こんにちは、みちょるびんです♪
2020年の春先にもネットショッピングにハマったことがあったみちょるびんです。
この時期に探していたのは、みちょるびんの趣味であるジュエリーやアクセサリー(「ご趣味は? PartⅢ(底なしアクセサリー)」)を収納できるアンティークのキャビネット。
そうして出会ったのが、Borge Mogensen(ボーエ・モーエンセン)がデザインしたデンマークC.M. Madsen社製のキャビネットでした!
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2020年3月11日、世界保健機関(WHO)は例のウィルス感染症がパンデミック(世界的な大流行)とみなせるということを表明しました。
みちょるびんが住んでいるヨーロッパの国も、時を違えず、流行宣言を発出。
国外への渡航中止の勧告、移動の制限、集会禁止、店舗の営業制限等の措置が実施されました。
その頃、みちょるびんのキャビネットを乗せた運送業者が運転するトラックは、4件ほどの配達をこなし、3月15日(日)にはアンティーク店があるオランダの隣国ドイツにいて、オーストリアの国境まで迫っていました。
ウィーンで1件の配達を済ませた次に、みちょるびんのところにやってくるという段取り。
しかし、ここに来て立往生することに。
オーストリアへの入国規制が厳しくなり、結局、オーストリアには入国しないという判断をすることになったということでした。
そのまま先に進んだところで、最終目的地であるみちょるびんの住む国への入国も厳しかったことでしょう・・・。
みちょるびんのキャビネットは、一時、ミュンヘンで待機するということになったのでした(「ネットショッピングの思い出。(4)」)。
その連絡を受けて、アンティーク店に返したみちょるびんのメッセージは以下のとおり。
この頃になると、互いに安否を気遣うようになっていました。
「こちらも日に日に規制が厳しくなっていきます。こちらでは、郵便物の手渡しは許されません。ですが、食料品店が営業しているのはありがたいです。2週間の自宅待機を敢行された場合に備えて、必要なものはすべて買うように心がけています。しかし、買い物から帰ってきた後いつも、買い忘れがあったことに気づきます。私の場合、長い間家に引きこもる生活は難しそうです。」
今読み返してみると、生活感あふれる内容で、なんだか可笑しい。
ちょっと「アンネの日記」を思い出してしまいました。
ユダヤ系ドイツ人の少女アンネ・フランクが書いたその日記には、第二次世界大戦中のホロコーストを避けるために隠れ家に潜んだ8人のユダヤ人達の生活が活写されている。
「アンネの日記」と比べるのは大変おこがましいことすが、でも、みちょるびんとアンティーク店とのメールのやり取りを振り返ってみると、そこにも、当時の様子や心情がつぶさに表れている。
あの頃は、得体の知れないウィルスの脅威におびえ、毎日の生活や仕事のことを心配していた時期で、キャビネットについては「納品がだいぶ遅れたなぁ」という記憶くらいしか残っていなかったのですが、裏ではいろんなドラマがあったんだなぁとしみじみ思いました。
4月に入ると、みちょるびんの国では感染者数も1000人を超え、悪化の一途。
日本との人口比率を考えると、かなり高いの割合でした。
一度、アンティーク店より、4月の下旬に5月の第1週に納品する計画があるという連絡を受けましたが、すぐに立ち消え。
最終的に、約1ヶ月後の5月下旬に、5月30日(土)を予定しているという知らせがありました。
ちょうどみちょるびんの国では、その前にウィルスの流行収束宣言が行われ、入国制限が緩和されたところでした。
配送業者にはみちょるびんの携帯番号を伝え、連絡を取り合えるように準備しました。
ところが前日の5月29日(金)―――。
20時半近くになって、アンティーク店から夕方に連絡が来ていたことに気がつきました。
配送業者はもうみちょるびんの家の近所にいるとのこと!
一日中みちょるびんに連絡を取るも、つながらなかったと言う・・・。
みちょるびんは、受取は翌日のつもりでいたので、その日は20時過ぎまで残業、携帯電話などもチェックしていませんでした。
みちょるびんの家の周囲では、大規模な抗議活動が行われているとの記載もありましたが、その辺は今となってはわからない。
だが、一つ言えるのは、業者さんが困っているということです!!
もう1泊し、翌日の12時頃に届ける予定とあったので、慌てて運送業者に連絡しました。
そうしてようやく無事に、その日のうちにキャビネットを引き取ることができたのでした。
配送計画が始動した2月22日から、3ヶ月以上が経過していました―――。
本当にバッチリ、あの騒動と重なっていたということになる。
2月にネットでアンティーク家具を物色していた時は、まさかこんなことになろうとは思いもよらなかった。
そうやって、みちょるびんの大物ネットショッピングは幕を閉じたのでした。
以上、みちょるびんでした!