こんにちは、みちょるびんです。
8年前の日記:ローマ滞在2日目(後編)
ローマ中央駅周辺のお店巡り(「もたついちゃってごめんね! 番外編③」)を終えた後は、一旦ホテルに戻った。
トイレに行きたかったからだ☆
駅に近いホテルは、トイレに戻れるからやはり便利♪
さて、思いの外お店巡りに時間を食っていた。
今からレストランに出かけても、果たしてランチの時間に間に合うかどうか・・・?
‘思い出のレストラン’は少し諦めかけていたが、場所が「スペイン広場」からさほど遠くなさそうなので、地下鉄を駆使してチャレンジしてみることにした。
だがその前に、中央駅に立ち寄った。
‘チケットを騙された件’(「もたついちゃってごめんね! 番外編①」)を相談するためだ。
有人カウンターには整理券発券機があったので、順番を待つために整理券をとった。
私の前に既に20人以上の待ち人がいたので、改めて出直そうかとも思ったが、この待ちの間にとりあえず切符を買いに、地下鉄の駅に行った。
試行錯誤しながら何とか切符を購入した。
予め往復分を買っておくとよいとガイドブックにあったので、2枚買った。
再び中央駅の有人カウンターに戻ると、掲示板には「01」という数字がやたらと表示されていた。
01番のカウンターで、次の番の人を連続してコールしているということを示していた。
どういうことかというと・・・おそらく客は皆、順番を待ちきれずに去ってしまった。
そのため01番のカウンターでは、立て続けに次の番の人を呼ぶことになっていたのだった。
私の番がもうすぐだったので、少しだけ待ち、カウンターの前に進んだ。
しかし、良い回答は得られなかった。
「ポリスに行け。買い直せ」と。
がっかり・・・。
その後、空港までの列車のチケットを購入すべく、自動券売機に寄ったが、今日は何の問題もなくスムーズにチケットを買えた。
昨日は一体、何だったのか!?
拍子抜けしたくらい・・・。
お次は、地下鉄に乗って「スペイン広場」を目指した。
おそらく私は、イタリアで地下鉄を利用するのは今回が初。
ガイドブックには「スリ集団に囲まれてスリに遭う」とか、「安全を買うつもりで、夜は地下鉄は避けタクシーを利用しろ」などと、不安を煽るようなことが書かれていたので、緊張した。
車内はとても混雑していたが、それらしい人はいなかったので良かった。
「スペイン広場」を抜けたブランド通りは‘ヒトの波’で、一瞬ひるんだが急いで進んだ。
時刻は既に14:45。
レストランのランチは15時に終了するので焦っていた。
しかし今日も難なくレストランを見つけられ、入店に成功した♪
店内に見覚えがあるような気がした。
もう一軒の姉妹店もここから近いのだそう。
立地的に考えても、やっぱり、この店には来ている!
しかしもう一軒の店は、今はピッツェリア(ピザ専門店)になっているのだって。
17年前の時は、この両方の店を訪れているが、どっちが、どっちだったのかな・・・??(「もたついちゃってごめんね! 番外編②」)
とにかく私は食事を楽しんだ。
タラのカルパッチョと、きのこのフィットチーネ。
おいしかった。
締めはもちろんミルフィーユ!
しかし ‘思い出のミルフィーユ’とは違っていた。
あの時はもっとフルーツがふんだんに入っていたのだ。
そして、生地がサクサクだった・・・。
白い粉砂糖のデコレーションがとても美しかった。
シェフが変わったのか、あるいは、もう一方の(ピッツェリアになった)姉妹店の方だったのかな・・・??
今となっては幻のルフィーユとなってしまった。
とは言え、満足。
大満足のランチだった!
帰りは、時計店に寄った。
ものものしい雰囲気。
実は17年前にローマを訪れた際に、ここで腕時計を購入していた。
あれから毎日のように愛用していて、ベルトなども消耗が激しく、交換が必要だと思っていた。
それにオーバーホール(機械のメンテナンス)をした方がいいのではいかと考えていた。
カウンターで「時計の修理」と言ったら、奥の部屋に通され、品のいいおじいさんが現れた。
100ユーロ前後でケースを丸ごと交換できると言われ、オーバーホールの手間が省け一石二鳥!、と一瞬喜んだ。
しかしケースを交換するということは、毎日のように身に着けていた‘この時計’ではなくなってしまう・・・。
そう、おじいさんに伝えると「じゃぁ、このままで・・・」ということになった。
勢いに任せ、何の確認もせずに時計を預けてそのまま店を出てきてしまった。
私はローマに住んでいるわけではないので、時計は私の住んでいるところまで郵送してくれるんだよね!?
支払いは送金でOK??
外に出ると小雨が降っていた。
いつも持ち歩いているはずの折り畳み傘がバッグに入っておらず、ショック!
雨が止むように、空に向かって念を送った。
イタリアンブランドでセールが始まっていたので、仕事用にスカートを買った。
あのブランドで120ユーロなのだから、許容範囲だと思う。
ガイドブックが紹介するお店を探しながら「ポポロ広場」の方に移動。
そこのセレクトショップは面白かった。
迷った末、雑誌でも見て「かわいい♪」と思ったことのあった星の柄のバッグを買った。
250ユーロ近くしていて、高いと思い、一旦店を出かけたのだが、店先に飾ってあった同じデザインの小さい肩掛けバッグを見て、やっぱりかわいい!と、つい買いそうになった。
さっき見ていたバッグよりも値段が80ユーロくらい安かったので、一瞬手頃に感じられたのだ。
しかし、チェーンがゴツくて重いのとバッグにマチがなくて薄っぺらいので、実用的ではないと思い直した。
だったら、サイズが大きいバッグの方がいい・・・と考えた次第。
もう、やけくそ!
また、いつ‘都会’に出て来られるか・・・買い物ができるかわからないので、いいのだ!!
ミラノで買ったエレガント・コートの赤色にも近く、私はこの‘赤’が得意なのかも知れない。
愛用しているベルトの‘赤’にも近い色かもね。
「星」は私の好きなモチーフ柄でもあるので、ゲットできてうれしい♪
それにしても、同じ赤色でも‘エレガントな雰囲気のコート’に対して、‘カジュアルなこの星柄バッグ’とは、テイストが違いすぎ!
あまりにもチグハグ!!
だいぶ買い物して、荷物が増えていた。
外も暗くなった。
「スペイン広場」に引き返して、素直にそこからホテルに帰ることも考えたが、そのまま観光を続行することにした。
雨はもう止んでいたし、まだ人通りも多かったので、治安面も大丈夫と判断した。
「ポポロ広場」はなにやらすごかった。
いろんな彫刻が乱立していて圧巻だった。
足を伸ばしてみて良かった。
それに、帰りの地下鉄はますますギュウギュウ詰めで、「スペイン広場」からの乗車だと電車に乗れなかったかも知れなかった。
スリにも遭わず、無事にホテルに戻った。
そのあとは、ホテルのスパへ。
20時までと聞いていたので、19時前に滑り込んだ。
棚も何もないところで着替えをさせられ、そのままロッカーでも何でもないところに脱いだ服を放置させられた。
しかもそこにアベックがやって来て、男も同じ場所で着替え始めた・・・。
訊くと、男女共用スペースという。
私は20ユーロを支払って、プライベートエリアを1時間利用することにした。
見ず知らずの男の人と一緒に着替えるとは、さすがにびっくりした。
それからサウナとジャグジーを満喫。
ボンヤリとして、汗を流した。
ホテルの人がいいというので、バスローブ姿のまま部屋に戻った。
途中ですれ違った男性客に驚かれた。
やっぱり、そうですよねぇ!?
おおらかなイタリアらしい!
以上、みちょるびんでした!