こんにちは、みちょるびんです。
いやはや本当に、バタバタしながら、奇跡的に希望の空港直通列車「レオナルド・エクスプレス」に乗れたという感じでした。
その日は、バチカンの「サン・ピエトロ大聖堂」で過酷な「クーポラ」(ドーム)320段の階段を上り下りしていて、超絶疲れていたし、その後の中央駅でのドタバタ劇で、更に追い打ちをかけられた格好でした(「もたついちゃってごめんね! Part Ⅻ」)。
だから、空港の搭乗ゲートにようやく到着した頃には、義妹もみちょるびんも、かなりのお疲れモード。
空港を散策するというような元気などなく、ただただ椅子に座ってボーッとするばかり。
そんな風に、久しぶりに泊りがけで出かけた2泊3日のローマの旅が終了したのでした☆
なんという、この’もたつき’ようっ!!
最後の方は足が上がらなくなるほど階段がキツく、「クーポラ」から下りて来た時は、ヒザがガクガクしてまともに歩けないっていう感じ。
だから、翌日は相当な筋肉痛になるに違いないと恐れていたのですが、実のところピンピンしていました。
まさか(老化!?のため)、数日遅れてから症状が出てくるのか・・・!?とも思いましたが、これまたピンピン。
これぞ、‘真の奇跡’と言わずして、ナンと言おう!?(冗談です☆)
それにしてもローマの中央駅で、コンコースとホームとの間に仕切りができていて、昔のように自由に行き来できなくなっていたことには驚きました(「もたついちゃってごめんね! Part XIV」)。
何かで、その理由は‘防犯の一環’と書かれてあるのを見ました。
防犯ねぇ・・・。
久しぶりのローマは、何となく、昔に比べると治安が良くなり、駅の雰囲気が明るくなっていたような気がしました。
最も今回は一人旅ではなく、義妹と二人で行動していたということも、心理的に大きく影響していたのかも知れませんが。
一人じゃないっていう安心感が終始あったからね・・・。
でもみちょるびんは実際に、あのローマの中央駅において、怖い思いをしたことがあるのです!
あの仕切りが当時にも設置されていたのなら、確かにあの事件は起こり得なかったかも知れない・・・。
だけどあの仕切りの存在は、なんだか風情がなくなったなぁという残念な感じがしたのも事実。
と、ここで、せっかくなので、8年前に一人でローマを旅行した時の日記をご紹介したいと思います。
今回の義妹との旅行とは、だいぶ雰囲気が異なります。
ローマを訪問するその前に、ミラノとフィレンツェを巡り、ローマにはフィレンツェから電車でやってきていました。
8年前の日記:ローマ滞在1日目(前編)
11:35にローマ入りした。
その前のフィレンツェの時とは違って、今回はスムーズに予約していたホテルを見つけられた。
中央駅に近い場所。
目印がわかりやすかったので良かった。
明後日には帰国(当時既にみちょるびんは外国で暮らしていました)する予定にしていたので、すぐにホテルの受付で、帰りのフライトのチェックイン手続きをお願いした。
しかし、その場では受け付けてもらえず、改めて夜に来るようにと言われた。
仕方がない、また出直すことにしよう。
予約した部屋はシングルだったと思うが、アップグレードしてくれたのかダブルベッドだった。
快適そう。
ただ、部屋に机は配備されていなかった。
日記を書く際にはサイドテーブルを使うしかない・・・。
オペラ座が近いので、まずはバレエのチケットを買いに出かけた。
本当に近かった。
地図を見た感じでは、もう少し距離があるのかと思っていたのだが、オペラ座がこれだけ近いとなると、ローマの街も案外いろいろ歩いて回れるのかも知れないと思った。
バレエ鑑賞を今夜にするか明晩にするかを迷っていたわけだが、モニター画面に明日の座席の予約状況が出てこないと窓口で言われたので、早速今夜観ることにした。
60ユーロだった。
さて、宿泊ホテルには空港送迎のサービスがあると聞いていたが、その料金は50ユーロということだった。
確か、中央駅からなら、空港まで列車で17ユーロくらいだったように記憶していたので、列車を利用することにし、今度は中央駅にチケットを買いに行った。
コンコースに設置された自動券売機には、長い列ができているところとそうでないところがあり、私は列があまりできていないところに並んだ。
1回目は、メインコンピューターに繋がらないと言う表示が画面に現れたので、操作の途中で諦めた。
向かいの機械は作動している様子だったので、改めて列に並び直し、再度トライした。
私の前の人はチケットが買えていたのに、私の番になると、またしても機械の調子がおかしくなった。
いよいよ最終段階まで来たその時に、出発時刻を誤って入力していたことに気がついた。
あともう一歩というところだったのに!
イライラしながらキャンセルボタンを押したら、いつの間にか私の隣に女の人が立っていて、勝手にExit(操作終了)ボタンを押された。
「チケットを(簡単に)買えるところがあるわよ」と言って、誘導された。
連れて行かれたのはキオスクだった。
そこでチケットを渡された。
「14ユーロ」と言われた。
半信半疑で料金を支払った。
そしたら女が「乗り場は24番ホームよ」と私を24番乗り場まで連れて行き、近くにあった打刻機に買ったばかりのチケットを通した。
私は慌てて「乗車するのは今日じゃないんだけど!?」と伝えたが、「大丈夫!」という返事。
「もうこれでチェックインする必要はない」と。
そして最後に、一連のサービス料として10ユーロを請求された。
びっくりした。
初め1ユーロだけを渡したのだが、女は10ユーロだと言い張る。
親切な人だと思っていたが、すっかり騙されてしまっていた―――。
手渡されたそのチケットの利用できる出発時刻を問うと、女は急に、英語が通じなくなった。
仕方なく、女に10ユーロを渡し、さっきのキオスクに戻って列車の時刻を訊いた。
毎時05、35分の出発とのことだったが、私は気が動転していた。
混乱していて、店のおやじの話している言葉が頭に入ってこなかったので、紙に書いてもらった。
すごくショックだった。
そしてとても怖くなった。
時刻はまだ午後を迎えたばかり。
観光するにはまだタンマリと時間があったが、これからの時間は外を出歩かず、ずっとホテルに引きこもっていようか・・・とすら考えた。
とにかく一旦、ホテルに戻ることにした。
(つづく・・・)
以上、みちょるびんでした!