こんにちは、みちょるびんです。
昨日のブログ「ヒシヒシ。(12)」で、当ブログ「ぷぷっ・ピィ・DO」3周年記念の前日に購入したブロンズ製のチェリー・サファイア・リングについてご紹介しました。
そもそもこの日は、アンティーク店に修理に出していた腕時計を引き取りに向かっていたところを、ふらふらぁ〜っと、ハンドメイド・ジュエリー店に引き寄せられてしまい、時計の代わりにチェリー・サファイアを連れ帰ったのでした☆
なので翌日にまた、気を取り直して、本題のアンティーク店に出向きました。
この腕時計というのは、2年くらい前に当地のアンティーク店で買ったもので、70年代の手巻き。
贅沢にも、ブレスレットまでもがシルバーで出来ていて、その華奢なブレスレット――Y軸に対し、横長の楕円形のフェイスが唐突にX軸に並行に付いているというデザイン。
文字盤はいたってシンプルなのですが、紺色というところが魅力。
その佇まいは、70年代のテイストをプンプン臭わせていて、それがみちょるびんのお気に入りポイント。
リューズも凝っていて、「カルティエ」よろしくリューズ部分にブルーサファイア(か、どうかは不明だが、ブルーの透明な石)がセッティングされた丁寧な作りも、好ましい。
「BLUMUS」というドイツ製のメーカーで、今はもう廃業した社らしい。
購入当初はちゃんと動いていたのですが、その年の冬に調子に乗って外に着けて行ったら、それきり止まってしまいました・・・。
オイルが古く、寒さのせいで固まってしまったのに違いない。
腕に装着することで機械部分を温めてみたり、暖かい部屋にしばらく放置するなどして、自然に動き出すことを期待していましたが、結局、動かず終い。
何度も修理に持って行こう!と思いつつ、平日は、時計の修理もやっているアンティーク店の営業時間とみちょるびんの就業時間がバッティング。
訪問のチャンスは土曜日の11:00〜14:00の3時間だけでした。
みちょるびんは朝活をしていることもあり(「朝活フアン。」)、習慣で意外に早くに起床はしていても、ダラダラとyoutubeなどを観るものだから、もうこの時間になるとお昼ご飯を食べて、ブログ活動に専念しないと「1日1記事」投稿を死守できなくなってしまう。
それで結局、「ああ、今日も行けなかった・・・」ってことになる。
そんなことをしていたら、もう1年以上が経過してしまっていました・・・。
最近のみちょるびんは、「アクセサリー祭り」と称し、アクセサリー・ボックスに長年眠っていたアクセサリーの復活作戦(重ねづけコーディネート)に夢中になっている(「ヒシヒシ。(2)」)。
そんな流れもあって、ようやく重い腰を上げ、時が止まったままになっていたこのヴィンテージ・ウォッチを修理に出しに行ったのでした(「初めの一歩♪」)。
実は一度、引き取りに行ったんですね。
そうしたら、お願いしていたことができてなくて・・・。
それでもう一度、預けてきた・・・といういきさつがありました。
お願いしていたことが何だったのかというと、文字盤に付着していた異物の除去。
みちょるびんも悪くって、修理を依頼する時にきちんとお願いすればよかったのですが、帰り際に思い出したように追加依頼してしまい、次のお客さんの接客を始めていたお店の人も、きっとそのまま忘れてしまったんだと思う☆
また、出直すことになり、面倒だとは思ったのですが、時計を購入してからずっと異物の存在が気になっていたし、風防(文字盤を覆っている透明な板状のカバー)を自分で開けたりはできないので、ここはプロの手を借りなきゃしょうがないと考えた次第。
それに平日のアンティーク店の営業時間が延長されていたことで、仕事帰りに寄りやすくなったという利点もありました。
さて、今回もやっぱり異物はそのままで、お店の人に、異物が付着していると伝えることになりました。
最初は「もう、仕事は済んでいるから・・・」っていう感じの対応だったのですが、ルーペで見て、ようやく納得。
その場でパカっと、風防を開けてくれました。
意外とすぐに開くもんなんだなと驚いたし、こんな風に何度も開けることでそれがクセになり、使用している時などにいつの間にか取れてしまい、それが紛失の原因になったらいやだな・・・と思いましたが、開けなきゃ掃除はできない。
まずは、風防を水洗いしてくれました。
だが、むき出しになった文字盤の上には、依然として異物が付着したまま。
そのことを指摘しても「これは文字盤の傷であり、下手に触って塗料が取れてはいけない。それにせっかく修理したのだから、むやみに触れるもんじゃない」と渋られました。
みちょるびんの亡父・パピーは、カメラが趣味で、みちょるびんが子供の頃は、週末などに、パピーがよくカメラの手入れをしている姿を見かけました。
その時に、パピーが使っていた道具が「ブロアー」。
空気が入った丸っぽいそのブロアーの体を手で握ることで、本体から突き出た長いくちばしのような先端から風を出すという仕組み。
レンズを拭く時は、先に表面に付着したゴミを払ってからでないとレンズを傷つけることになるため、パピーはいつもシュッ、シュッとチリなどを吹き飛ばしていました。
パピーは完璧主義者で神経質なところがあり、何事も念入りに行うので、そのシュッ、シュッと何度も繰り返される音が、みちょるびんの中でとても印象に残っている―――。
みちょるびんはその道具の名前までは知らなかったので、この店には‘あれ’(ブロアー)はないのかなぁとイライラしていると、お店の人がちゃんとブロアーを出してきてくれ、シュッ、シュッとやってくれました。
それでもなお、異物が!
お店の人にそれを指摘すると、「文字盤の傷だよ」と言いながらも、一応、店の奥に確認しに行ってくれ、「確かにあるね」・・・と今度は綿棒を持って来てくれました。
おそらく、店の奥には専用の拡大鏡があり、それで異物の存在を確認できたのでしょう。
その綿棒で、優しく表面を払ってくれました。
それでも、やっぱり、あるんですよ!
しつこいようだが、みちょるびんも綿棒を借りて、表面をそっと優しく拭きました。
これでようやく遺物を除去できました!
風防を元に戻してもらい、みちがえるようにきれいになった時計を見て、うれしくなりました。
みちょるびんの特技――光の反射を利用して、表面の異物を判断する――が冴え渡った一件でした♪ (「じーまんGO!(#1〜#3 光の反射利用♪♪他)」)
以上、みちょるびんでした!