こんにちは、みちょるびんです♪
冬休みを利用して、7泊9日で、アフリカの島国「モーリシャス」と、そのお隣のフランスの海外県「レユニオン」に行ってきました!(「モーリシャス旅行♪」)
モーリシャスでは、友人の毛里さんのおかげで、至れり尽くせりのゴージャスな滞在となりました♪
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モーリシャスには、ヒンズー教の重要な’インド国外にある巡礼地’の1つとされる場所があります。
「Grand Bassin」(グラン・バサン)です―――。
グラン・バサンは、モーリシャス島の南西部の人里離れた山岳地にある、海抜約550m、深さ15mの火口湖のこと。
「Ganga Talao」(ガンガ・タラオ)という名でも呼ばれており、モーリシャスにおいても最も神聖なヒンズー教の場所とみなされています。
そもそも、「ヒンズー教」は本来、宗教という狭い意味合いのものではなく、古代インドのバラモン教と民間信仰が融合しながら形づくられたもので、インドの宗教・社会制度・文化・風習などが総合されたものなのだそうです。
「ブラフマー」「ヴィシュヌ」「シヴァ」の三神が重要視されており、ヒンドゥー教徒はインド及びネパールに多数存在すると言われています。
モーリシャスでは、人口の過半数をインド系の人が占めますが、実際、モーリシャスで信仰されている宗教の割合もヒンズー教が52%なのだそうです。
2月末から3月初め頃に行われる「マハー・シヴァラートリー」と呼ばれるヒンズー教のお祭りはモーリシャスの祝日にもなっており、その時期にはなんと、40万とも50万とも言われる巡礼者が、このグラン・バサンを訪れるのだそう。
ほとんどの信者さんはグラン・バサンを徒歩で目指し、ボランティアの人々が巡礼者に食べ物や飲み物を提供するのが伝統となっているとのこと。
モーリシャスの人口が126.2万人(2022年、世銀)であることを考えると、モーリシャスの3分の2以上の人たちが、このグラン・パサンに集結することになる!?
すごいことです!!
グラン・バサンがヒンズー教の人々にとって特別な場所になったのは、モーリシャス島北部のTriolet(トリオレ)と呼ばれる村に住んでいたヒンズー教の司祭がこの湖を発見したことに始まります。
同司祭は夢の中で、インドの聖なる川・ガンジス川につながる聖なる湖を見たのだそうで、司祭は夢に現れたその聖なる湖を探し求め、たどり着いたのがグラン・バサンだったということです。
19世紀末頃のことだそうですが、当時はちゃんとした道も少なく、また司祭の居住地からもグラン・バサンは遠く離れている。
山中にある湖を探し出すのに苦労したことが伺い知れます。
神聖な湖の発見のニュースはすぐに広まり、翌年には島中から巡礼者がグラン・バサンを目指して歩き始めたそうです。
ネットを見ていると、グラン・バサンが信徒の間で「Ganga Talao」(ガンガ・タラオ)と呼ばれるように至ったという物語がいくつか紹介されてあって、みちょるびんにはどれが本当なのか知る由もない。
ただ、その物語に共通して言えることは、この聖なる湖がインドのガンジス川と繋がっていると考えられている点。
「Ganga Talao」(ガンガ・タラオ)の‘ガンガ’はガンジス川、‘タラオ’とはプールを意味するとのことです。
このガンガ・タラオの周辺には、ヒンズー教の神々に捧げられた小さな神社や色とりどりの像が建っています。
中でも目を引くのは、なんと言っても「Mangal Mahadev」(マンガル・マハデヴ)。
高さ33mを誇るシヴァ神の彫像です。
モーリシャス政府がインドの有名な彫刻家に作製を依頼したものだそうで、インドのグジャラート州バドダラのスルサーガル湖にあるシヴァ像が忠実にコピーされているのだそう。
完成は2007年とのこと。
この像は、モーリシャスにある像の中でも最も背が高く、シヴァ神象としても、世界で3番目に高いらしい。
また、グラン・バサンには同じくもう一つ巨大な像「Durga Mata Statue」(ドゥルガ・マタ像)があり、こちらの高さも33 mの模様。
2017年のナヴラートリというお祭りの機会に建立されたもののようで、モーリシャスが世界で最も背の高いドゥルガ・マタ像を建てたということで、国内外の全てのヒンズー教徒の誇りになっているそうです。
みちょるびんも、グラン・バサンに連れていってもらいましたが、グラン・バサンに続くまっすぐな道路のその先に、背の高い物体が姿を現した時には大変驚きました。
シヴァ神像の方には、そばにやぐらが建っていて、その上に上ると、シヴァ神を間近に見れるようになっていました。
また、そのすぐ下のところには、お参りができるようなスペースが設けられており、みちょるびんたちが見学している間にも、参拝客が後を絶ちませんでした。
鈴を鳴らしたり、置物のようなものに水をかけたりしてお参りしていた様子が確認できました。
シヴァ寺院の本殿には必ずシヴァリンガ(男性器と女性器が結合されたモニュメント)が鎮座されているものだそうで、それはシヴァ神の象徴としてリンガ崇拝が行われているということのよう。
みちょるびんが見た置物というのは、どうやらシヴァリンガだったらしい。
これまでみちょるびんは、ヒンズー教に関わるような機会がなかったので、グラン・バサンでの体験はとても珍しかったです。
なお、みちょるびんがサルを目撃したというのはのは、このグラン・バサンです!
以上、みちょるびんでした!
車から撮影。巨像が!!
ドゥルガ・マタ像
マンガル・マハデヴとやぐら
ハラハラのやぐら
やぐらの上からマンガル・マハデヴ
マンガル・マハデヴの後ろ姿
お参りの様子
お参りの様子
ガンガ・タラオ湖とお寺