こんにちは、みちょるびんです。
昨日、夕暮れ時に、太陽の不思議な現象を見ました。
通常、太陽の光は、太陽を中心に360度に放たれますが、昨日見た太陽の光は、太陽から一直線に、縦に上っていました。
「太陽柱」、サンピラーと呼ばれるものでした。
みちょるびんが住んでいるところでは、このところずっと、どんよりとしたお天気が続いています。
昨日は、久しぶりに、職場の窓の外に、サーモンピンクに明るく照らされる建物等の光景を見ました。
「今日は、夕焼けだ!」とうれしくなって、明るいオレンジ色の空が見られる窓を探して、その窓から、太陽の方を見てみたのでした。
そしたらなんと、太陽に、光の柱が立っていたのでした!
初めて見る光景に、驚きました。
あいにく、カメラを持ち合わせていなかったのと、また、建物内からの撮影だったので、角度的に、太陽を中心に配したきれいな写真を写せなかったのですが、それでも、十分に、太陽の柱は確認できると思います(今日のブログのアイコンがそれです!)。
ちょうど、上と下にある雲の切れ間に顔を出している、太陽から放たれた光でした。
太陽は沈みつつあり、太陽の下の方は、既にその下の雲に覆われ、隠れて暗くなっています。
しかし、それとは対照的に、上部の方は、雲の上にも重なるようにして、光芒がまっすぐ上に伸びている、そんな不思議な光景でした。
しばらくその様子を眺めましたが、太陽が沈んでいくのに合わせて、光の筋は弱まっていきました。
だけど、完全に、太陽が雲の下に姿を隠してしまった後も、上の雲の方の光は、今度は色をピンクに変え、しばらくの間、残っていました。
初めての経験で、とても面白かったです。
そして、何かの吉兆を得たような、嬉しい気持ちになりました。
こういう時、ネット社会というのは、本当に便利。
家に帰って早速、「太陽」、「光」、「柱」というワードを入れて検索してみると、すぐに、この自然現象を説明したサイトが出てきました。
「太陽柱 (sun pillar)、サンピラー」とありました。
昨年12月にも、東京等でも見られた現象として、いくつか写真が紹介されているのを見つけました。
そう、みちょるびんも、「柱」を検索ワードに入れたくらいです。
まさに、太陽の柱、「太陽柱」なんですね。
さて、この太陽柱は、日の出や日の入りの時にみられる現象なのだそうです。
みちょるびんが見た時刻も、まさに、日の入りでした。
この現象は、空気中に浮かぶ板状になった氷の結晶に、太陽の光が反射することで見られるのだそうで、風が弱い時に起こるのだとか。
風が弱いと、氷の結晶が落下する際、空気抵抗のために、この板状結晶が地面に対してほぼ水平に浮かぶことになり、この水平に浮かんだ結晶の表面に太陽光線が反射され、地上で見ている我々の目には、柱のような現象として、映るのだそうです。
みちょるびんが見た柱は、太陽の上部に現れていましたが、下向きに現れることもあるそうです。
「もしかすると、日の出や日の入りの時に、海などの水面にできる‘光の道’と、同じような理屈なのかな?」と思いました。
あれも、太陽の光が自分に向かって、一直線に伸びてくるじゃないですか。
それで、ちょっと、横道にずれて、この解説を探してみたのですが、単に、みちょるびんの調べ方が悪いのか、きちんと説明されているものに行きつくことができませんでした・・・。
そもそも、あの‘光の道’を指す日本語も、ないのかもしれません。
中に、「黄陽(こよう)」と説いている人もいましたが、事典などで調べてみても、その言葉は出てきませんでした。
特殊な専門用語なのでしょうか?
「中国語?」とも思いましたが、よくわかりません。
通称、「光の道」って感じです。
それにしても、あの「光の道」は、その起こる理由までは詳しく知らなかったとしても、一般的に良く知られている光の現象であり、絵画や映像でもよく見かけます。
この「八百万の神」大国である我が国日本で、あの神々しい光景である‘光の道’の‘名称’(固有名詞)がないのだとしたら、ちょっと、驚きかもしれません。
さて、この「光の道」も、海にあたった光の乱反射が起こしている現象ということでした。
深くは考えてもみませんでしたが、実はこれ、穏やかな水面では起こらないのだそうです。
光を発している光源(太陽)と、その光を反射するもの(海の波)と、光を受け取る側(見る人)の三者の角度がいい具合に合った時に、生じる現象とのこと。
現象が起きているこの三者の関係性を考えてみれば、見ている自分に向かって「光の道」が伸びて見えるということは、当然なんですけどね。
さてさて。
では、ここでまた、話を太陽柱に戻しましょう。
つまるところ、「太陽柱」は、「氷の結晶による太陽光の反射を原因とした自然現象」ってことですね。
と、こんな風に言ってしまうと、身も蓋もないというか、情緒がないですね。
現代では、科学が進歩しており、また、インターネットの普及も手伝って、「太陽柱」という、普段お目に掛かれないような不思議な現象も、ちゃんと、科学的な根拠が得られ、ありがたいことです。
でもこれが、太古の昔であれば、はやり、天変地異を疑いたくなるというか、神様が怒っているとか、あるいはその逆で、穀物の豊作を予感するというように、何かしら、‘それ’に意味を求めていたでしょう。
「知らない」ということは、「不安な気持ち」にさせるものです。
潮の満ち引きは、月の引力に関係していますが、潮の満ち引きと‘出産’との間に、関係性があるという統計が、あるとか、ないとか。
満潮のときに、出生率が高まる等という説を、聞いたことありませんか?
この銀河系で生まれた人類は、宇宙メンバーの一員として、自然の摂理の中で生きていているわけですから、宇宙からの影響を受けていても不思議ではありません。
つまりは、だから、何かしら「太陽柱」からの影響があっても、おかしくないかもしれない、というお話。
みちょるびん個人は、昨日の「太陽柱」の美しさに魅せられ、感動し、得した気分、そして幸せな気持ちになれました。
それは、間違いありません!
皆さんにも、幸せのお裾分けということで、今日は、「太陽柱」、サンピラーのお話でした。
以上、みちょるびんでした!