こんにちは、みちょるびんです♪
ストーンヘンジは、直径約100メートルの円形の土塁の上に築かれており、形が崩れてしまい今は完璧な姿ではありませんが、ストーンヘンジは元来、巨石で造られた直径約30メートルの環状の柵(サーセンサークル)があって、その内側に鳥居のような形に組まれた三石塔(トリリトン)5基が馬蹄形に配置されていたのだそうです―――。
ちょうど、上空からストーンヘンジを見下ろすように描かれた図が展示されていたので、写真に収めてきました。
●水色のU字箇所:
5基のトリリトン(三石塔)
●ピンクの矢印:
一番背の高いトリリトン「ストーン56」
●オレンジの矢印:
ヒールストーンのある方向(北東)
ふにゃふにゃの線になってしまって恐縮ですが、水色で馬蹄形――Uの字――に描いた線上に立っているのが、トリリトンということになります。
現在、きれいな形で残っているのは5基中3基のみ。
2基についてはもう一方の石が倒れてしまっていますが、真ん中に残っている「ストーン56」と呼ばれる立石は、トリリトンの中でも一番背が高く、7.3メールあるのだそうです。
因みに、地中には2.4メートル埋まっているらしい。
この「ストーン56」はまた、面白い特徴を残していて―――。
トリリトンには、直立した石とその頂上に水平に架ける石をカッチリと取り付けるために、ほぞ穴と突き出たほぞが作成されていたとのことで、「ストーン56」にはその見本のようなきれいなほぞが残っているんです(「ストーンヘンジへの道!(13)」)。
上記の図と照らし合わせてもわかるように、手前にはサーセンサークルの石が1つ残っている。
さて、ストーンヘンジが立地している円形土塁から北東方向にまっすぐに伸びる道(アベニュー)を30メートルほど進んだ先に、かかと石(ヒールストーン)が立てられています(上記の図では、ヒールストーンはオレンジの矢印方向に位置する)。
ヒールストーンは、ストーンヘンジの場所から見て‘夏至の日の出、冬至の日の入り’の方角に設置されていた、ストーンヘンジにとって重要な役割を持つ石。
「ストーン56」は、ストーンヘンジの中でも南西に位置するものなので、ちょうどヒールストーンの向かいに立っているということになるのだから、意味深です。
ストーンヘンジの見学ルートは、見学が始まってすぐに土塁の中に入って行き、一番近いところではサーセンサークルの10メートルくらいのところまで迫るんじゃなかろうか?
その後は土塁の外に導かれ、土塁から結構な距離をとった周りを歩くことになります。
その線上にヒールストーンあるので、見学ルートは、ストーンヘンジの中心から約80メートルくらい離れて弧を描くということなのかも知れません。
ストーンヘンジが完全な形を残していないということもあり、冬目だと巨石間の距離感がつかめないため、どこがどうなっているのか今一つわからない。
そこでみちょるびん、「ストーン56」を目印に、見学ルートをたどりながらストーンヘンジの見え方の変化を追ってみたいと思います。
それだと、多少理解しやすいかも知れません。
力作です!
ご覧ください!!
この時点ではストーン56は他の巨石に遮られて見えない。
ピンクの矢印の辺りと推測される。
横から見たストーン56。
意外に薄っぺらい。
その前には対面するように立っているサーセンサークルの一部を構成する石。
ストーン56のほぼ正面に立った感じ。
見学ルートが一部うねって見える箇所は、土塁の高低差によってできたもの。
左手手前にあるのはヒールストーン。
ストーン56は、サーセンサークルと重なってしまっているが、かろうじて’ほぞ’(突起)は見えている。
ストーン56がかろうじて見えている。
オレンジの矢印はヒールストーン。
以上、みちょるびんでした!