こんにちは、みちょるびんです。
【滞在8日目、帰国の日の日記】
瑞穂は、今日からイタリア旅行に出かけるというので、昨夜は遅くまで、パッキングをしていたようだった。
そんなこともあり、私たちは、5時半起床の目標は達成できなかった。
山田くんのお迎えは、6時半の予定だというのに、起きた時は、既に6時を過ぎていた。
昨夜、寝る前にシャワーを浴びていて良かった。
そうでなければ、かなり、皆の足手まといになるところだった。
今日は、帰国の日。
私たちのジュネーブ発のフライトは12時過ぎの出発であるが、チェックインは朝5時からできるとのことだったので、私たちは、イボアールに出かける前に、先に、空港に立ち寄った。
午前8時で、カウンターが空いていたので良かった。
いざチェックインする時、友子のチケットが手元にないことに気づき、スーツケースを開けたり閉めたり、ちょっと慌てた。
しかも、更に追い打ちをかけるように、所定の重量をオーバーしてしまい、超過料金を支払うことになったのだった。
思ったよりは安く済んで良かったが。
そんなハプニングにも見舞われながら、私たちはいよいよ、イボアールに向けて出発した。
30~40分のドライブ。
一昨日に訪れたP様(みちょるびんの大好きなイタリアンブランド)取扱店の前を通って、田舎道に入って行った。
イボアールはフランスの南東部にある街で、雰囲気も、スイスとは全く異なっているように感じられた。
花がたくさん飾られていて、とてもかわいい街だった。
天気が良かったので、レマン湖も美しく、連れて来てくれた山田くんには、本当に感謝した。
私は唯一、妹のお土産がまだ買えていなかったので、朝、開店したばかりの店に飛び込んで、かろうじて、妹が好きそうなサクランボ柄のキッチンアイテムをゲットした。
支払いが、スイスフランではなく、ユーロ貨であったところが、「やはり、フランスなのだ!」と思った。
妹の土産のことがずっと気がかりだったので、これでようやく、肩の荷が下りた。
私たちは、カフェのテラス席で、空腹を満たした。
朝の澄んだ、ヒンヤリとした空気が気持ちよくて、また、チョコの入ったパンとカフェオレがほのかに甘くておいしかった。
瑞穂は、イタリア行電車の発車時刻が11時だと言うのに、10時になってものんびりしているので、私と友子の方が心配したほどだった。
瑞穂は、イボアールの駅から電車に乗ることにし、途中で下車した。
今回の旅行では、車のハプニングもあったが、瑞穂の友人たちにずいぶん助けられ、そしてその友人たちのお陰で、とても楽しいスイス滞在になった。
瑞穂をはじめ、瑞穂の日頃の人間関係の良さや、諸々に感謝。
瑞穂、気をつけて行ってらっしゃい。
イタリアでの休日を楽しんで来てね!
私と友子は、山田くんに空港まで送ってもらい、山田くんとはそこで別れた。
ありがとう山田くん。
次回会った時はもう、「初めまして!」とは言わないよ!!
免税店に後ろ髪を引かれたが、出発時刻が迫っていたので、私たちは素直に、搭乗ゲートに直行した。
ここからの道のりが長い。
アムステルダムでの乗り継ぎ時間も短かったので、慌てて友子のお土産につきあうにとどめた。
気になっていたバリーは、購入ならず。
友子にとても似合っていたバッグがあったので、個人的に残念!
アムステルダム発成田行のフライトは、さすがに日本人客が多かった。
私は疲れていたはずだが、何だか寝つけず、機内では映画を観たりして過ごした。
寝たのは、おそらく、2~3時間というところではないか。
11時間半の長旅を終え、成田空港到着後、私たちはすぐに、トイレに駆け込んだ。
今回は、機内では、あまり席を立たなかったし、最後は、あともう少しで到着だと思い、空港到着までがまんしていたのだ。
友子が電話すると言って、先にお手洗いの外に出た。
私は、電話している友子の様子を見て、友子が思わしくない報告を受けているのだと悟った。
悪い予感は的中した―――。
友子は涙目で肩を落としていた。
私はなんて声をかけていいのかわからなかった。
私も同じ経験があるので、友子の悲しみは痛いようにわかった。
だからこそ、下手に声をかけられなかった。
私は、一緒にお茶することも提案してみたが、やはり友子は、そういう気分ではなかった。
お互いに、5分後に出発するという交通手段があったので、すぐに別れた。
でも、これで良かったのかも知れない。
私も幸い、待たずに特急列車に乗ることができ、家に着いたのはお昼頃だった。
疲れた。
昼食をとったら、さすがに眠くなり、すぐに横になった。
5時間近く寝ていた。
故郷の父・パピーや母・マミー、妹とも電話で話した。
無事に帰ったことを喜んでくれた。
やっぱり、家族なのだ。
ありがたいことである。
【それから約10日後の日記】
友子から、スイス旅行の時の写真が送られて来た。
友子の写真は、シャッターチャンスを逃さず、臨場感あふれるものが多くて感心した。
そして、笑えた。
友子の一押しだと言っていた「パテック・フィリップ」で買った本と一緒に写っている私の写真は、本当に可笑しかった。
それ以外でも、シュクオールでの食事風景で、なぜか、私は、細い数本の前髪が額に貼り付いていて、何故自分でそれに気がつかなかったのか不明だし、貧相な感じがして、むしろ愉快。
時々小さく写っている’ぬいぐるみたん’も、小動物のようで(宇宙人チックなんだが)、それもちょっと面白かった。
今年も、たくさんのいい思い出をありがとう、友子!
以上、みちょるびんでした!