ファッション関係

オウムバッグ

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こんにちは、みちょるびんです。

【ある日の日記】

 今日は、午前の段階で、既に、目が重く感じられていた。
 このところ、目の調子が悪く、憂鬱な気分になることが多い。

 だから今日は、残業しないことに決め、久々に、足つぼマッサージに寄ったのだった。
 施術の時、目はもちろんのこと、体が全体的に張っていると言われた。
 改めて‘目’のことを指摘されると、やっぱり、がっかりする。

 帰りは、いつものコースで、お気に入りのカフェに寄って帰った。

 私はやっぱり、バッグとか、洒落たものが好きらしい。

 昨日、家の近所で立ち読みした雑誌に、金色のオウムバッグを見つけた。
 かわいいと思ったのだ。

 そしたら、さっき、ちょうど見ていたテレビドラマで、偶然、主役の女優が、そのバッグを持っていたのだ。
 ちょっと、嫉妬した。
 やっぱり、かわいいと思ったし、何かくやしかった。

 テレビで使われていて、それは、ある意味、そのバッグを採用したスタイリストと私が、同じセンス(!)とも言えるだろうし、そのバッグの存在を知った私自身も、元々は雑誌からの情報ということはあるのだが、何だか、先を越されたような、そんな気がしたのだ。

 値段はちゃんとチェックしたので覚えている。
 結構、本気で欲しいと思ったのだ。

【次の日の日記】

 今日は、朝から104の電話番号サービスに電話して、昨日テレビで見たオウムバッグを取り扱っているお店を探してみた。
 結局わからずじまいだったが、私は、これほどまでに、あのバッグにパッションを感じているのだ。

 やっぱり、これくらいの衝動が必要なのだ。
 「好き」ということは、こういうことではないか。
 このところ、あんまり、こういう衝動に駆られることがなかったし、忘れていたと言うか。
 やはり、逆に「迷う」ということは、「さほど気に入っていない」ということなのだろう。

 それに、欲しものは、他にもたくさんある。
 本だってそのうちの一つ。

 昨日は早速、割引の効く本屋に行って、例の「日本の文様」の本を注文してきたのだった。
 あの手の本は、案外、ばかにならない値段である。

 いずれにせよ、好きなものに囲まれて生活したい。
 好きなものを身に着けたい。

 それで、ちょっと、ハッピーな気分になれるのなら、簡単なことだ。

 昨日、また、洋服屋を覗いたのだ。
 以前、買い物した時に対応してくれた店員さんがいた。
 「いつもおしゃれですね」と褒められた。
 お世辞?
 本当にそう思っているのか!?
 多少なりとも、こだわりはあるけどね。

 もっとおしゃれになりたい。
 おしゃれに暮らしたい。
 そのためには、掃除もしなきゃ!!

 お昼ご飯を食べたら、とにかく眠くて、1時間の昼寝のつもりが、22時まで寝ていたのだ。
 信じられる?

【それから2日後の日記】

 今日も、目が重く、夕方になるとイライラした。
 仕事に集中できない。

 お昼休みに、例の気になっていたオウムバッグのお店を、ようやく探し出していたので、仕事帰りに行ってみようかとも思ったが、ぐずぐずしているうちに、時間切れ。
 結局、21時過ぎまで残業していた。

 何か、疲れていたし、つまらなかったので、帰りの電車の中で見るべく、ファッション誌を買った。
 雑誌では、おしゃれな、かわいいものがたくさん紹介されていて、心躍った。

 私は疲れていると、カラフルなものや、かわいい小物を見たくなる傾向にあるようだ。
 私が通うヘアサロンの近くにある、お気に入りの雑貨屋に行きたくなることも、多々ある。
 鬱々とした満たされない心を、これで満たそうと言うのか。
 いずれにせよ、私には、そういう小さい‘わくわく’は必要らしい。

【更に2日後の日記】

 今日は、オウムバッグのお店に行ってきた。
 少し遅くなったが、仕事帰りに行った。

 実際に店頭で、オウムバッグを手に取ってみて、正直、結構悩んだのだ。
 その素敵なバッグが、自分に似合っているのか、自信がなかったし。

 しかし、そのデザインの芸術性は高く、面白いものに変わりはなかった。
 オウムは、立体的に、革でその姿が再現されており、羽もまるで、魚のうろこのように、一枚一枚、微妙に色合いを変えて、丁寧に縫い付けられていた。

 自分でちゃんと、バッグを使うかどうかを考え、結局、買うことに決めた。
 手に持った時、やっぱり、かわいいと思ったからだ。
 テイストもさほど甘くないので、大人の女性が持っても、おかしくあるまい。
 たぶん。

  お店の人に、近くにおしゃれなカフェがないか、訊いてみた。
 妹は、今夜は留守だった。
 だから、この近辺で夜ごはんを食べて帰ろうと思ったのだ。
 勧められたカフェを見つけられず、結局、別の小さいお店に入った。

 一人で赤ワインを飲み、パテをつまんだ。
 時々、最近、気になっている「エニアグラム」の本に目を通しながら、優雅に、ナイフでパテを切り分けて食べた。
 ゴルゴンゾーラチーズのペンネに、最後は、チョコとバナナのタルトとコーヒーで締めた。

 ちょっと、贅沢なディナーになった。
 
 何か、すごく、気分が良かった。
 ゆとりのある時間。
 久々に、ゆったりと過ごす時間。

 うれしくなった。
 こういうのもいい。

 気分のいい夜だった。

                       以上、みちょるびんでした!

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