こんにちは、みちょるびんです。
いよいよ「魔法のネックレス」のクライマックスです!
ある年の11月22日の日記
休暇明けの今日は、仕事帰りに、昨日のジュエリーショップに寄ってみようと思い、一応、検討課題の‘スパイダーウェブ’のペンダントを着けて来ていた。
しかし、デパートに到着した時は、閉店10分前という時間になっていた。
急いでお店を目指した。
‘彼女’(店員)がいた。
名前は茶野(仮)と言うらしい。
イエローゴールドのワイヤーで組まれたルビーのネックレスは、昨日見せてもらったもの以外にもあった。
だが出してもらってみると、石の色が薄かった。
かわいいピンクではあるし、似合わなくもない。
だが、ちょっと違うと思った。
それに、こちらの方はビーズの大きさが均等で、グラデーションにはなっていなかった。
やっぱり私には、昨日のルビーの方がしっくりきていた。
値段は両方とも同じで、茶野さんも、粒がより小さいく淡い色のルビー・ネックレスと、濃い色のものが同じであることに驚いていた。
なお、グラデーションタイプのものは、これまでのお取り扱いはなかったとのこと。
気軽に買える値段ではない。
10万円なのだから。
シンプルであり、一見、どこにでもありそうなデザイン。
しかし今後、同じものを探そうと思っても、きっと難しいに違いない。
このビーズが1つ1つ細いワイヤーで繋げられているのは、東南アジアで作られたからということだし、ビーズの大きさ、グラデーションの有無、そして何より、ルビーの色だって欲しい色のものが探せるとは限らない。
天然石だから、そう簡単にはいくまい。
来年1月に開催予定の国際宝飾展であれば、安くで売られているかも!とも思うが、そこで出会えなければアウト――それまでである。
そう考えると、今、ここで買うべきなのだ。
価値を認めるならば。
私はもう一度、家に持ち帰って検討しようと考えていたが、コーディネートに手こずっていた‘スパイダーウェブ’ともマッチしているし、これだけでも十分な理由になるんじゃないかと思った。
そして、決断した。
買います―――!
10万円もするものなのにっ!!
この時点で、私の好きな一流ブランド「P」様のムートンバッグの夢はなくなった。
最も、ムートンバッグは高額であり、その可能性は最初から低かったのだが☆
それにしても、ただでさえ‘物入り’(「ヒシヒシ。(25)」)で生活に余裕がないというのに、10万円のものを買うなんて・・・。
家に帰り、早速、いろいろとジュエリーの組み合わせを試してみた。
昔、餞別にもらったアイボリーのついた「レオパード・スキン・ジャスパー」のネックレス―――(「ヒシヒシ。(9)」)。
意外としっくり。
これまで一度も着けられずにいたが、活躍の場が得られるかも知れない!
緑色のトンボ玉の黒革チョーカーとの組み合わせがハマっており、感動。
何の変哲もないトンボ玉が、とてもイカした感じになった。
カッコ良かった。
「私が持っているアクセサリーに、何でも合うと思いますよ」という茶野さんの言葉通りとなった!
ある年の11月23日の日記
勤労感謝の日で休み。
午前中はまたもコーディネートで遊んだ。
昨日の「緑色のトンボ玉+ルビーネックレス」の組み合わせだと、紺のニットジャケットにも合うし、昔買ったが使いこなせずにいた「P」様のエスニックバッグが、ナント、使えるようになった。
おそるべし!
グリーンカルセドニーとマラカイトでできているラリエットも悩んでいたが、ナント「トンボ玉+ルビー」との重ねづけならOKということがわかった。
実際に装着したわけではないが、少なくとも、ネックレストルソー(ネックレススタンド)の上では合っていた。
すごい!
驚いたのは「MAKRIのメダル+ルビー」(「ヒシヒシ。(26)」)に、‘カナリアダイア’のチョーカーの組み合わせ!
実際に着けてみてはいないが、ネックレストルソーの上では、イカしていた。
これは一度試してみたい。
‘カナリアダイア’と私が呼ぶのは、ペアシェープの淡い黄色をしたダイアモンド。
プラチナ製で「エレガント」でしかなかったこの‘カナリアダイア’が、この組み合わせをすることによってちょっとロックな感じになったのが不思議。
‘自分の色’たるルビーネックレスは本当にすごい!
って言うか、茶野さんとの出会いに感謝!!
更なる研究を重ねよう。
ただ、どうしてもうまくいかない子が・・・。
それは、パヴェダイアのフラワーペンダントトップ。
地金がホワイトゴールドで、私にはどうしても白色が強すぎて浮くのだ。
ダメなのか・・・と思い、あきらめかけた。
合わない原因が‘白すぎる’ということだと思ったので、これと組み合わせていたホワイトゴールドのチェーンを紺色の革ヒモに付け替えてみることを思いついた。
すると、ルビーネックレスとも調和したのだ!
すばらしい!!
もう少し、研究の余地はあるが、これで見通しがついた♪
「魔法のルビー・ネックレス」1本で、こんなにもコーディネートに広がりが出てくるとは、本当に驚いた。
ある年の11月27日の日記
今日は何の予定もない休日。
いつになく部屋もきれいなので「そうじしなきゃ!」という強迫観念に見舞われることもなく、心の平穏を保てる1日であった。
テレビもパソコンも壊れているので使えない。
だからある意味、時間はたっぷりとあった。
とりあえずまた、ジュエリーのコーディネートをして遊んだ。
だが、実際に自分の首につけてみないことには長さのバランス等はかれないし、洋服との相性だってある。
コーディネートの試みにも、限界があるというものだ。
前回楽しんだ域からは脱出できていない。
ということで、今日は本を読んだ。
昨日から読み返していた人気スタイリストのコーディネート本を読破した。
以前読んだことがあったせいか、すぐに読み終わってしまった。
私にしては読むのが早い。
読むスピードが早くなったような気になり気分がいいが、きっとそれは錯角☆
この本で得たもの―――。
この間読んだ、別の本と同じことを言っていると感じたところがあった。
コーディネートの極意はきっと、そんなモンなんだろう。
この人気スタイリストの読者はおそらく、彼女を信仰するファン。
彼女のコーディネート術に共感する人たちなのだろうから、つまり、彼女が勧める「黒、ベージュ、茶」のベーシックカラーが似合う人たちなんじゃないか?
「ヒトそれぞれベーシックカラーは違う」とは本にも書いてあったが、そもそもが「黒、ベージュ、茶」を前提とした展開なので、それらの色をベーシックカラーとしない私にはあんまり参考にならない・・・という印象。
私の好きな色を基本とするスタイリスト本なんて、この世にあるのかな!?
以上、みちょるびんでした!