旅行

ベルギー旅行の思い出。(8.ちょっとした不調和音)

投稿日:2021年5月14日 更新日:

こんにちは、みちょるびんです。

【滞在7目の日記】

 昨夜は寝苦しかった。
 暑かったのか?

 今朝の朝食会場には、昨夜のお気に入りのボーイはいなかった。
 代わりに、別の若い子たちがいた。
 鈴子も友子も、残念がっていた。

 鈴子は、朝から何だか、感じが悪かった。
 おいしそうな洋ナシ入りのヨーグルトを友子に勧めても、私には知らん顔。
 ありふれたイチゴとプレーンのヨーグルトしか残っておらず、そのチョイスの少なさに、少し不満を感じた。

 実は昨夜、今日のスケジュールの件で、鈴子と若干、モメたのだ。

 現在我々が滞在しているナミュールを先に散策するか、ブリュッセルからより離れた場所にある「アンヌボワ城」に先に行くか。

 私は、時間の節約のために、「アンヌボワ城」から先に回ることを提案していた。
 ここナミュールは、「アンヌボワ城」からブリュッセルまでの帰りのルート上に位置しているので、いずれにせよ、また戻って来ることはわかっていた。
 ナミュールで予定している見学地と「アンヌボワ城」の開館時間にあまり差がないので、それならば、先に、遠くの「アンヌボワ城」の開館に間に合うようにホテルを出発すれば、そこまでの片道分(30分くらい?)の時間は節約できる。
 そういう主張だった。

 だが鈴子は、それが気に食わなかったのか、「(『アンヌボワ城』からブリュッセルまで)一気に高速で帰りたいんだよねー(わかってないなー、そっちの方がむしろ早いでしょ)」と言った。
 私は、少し腹が立ったが、自分が運転するわけではないし、それ以上は、何も言わないことに決めたのだった。

 最後に、友子が、「ルートの関係上、おそらく『アンヌボワ城』から一気に高速を使って帰るということは無理だから、『アンヌボワ城』に先に行った方がいいのかも」と言ったことにより、結局、私の提案が採用された形になったのだった。

 私が、コンタクトを早く外したいと思って洗面所に行こうとしたときも、「ちょっと」と言って、鈴子に割り込まれた。
 感じ悪ぅ。

 そんなことが昨夜にあったせいなのか。
 ちょっとイライラした。

 さて、「アンヌボワ城」にはフランス式の庭園があり、それは、ベルギーで唯一のウォーターガーデンであった。
 機械やポンプを一切使用していないというのは、サンクトペテルブルクで訪れた「夏の宮殿」と同じである。

 私たちは、庭園の中を散策した。
 きれいだった。

 お次は、再びナミュールに戻り、「ノートルダム女子修道院」宝物室(注)

 私がそのわかりづらい場所を発見し、ようやく中に入ることができたのに、鈴子から何か疑りの目で見られ、それも気に障った。

 ここでは、7大秘宝第6弾となる「オワニーの聖遺物箱」が目当てであった。

 しかし、そこで展示されていたものの中に、ガイドブックに載っている写真と同じものが見当たらなかったので、「どれが秘宝なのか、係のおばさんにフランス語で訊いてほしい」と鈴子に頼んでも、ゴチャゴチャ言うものだから、イライラした。
 結局、おばさんも、秘宝がどれなのかわからず、私たちは、すぐ近くまで行ったものの、6つ目、最後の7大秘宝を果たして制覇できたのかどうかさえ、分からず終いだった。

 なんか、私たちの間に、いやな空気が流れていた。

 その後、私たちは、土産を求め、少し、ショップをうろうろした。
 友子が、ホームリネンのお店で、大量にキッチンクロスを買った。
 お土産にするとのこと。

 私も、まだ、お土産らしいものが買えていなかったので、急に不安になり、納得したわけではなかったが、私も真似して、とりあえず買うことにした。
 意外に高かったが、土産を何も買えなかった時が、一番怖いのだ。

 そして、ランチをして、最後にシタデルを目指した。

 展望ポイントのような場所があり、私たちも、そこからの景色を楽しんだ。
 しかし、後でわかったのは、そのポイントはシタデルではなったということ。
 どうやら、朝、出がけに迷い込んだところに、シタデルに続く道があったらしかった。
 残念。
 私も、きちんと自分自身で確認すべきだった。

 そうやって、私たちは、ベルギー南東部の旅を終了した。

 ナミュールからは、思っていた以上に早くブリュッセルに帰った。
 高速道路を使って30分くらい。

 時刻はまだ15時半頃だったので、それから3時間近く、ショッピングタイムを設けることができたので良かった。

 レース屋に行ったら、思いの外、かわいいものがあったので、大量に買い込んだ。
 正直なところ、キッチンクロスの購入が悔やまれた。
 小さいレースがプラスチックケースに入った、手ごろな値段のキーホルダーの方がベルギー土産に最適だと思ったからだ。
 ベルギーの特産品であるレース製品を目の前にすると、やっぱり、「何故、キッチンクロスなのだ!?」と、思うではないか。
 煽られて、つい、買ってしまった自分がいけないのだが。

 チョコレートは溶けるかもというので、お土産のお菓子には、クッキー等をチョイス。
 ディナンの堅焼きビスケット「小便小僧」(!)、そして、レースとキッチンクロスで、あらかたの土産は完了した。
 母・マミーに似合いそうなレースのブラウスもゲットした。

 あとは、問題の男衆、父・パピーと義弟。
 なかなかいいのが見つからなかった。
 ベンツショップでパピーにいいかもと思って見せてもらった、セールになっていたジャケットは、レディースものだということがわかり、結局、自分用に買ったのだった。
 今回の自分用の買い物は、洋服や靴、生活に密着しているものが多い。
 なくて困っていたから、いいんだけどね。

 友子もいい買い物ができた。
 やっぱり、ショッピングは楽しい!
 もう少し時間があれば、他にもお宝がゲットできたのでは?
 ベルギーの物価は、あまり日本と変わらないようだが、なんせ、夏のセールに当たったのが良かった。
 その頃になると、私たちの間に流れていた不穏な空気は、いつのまにか一蹴されていた。

 ベルギーの最後の夜、締めは、やはりムール貝。

 当初予定していたレストランの予約時間に間に合わず、入れなかったのは残念だったが、別のレストランで、目的のムール貝にありつくことができた。
 友子が、「今回は一人で挑戦したい」と言うので、三人とも、それぞれ1鍋ずつ、ムール貝を食べた。

 完食☆
 おいしかった。

 日本では、こんなに大量のムール貝を食べる機会はない。
 料理に乗って出てくるムール貝は、せいぜい、2~3個だ。
 だから、友子の言うように、この食事で、一生分のムール貝を食べたかも知れない!

 長い一日が終わった。

 久々に帰る鈴子んちは、やっぱりくつろげる。
 ベランダのクルッポーも、暗闇の中にいることは確認できた。

 明日は、いよいよ、帰国の日。

 朝は早い。
 8時半の出発。
 ある程度荷物をまとめてからベッドに入った。

 P様(みちょるびんが大好きなイタリアンブランド)の靴やジャケット等の買い物が効いて、量が膨れ上がった。
 量が増した時用のため、やはり、セカンドボストンを持って来て、大正解だった。

                            以上、みちょるびんでした!

(注)当時は、「オワニーの聖遺物箱」は、「ノートルダム女子修道院」宝物室に収められていましたが、現在は「ナミュール古典美術館」に保管されているそうです!

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