こんにちは、みちょるびんです。
【滞在3日目の日記】
7時半起床。
友子は、今日は、体調が回復したようなので良かった。
私も少し、胃が疲れている感じがしたが、朝ごはんはしっかり食べた。
今日は楽しみにしていた「氷河急行(グレッシャー・エクスプレス)」に乗る。
終点サン・モリッツまで、約8時間の旅だ。
「氷河急行」の大きな窓の赤い列車を見た時は、興奮した。
時刻になると、列車はゆっくりと走り出した。
「氷河急行」は、今年から新しい車両に入れ替えられたとかで、二等席でも窓が大きい。
ダメ押しのようにして、車窓と天井の間にも、車両の上部を斜めにカットしたような形で窓がはめ込まれているので、太陽の光がに車内にふんだんに入って来て、これは確実に日焼けするに違いなかった。
途中のブリッジ駅から、瑞穂のスイス人の友達、ミアさんも加わり、4人の旅が始まった。
ミアさんの提案で、車内食を予約していたので、ランチをゆっくりとることができ、一緒に景色も楽しめた。
氷河’急行’と言いながらも、この列車の中の時間はゆっくり流れている。
約280kmの行程を約8時間かけて走るのだから、単純に計算しても時速35キロなのだ。
太陽光がさんさんと降り注ぐ、ビニールハウスのようなこの中にいると、睡眠不足も手伝って、猛烈に睡魔に襲われた。
私は、スイスの美しい景観を楽しみたいから、敢えてこのゆっくりとした時間をチョイスしたというのに、ついつい、寝ることに専念してしまった。
「この列車は、いろんな駅でよく停車するものだ」と思っていたら、係の人がやって来て、終着地であるサン・モリッツへの到着は、1時間遅れの19時になると説明された。
何があったのか。
しかも、16時頃に、途中駅のクールにおいて、45分の足止めを食らった。
私たちは、一旦列車の外に出て、グローブスという百貨店で時間をつぶすことにした。
ウィンドゥショッピングは楽しい。
45分はあっという間だった。
また、列車は、何の前触れもなく、時刻になると静かに発車した。
本当に、予定通りに、あと2時間でサン・モリッツに到着するのか?
私は昼寝をして、少しは眠気が取れていたので、クールから再び列車に乗り込んで以降は、溜まっていた日記のキャッチアップに努めた。
18時40分。
私の大好きなイタリアンブランドの名前に似た、PREDAを過ぎたあたりで、ようやく旅の日記も追いついた。
「氷河急行」の終盤の旅をゆっくり堪能することとしたい。と、思っていたら、その後は、あっという間に、終点のサン・モリッツに到着した。
サン・モリッツは、冬季五輪の舞台にもなったことのある高級リゾート地だと聞いていたが、駅の周囲は、殺風景な感じで、期待していたようなきらびやかな感じはなかった。
バスに乗って、予約していたホテルの近くまで移動し、ホテルの場所を探した。
坂の上に建つホテルで、登坂がちょっときつかった。
荷物を部屋に置いてしばらくしてから、ディナーに出かけた。
高級リゾート地という場所柄なのか、結構、料金が高かった。
友子は用心して、軽めのものをチョイスし、私たちは、手頃な値段にセットしてあるコース料理にした。
鹿肉だが、まぁまぁ。
ミアさんとも打ち解け、4人で楽しく会話しながら食事した。
明日は、ハイキングを予定している。
昨日よりも、更に、長い距離を歩くことになりそうだ。
山登りが趣味というミアさんに、果たしてついていけるか不安・・・。
早速、微妙に、お尻やふくらはぎが痛いのだ。
大丈夫か?
今夜は、明日に備え、早く寝よう。
以上、みちょるびんでした!