Mauritius | Chamarel 7 Coloured Earth

   7色の大地(影のように見えるが、自然の土の色)

   その2

   その3

   自然豊か

   ネコちゃん♪

   葉っぱが!?

   木の根っこ!?

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